ラスボスが、まさかのデレw 第2話 やっぱり、タダでは終わらなかった。【わさび家のラスボス】
みなさん、こんにちは、わさびです。
今日も、お楽しみの時間がやってきました😊
前回の「ラスボスが、まさかのデレw」には、コメントでもいくつか反響をいただきました😊
「続きが気になる!」という声もあったので、今日はその続きをお届けします♪
ラスボスシリーズ、第2弾!
「ラスボスが、まさかのデレw2」です。
「ラスボスが、まさかのデレw」をご覧になっていない方はまずはそちらをどうぞ(o^―^o)👇👇
私はスポンジを握りしめたまま、警戒レベルを最大にした。
21年の経験が言っている。
「油断するな。」
義母が優しい日は、だいたい何かある。
そう。
これは、長年一緒に暮らしてきた私だけが持つ、危険察知能力である。
私は心の中で自衛隊のテーマソングを流しながら、お風呂掃除を続けた。
すると、30分ほどして……
「わさびちゃーん。」
きた。
あの優しい声である。
優しい声ほど、危険なのである。
私は恐る恐る振り返った。
「はーい。」
「終わったらさぁ。」
きたきたきた。
「ついでに、この棚の中の食器、全部いるもの、いらないものに分けてくれる?」
振り返ると、義母が指さしていたのは、お風呂場ではない。
台所の大きな食器棚だった。
しかも、ぎっしり。
小皿、大皿、長細い皿、カレー皿、何年前のものか分からない食器まで、ぎゅうぎゅうに詰まっている。
私は心の中で叫んだ。
「それは"ついで"じゃない!!」
「時間ある?」
と、にこやかに聞く義母。
ある。
今日はある。
でも、その「ある」と、この量は別問題である。
私は笑顔で、
「……やります。」
と言った。
もう断る気力も残っていなかった。
すると義母は満足そうにうなずき、
「ありがとう。」
と言って茶の間へ戻っていった。
……なるほど。
さっきのジュース。
前払いだったのか。
私は缶を見つめながら、静かにつぶやいた。
「一本160円で、この仕事を引き受けたのか……。」
人生で一番、高いジュースだった。
……ちなみに、その食器の仕分けは、結局その日だけでは終わらなかった。
義母の「ついで」は、
私の一日を軽く超えてくるのである。
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