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アイカツコピバンにバンドの夢を見る日(asakarapudding ライブ雑記)

先日11/23、大塚にて
アイカツシリーズ×プリティーシリーズの合同コピバンイベント
「DREAM COLLABORATION BAND FESTIVAL!(以下"ドリバン")」が開催され、
自分はasakarapudding(以下"朝プリ")メンバーとして
関東では初のライブハウス出演を果たしてきました。

正直本来のスタンスとして
「コピバンでの動きに関してnoteまで書いちゃう」こと自体に
やや懐疑的な方ではあるけど、今回はあまりにも楽しかったし
自己満で色々説明したいことがあるのでしばしお付き合いください。

既に朝プリメンバーの3人が記事を書いているので
こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

7月のライブも含めた雑記です。


asakarapuddingが出来たワケ


そもそも、このasakarapuddingというバンドで
アイカツコピバンをやることになった経緯から説明した方がいいかも。

遡ること去年10月末。アイカツ!セッションで普段からお世話になってる
Voのしづきさんから突然DMが来て
「来年7/6にアイカツバンドでドラム叩かない?」と依頼が。

聞いてみれば、アイカツ!の同人をやってらっしゃる方が
結婚記念でライブイベントをやるので
その演者として出演してほしいというものでした。

フライヤーが既にすっごいおしゃれ

時期的には上京して1ヶ月ってところで
M3-2023秋で1st EP出して過去一の燃え尽きを味わっていたし、

セットリストがパっと見で絶対人に譲りたくない選曲だったので
即答でOK。ちなみにそのセトリがこちら↓

今年の年始ごろからリハーサルや同期の仕込みを始めて
7月の本番は多幸感あふれる中無事終演。

その時の様子は朝プリもう1人のVoこと転寝こよりさんが
詳しく書き残してくれてるので読んでほしい。
上手くいえないけど本当にとんでもないイベントでした。


・・・ということがあった上での今回のドリバン出演。
本来はtanabataeveの一回きりで終わるはずだったバンドなんですね。

ただ、この7月に至るまでのリハーサルの段階で自分は
久々にバンドの楽しさというものを思い出しつつありました。

全員に実力があって演奏に一切の妥協がなかったことは勿論、
MC、出ハケの段取りといった
演奏以外のことも丁寧に話し合えたことがとても嬉しかった。

LUNA SEAに影響されて
「一本のライブの細部に渡るまで全員が納得いくまで詰めてこそバンドだ」
と頑なに思い続けて早10数年。
これを初めてバンド単位で実行できたのが朝プリだったんですね。

ともすれば、おのずとこれを一回きりの企画で終わらせまいと頭が働く。

善は急げでドリバンのバンド募集に滑り込んで
めでたく二回目のライブが決定するわけです。

tanabataeveの本番2週間前の出来事でした。


今回のライブセットに至るまで


tanabataeveが無事終演し、
朝プリはドリバンに向けて早速選曲会議へ。

今回は完全にバンドのみで全てを決めていくため、
演奏形態(同期の有無やアレンジの有無など)を
すり合わせるところから始まりました。

Voのしづきさんは既に別バンドで
ドリバンの出演が決まっていたため、
残る4人でどう魅せるかが課題。

そもそも全員演奏の引き出しが多い上に同期も作れるので
「何でもできるから逆に何も決まらない」ような
贅沢な悩みも少々。

最終的に4423さんがS4関連曲に絞ることを提案してくれたおかげで
ステージの方向が定まって、そこからはスルスルと決まっていきました。

そんな今回のセットリストがこちら。


S4のSってShimokitazawaのSやねん(違)


最終的にドリバンにおける朝プリは
・完全原曲準拠
・原曲を活かす形でのロックアレンジ
・原曲を再構築する形でのリアレンジ
これら全部をやり尽くして帰っていったわけですが、
後から考えてみれば、色んな試行錯誤がありました…


セットリスト解説


0. S4 overture

登場SE。最初は無難に「SHINING ROAD」を提案していましたが、
劇場版スターズのS4登場シーンになぞらえる形でこちらを採用。
ライブの尺に合わせて前半をカットしてます。

結果的に転換DJのノマチカさんが〆でSHINING ROADをかけてくれて
物凄く良い流れでライブを始められました。ナイスDJ。
笑顔のSuncatcher流れた時に緞帳の向こうで叫んでたのは俺です。怖っ。

というかこのノマチカさんのDJセトリがすっごい良かったので
シェアさせてほしい。ゴメンこんなん叫ぶわ。

あくまで出囃子なので原曲そのまま流すだけでいいのですが、
ド頭からステージに注意が向くようなギミックを入れたかったので
こよりさんに収録してもらったコーラスを原曲に組み込んだ上で
本番では主旋律をこよりさんに生で歌っていただく
という演出が生まれました。

緞帳上がったら既にボーカリストが歌い始めてるって
めちゃめちゃ格好良くないですか。


1. episode Solo

原曲を活かす形でのロックアレンジ枠 その1。
S4オンリーなら最初はやはりエピソロでしょう!ということで
スターズの代表曲からスタート。

セッションで使用した同期を活かしつつ、
比較的原曲に近い形でバンドに落とし込みました。

特に肝であるドロップの部分に関しては原曲を1小節単位で分析し、
「この小節はベースでスライドしよう」とか
「この小節のFXはギターで再現しよう」といった感じで
ウマい具合に役割分担して、全員での再現を試みてます。

ひだりさんのベースの音作りがゴリゴリしていて強めなので、
同期に仕込んでいるサブベースと合わせて
中々気持ちの良い圧が出ていたのではないかと思います。

ドラムに関してはサンプリングパッドを活用して
シンセスネアやシンセタムを鳴らし、生ドラムの圧を補強している他
エフェクト系機材(Turbo Crasher、Snare Plate)で刻むことで
エレクトロサウンドの質感に近づけてみました。

他にも、冒頭でイントロクイズ仕掛けたかったので
余計な音で邪魔しないようにスティックを指揮棒(二階堂ゆず要素)に
見立てて動きでカウントする形をとるなど、
とにかくこの1曲で完璧にフロアをロックできるように
出来る工夫はすべてやった感じですね。

なお、このイントロで最大限のリアクションを引き出すために
セトリの「匂わせ禁止」をバンド内で約束し
S4オンリーの選曲であること自体を徹底的に隠して当日を迎えてます。


気持ち良すぎる。

なお、サビ前のフィルの元ネタは
凛として時雨の「a 7days wonder」から引用してます。(2:17〜)

2.ネバギバ☆

原曲を活かす形でのロックアレンジ枠 その2。

原曲が打ち込みでバンドを再現しているタイプのポップロックなので、
フレーズをそのままなぞると手数的に物足りなくなってしまう懸念が。
これを解決するため、早々にロックバンドらしいアレンジに変更しました。

その関係で、既存曲からのフレーズの引用が2箇所あります。
1つはこちら。

間奏のドラムに重めの印象をプラスしたかったため、
Janne Da Arcの「ヴァンパイア」を引用しています。
原曲冒頭↓

また、一方でこの曲全体には疾走感を出したかったため
Bメロやサビはドラムンベースのような刻み方を採用しています。
具体的にはCagayake! GIRLSのBメロ↓

この曲はこよりさんがギターを弾いてくれたのもあって
朝プリが持つ生音の圧やグルーヴ感をしっかり出せたので、
今回のセトリの中でも特にバンドの良さが活きてると思います。
唯一同期も入れてないから尚更そう思う。


3. 未来トランジット

完全原曲準拠枠 その1。

リハーサルが始まって早い段階で一部の楽曲をアレンジすることが
決まったため、その対比としてこの曲などは徹底的に
「できるだけ音源そのままの音を鳴らす」に振りました。
そのため同期は私Kon-Ga-Boyが新規制作。
あと、なんといっても4423さんのギターソロが素敵。。。

原曲の再現性に全振りしつつも
コピバンライブとしてギョっとする部分は作りたいため、
タンバリンだけサンプリングパッドに仕込んで人力で鳴らしています。


4. Dancing Days (asakarapudding machinegun Remix)

原曲を再構築する形でのリアレンジ枠にして
今回最も悪ふざけが乗った曲。

・特殊イントロ兼ドラムソロ
・全編ブレイクビーツを土台にしたドラムフレーズに一新
・サビでの4423さんのマシンガンカッティング
・間奏まるまる使ったひだりさんのベースソロ とやりたい放題。

元はといえば、生バンドへの落とし込みを考える上で
「原曲のリズムをそのままなぞるより最適解があるのでは?」
と思い立ってBPMを10上げ、
THE MAD CAPSULE MARKETSの「| ̄|_ (PULSE)」っぽいドラムパターンを
音源に合わせてメンバーに投げてみたら反応が良かった
ってところから始まりました。

その後スタジオリハで改良が続き、

まずはこよりさんがギターを弾くことで生まれた
「ツインギターで全編同じフレーズをやるのも味気ない」
という問題を解決するために
4423さんがサビをカッティングマシマシにアレンジ。

そして、たまたまThe QUEEN of PURPLEの「Purple Raze」を聴いて
ベースソロを入れたくなったひだりさんの意図を汲み
間奏を丸々ソロ仕様に引き算。

ひだりさんがね、カッチョ良すぎる。


さらに、前曲「未来トランジット」からの緩急を自然にするため
特殊イントロを導入した結果、ステージが手持ち無沙汰になったので
ドラムソロを追加。

ドラムソロのフレーズは全編LUNA SEAの楽曲をモチーフとしており、
1〜4小節は「Be Awake」
5〜8小節は「1999」(Awake…parasite…blood…the end…)
9〜16小節は「MILLENNIUM」
17〜20小節は「Metamorphosis」 から
21〜24小節は「FATE」から
それぞれ拝借しています。

色んな暴走が重なったアレンジですが、
最終的にまとまり良く着地したので
個人的に今回episode S4と並んでお気に入りのテイクです。


5. 1, 2, Sing for You!

完全原曲準拠枠 その2。
この曲に関しては細かく言うとS4というより
桜庭ローラさんの曲な印象が強いですが、
10thのアルバムでツバサ先輩とローラのデュエット版が制作されたので
S4の曲としての判定はギリギリセーフなのですぅ。

こよりさんがギターを持ったことなどもあり、
対バンしたセッション仲間から
「桜庭ローラがS4になった世界線の演奏」という
新しい解釈を聞いて個人的にテンション上がりました。
音から二次創作が生まれるってアツいよね…

同期は4423さんが以前に作成していたものに
こよりさんがコーラスを加える形でエディット。
実はネバギバ☆以外の全曲の同期に
コーラスが入っています。過労すぎる〜〜



6. スタートライン!

原曲を活かす形でのロックアレンジ枠 その3。
同期は4423さんが元々作っていた原曲準拠のものを使いましたが、
楽器3人は所々現実のバンドへのリスペクトを表現しています。

ドラムも基本的には原曲をほぼそのまま生ドラムに変換しましたが、
Dメロ直後の間奏で1小節だけストレイテナーの「REMINDER」を
引用しています。

スタートライン!については割とリハ後半までフレーズに迷ってましたが、
まんまロックバンドのセオリーでリアレンジするのは
流石にやりすぎに思えたので↑の引用に留めてます。

アーカイブ見てもらえると分かるんですが、
4423さんのギターアレンジが全体通して
めっちゃ下北沢系バンドのそれで・・・

控えめに言ってもツボすぎるので
リハで合わせるのが楽しい曲でした。
間奏のギターソロも非常にエモーショナルですよね。

また、原曲らしさもしっかり補強するために
サンプリングパッドでクラップを鳴らしています。


なお、この曲の終わりにこよりさんが
「ありがとうございました!asakarapuddingでした!!」と
締めの挨拶をしているのも実は完全台本。

今回のセット最大の肝と言っても過言ではないラストの曲を
最高に魅せるための前振りだったわけですね。


7. episode S4

原曲を活かす形でのロックアレンジ枠 その4 にして
個人的には今回の朝プリ最大の肝と思ってる曲。

この曲もイントロに入る時の空気感を整えるため、
「スタートライン!」終わりから4423さんがギターを鳴らし続けたのを
自分がオープンハット一発で止めてシンセが流れ始める
という段取りにしました。

ギリギリまで「スタートライン!」でライブが終わると
思わせてから「episode S4」に突入するという
エモ演出への執着がそこにはあったわけです。
(計らずも照明さんまで空気を読んでくださりました)

アレンジ面では、原曲がバリバリのエレクトロ系なため
最初は全員が苦しんでいました。が、
ある日のスタジオで4423さんがラスサビに
シューゲイザー的アレンジを施したことで一転。

ぜぇはぁ言いながら打ち込んだ同期はしっかり鳴らしつつ、
空間的でエモーショナルなバンドサウンドを重ねるアレンジが
あまりに良くハマってくれました。

同期の面でも言いたいことはいくつかあって、
2Aの「さしこむ」の部分で原曲のエフェクトボーカルを
再現するためにあえて口パクにしてみるなど工夫が入ってます。

あと、ここぞとばかりに
1サビ直後やラスサビ前のサブベースで
思いっきり超低域を仕込んでまして、

電音部でいうと「Hyper Bass」を
現場で流した時みたいな
ズシンと来る揺れ感を再現しようとしたのですが
実際フロアはどんな感じだったんだろう。


また、ドラムに関しては、エフェクトシンバルを駆使しながら
原曲のエレクトロ感を人力再現しつつ、
toeの「グッドバイ」などを参考にしながら
マスロック風のアプローチも取り入れてます。


この曲についてはリハの段階から
1回通すだけで全員が入魂してしまい、
後の練習に疲れが出てしまうほど入れ込んでました。

本番でもその入魂っぷりが演奏に表れていたと思います。

曲が終わって、ギターからノイズが流れ続ける中
全員がステージから去るという演出が決まって
客席からの「やってんな〜!ww」「やっちまいすぎだよこれは!!」の
声が聞こえてきた時、本当に、心から、気持ち良かったです。


といった感じで、色々企みながら全7曲を走り切った朝プリ。

後付けではありますが、今回のアレンジやリハ、演出を通して
アイカツスターズ!のメインテーマの一つである
「セルフプロデュース」を無意識に完うしていた40分だったと思います。

そして、4423さんによるepisode S4のアレンジから始まった
魔改造やサンプリングの数々は
演者4人それぞれがこれまでに影響を受けてきた
バンドやミュージシャンあってのもの。

これはある意味「SHINING LINE*の体現」だったとも捉えています。

普段簡単にライブを決められるバンドではないし、
tanabataeveの延長戦みたいな側面もあったからか
そのような大それたことを言えてしまうくらい
過去一に気合の入ったコピバンになっていました。

学生の頃からこだわりを持ちながら
中々発揮する機会のなかった「演出」の部分でも
しっかり結果を出せた感触を持ってます。

実際に対バンした仲間や来てくれたお客さん達から
「また観たい!」「大塚にS4が居た」
「コピバンじゃなくて"ライブ"だった」など
熱量のある感想を沢山いただけたので、
幸いにもこれを書いている段階で燃え尽きは来ていません。

現状朝プリとしての予定がまったく白紙でとても寂しいですが、
たった2回ライブやって終わりは勿体無すぎるので
またこのメンバーで色んな楽しいことを企画できたらと思っています。

アウトロが終わると、イントロが流れてくるんだよなあ。


調子こいてアー写っぽいものを撮る朝プリのみなさん