純ドメでも半年で海外MBA合格① 半年のMBA受験、なぜIELTSとGMATを選んだか?
※超上位校を狙う方には参考になりません。純ドメで短期決着や省エネでそこそこ(アジア上位校、欧米中堅校)の結果を望む人向けになります。
”本年度の海外社費留学候補生となりました”
ある年の6月末日。
某社の財務部門にいた私は副部長と課長にデスクに呼ばれた。
なお、二人とも会社の社費で米国MBAホルダー。
副「今年から社費留学復活した件だけど、財務代表で申請してくれない?各部から最低一人は選考に参加させろと役員に話が出ている。英語や業績評価要件を満たせそうなのがK(私)しかいない。今日期限だから、仕事そっちのけでいいから自己推薦文書いて出して、プレゼンの準備してね。」
K「いや、夏に候補生決定で冬には受験ですよね。忙しすぎて英語1年以上勉強できてないですし、下手に通っても責任取れないですよ。」
副「常務(財務管掌役員)命令だから、拒否権なしだよ~ん。まあ、復活後の初回だから帰国子女とか優先するんじゃない?」
ということで、6月末にエッセイを提出。7月の人事異動で、当時の副部長と課長は出向となり、寂しく感じつつも7月中旬の経営課題と提案のプレゼンを一応程度にこなした。
そして、7月25日。人事担当から1本のメール。
「おめでとうございます。Kさんが、本年度の海外社費留学候補生に選ばれました。」
え!?いや、責任取れないんですけど~!
前副部長「失敗したらキャリア終了だよ」、前課長「一年後はアメリカで遊べるぞ!」
本気で血の気が引いている自分にもっと恐ろしい事実が明らかになる。
以前の社費留学は、学校の縛りなし、大学院の縛りもなかったのだが。
「受験校はFinancial TimesのGrobal MBA TOP30もしくは、上海交通大学の大学ランキングTOP20からの受験になります。」
「なお、自身の所属部門に関連した専門大学院への進学となりますため、Kさんは経営大学院を目指していただきます。」
大学のリストを見る⇒世界のトップ校ばかり。
MBA⇒ほかの大学院より英語の要件高い。
急いで、各学校の試験内容を確認し、MBA予備校に見学を申し込んだ(もう8月突入)が、各校から言われたのは
担当者「かなり無理があります。会社がMBAに無理解なので、期間延長などを交渉すべきです。」
ということで、私が最初に行ったのは、社内交渉であった。
・事前通知なく以前よりハードルが上がり、期間も半年というのは一般的ではない。
・財務向けには「常務に迷惑が掛かりますよ。人事への交渉を手伝ってください。」
・人事向けには「過去の留学制度を見返して、要件を再定義してください。」と交渉
私の新課長「お前が応募したんだから、お前がケツを拭け。会社のルールはルール。」
↑このコメントは今でも覚えていて、この人の底を知ってしまった気がする。会社のルールは、絶対法規じゃない。ルールを作ったのは我々であり、変えられないはずはない!ということで部門からの後方支援なし!
人事「役員、上司へのヒアリングで半年で行ける人材と聞いています。各役員の合議の上ですので、私たちにはどうしようもありません。」
ということで腹を括り、
・リスト上で、できれば自分が生活したい地域で
・指定の学校のMBAに滑り込むにはどうするか?
を考え始めた。
典型的な無計画・無責任な超巨大JTCの犠牲者になったわけではあるが、貴重な機会でもあるので、やるべきことを最小限に絞りこむことにした。

最短距離で滑り込め
前置きが長くなりすぎましたが、本題に。
8月の時点で秋のラウンドには到底間に合わない、かと言って春のラウンドまで引っ張るのは危険と考えて、半年後の1月から2月の冬のラウンドに照準を定めた。
まず、MBAは大きく3つの課題がありまして。
①英語 TOEFL or IELTS
②基礎学力試験 GMAT or GRE (英語、数学、分析力)
③エッセイ&面接
※具体的な試験の説明は割愛します。
本音は上位校でブイブイ言わせたいが、そんな余裕はない。
アジアの上位校、欧米のリストのギリギリ校であれば以下で基準を満たせることが分かった。
①英語の最低要件はTOEFL100、IELTS7.0
②GMAT 620(旧GMAT) or GRE 310程度
※GMATは科目が減り、当時とは判断基準が変わっています。
ここで、私が優先すべきは、この最低ラインに到達するにはそれぞれの要件でどちらのテストを選ぶべきか。
ここで各試験を解いて相性を図ることに。(もう8月中旬)
TOEFL100 or IELTS7.0(6.75)
TOEFLもIELTSも一定の癖があり、生易しいものではありませんし、
リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングをすべて要求される試験です。
戦術は、得意のReadingで先行逃げ切り、Listeningそこそこ、Writing&Speakingはダメージを最小限にすること。そして2か月以内に合格基準を超えること。
自分が重視したのは、英語力の向上と試験テクニックの掛け算ができるか?
英語ができる≠試験ができるではないというのが私の持論です。
TOEICでもそうですが、英語力に加えて、試験傾向が分かると実力以上の成績を得ることができます(今度書きます)。
そして苦手分野は何か。どちらの形式でより苦手な傾向が出るか。

正直、TOEFLを選ぶ理由が自分には無かったです。
・Listening: 米語のほうが得意、IELTSはスペルミスのリスクがある、でもIELTSは設問を先読みできる。TOEFLはリスニング中に話が抜ける。
・Reading: TOEFLのほうが少しアカデミック、IELTSはより日本の現代文的な形で精読が必要。ただし、癖はないので、ある程度効率的に対策可能。(IELTSの解法で解説予定)
・Writing: リスニング要素で不安化するTOEFLよりは、IELTSのほうが癖はない。また、タイピングしている間に内容が抜けるのでTOEFLは合わない。
・Speaking: いろいろな制約のあるTOEFLよりは、試験管ガチャと質問ガチャを考慮しても一定の回答は返せるIELTSのほうが合う。
そして、試験形式、時間、さらにスコア0.75で繰り上げになるIELTSのほうが要求基準へのハードルが下がることになります。
はい、IELTSでイク!
GMAT or GRE
今は、GMATの試験形式が変更されており、VervalのSCやAWAの作文が無くなったため、GMATを選択する方が多いでしょうが、当時はGMATからGRE転向者がかなり多くいました。
一方で、私が試験にかけられる時間は、英語試験後の実質1か月しかありませんでした。また8月時点で東京の試験会場が埋まっており、11月の名古屋で受験がやっと予約できた状況で、実質ワンパンで決めるいきなり崖っぷち状態でした。よって、苦手分野は何か。どちらの形式でより苦手な傾向が出るか?で決めました。
GMATもGREのMathはそれほど変わらないと感じたことから、差の出やすいVervalにおいてGREの語彙数がIELTSの延長戦上ではなく、時間的に難しいと感じたこと、世間での学習教材の多さからGMATに絞ることにしました。
最後に
超長文になってしまいましたが、満点を求められているのか、最低点を取ればいいのかは常に意識すべき問題です。敵を知ることとどこまでが勝ちなのかを常に考えることが大事だと思います。
次回は、ILETSを激務でも2か月で終わらせた短期間攻略法について記載します。
↓続き
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