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メガネ屋で、東南アジアとの物価の差が気になった

日本と東南アジアの物価の違いって今はどうなんだろう。経済を語るようなアカウントではないのだけれど、そこに気になることがあった。


働いているメガネ屋にはたまに外国人のお客さんがやってくる。そのほとんどがフィリピンやベトナムやインドネシア、それとたまにブラジル。近くに大きな工場があって、ほとんどの人はそこで働いているらしい。

その日もやってきたのはフィリピン人の女性。日本に来たのは6年前で、日本語もある程度は話せるけれど、たまにわからない単語もある。かといって僕はフィリピノ語やタガログ語は話せない。
そんなときに便利なのが英語なのだけれど、僕の英語力はその方の半分にも満たなかった。

フィリピンの方は、気さくな性格の方ばかりな気がする。
だいたい笑顔のままお店にやってきて、日本語と英語を半々で使いながら、まるで毎日が楽しそうな印象を僕はいつも受ける。
フィリピンの方に聞くと、そういう国民性らしい。人と話すのが好きで、その日を楽しんで生きてる人が多いそうだ。
そんな気さくさに僕も乗っかりたいのだけれど、僕の英語力が追いつかなくてところどころで会話が止まってしまった。


ただこれは、そんな日本の英語教育や僕自身の英語レベルなんかの話ではない。
それよりも驚いたのはメガネの値段に対する彼女のリアクションだ。

「コノ値段!?安イネ!ナンデ?フィリピン、モットタカイヨ」
僕は東南アジアの方々からすると日本でのメガネの値段、いやメガネに限らず食料品や家電やその他なんでも、全ての値段が母国フィリピンよりも高く見えるのではと思っていた。
日本と東南アジアとの物価の差は未だにそれなりにはあるだろうと。
だからまさか「安イネ!」という言葉が彼女の口から出るとは思っていなかったのである。

確かに思い返してみると、ここ最近でもお店にやってきた他の東南アジアの方々が選ぶメガネは、お店の中でも平均以上の値段であることが多い。
いいと思ったものは値段を気にせず即決して買っていくし、ブランドネームで選んでいくこともある。

むしろそれよりも、日本人の方が値段を気にしながら選んでいる人が多い。
もちろんそれは個人の価値観や負担やその他諸々のバランスもあるだろうから、必ずしも日本人が貧しいだなんて話には直結はしない。
そう言われても「じゃあどうしたらいいんですか」という話だし。

フィリピン一つで東南アジア全体をまるっと纏めて語ってしまうのも筋が違うような気もするのだけれど、「あっちは安い」という感覚はもう捨て去っていいのかもしれない。


ただその日は僕はそのフィリピン人の女性と気さくに話しながら楽しく接客させてもらい、
その方は仕事用とプライベート用にメガネを2本購入して帰られた。プライベート用は調光レンズにして。

「ultra violet lightは?protect?」
と聞かれたけれど僕はその発音を聞き取れなくて、紫外線カットのことだと理解するまでに時間がかかってしまった。
リスニングもまだまだ勉強が足らないらしい。


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コリ|メガネ屋エッセイスト 路上にチップもらう用のシルクハットを置いてパントマイムするの、実はやってみたかったんです

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