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​【生き方】【金融】選択肢が多くても幸せとは限らない理由


みなさんこんにちは。発信者です。


今回は「自分が選択肢の中から選ぶこと」についてのお話です。



「メニューどうぞ」

🍛カレー。一番好き。

🧆ハンバーグ。そそられる。

🍕ピザ。久しぶりにいいなあ。

散々迷った末に、ピザを選ぶ。


ピザを食べていると、隣の席にカレーが来た。めちゃくちゃいい匂いがする。



「やっぱあっちにしとけばよかったな〜」



われわれは毎日「選択」をする。

毎時毎分毎秒、細かな「選択」の連続。



起きてから眠りにつくまで、


朝ごはんは何を食べるのか、

服は何を着るのか、

どの道で仕事へ行くのか、

何分の電車にのるのか、

等々、、、



無数の「選択」を繰り返して生きています。


さて一般的に、

「人生の選択肢は多い方がいい」

と言われています。



特に、

「将来いろんな仕事の選択肢を増やすために勉強はしっかりしておきましょう」

という言葉はよく聞きます。



本当に一概にそう言えるのでしょうか?


1. 選択肢が多いほど「満足度」が下がる?

選択のパラドックス


「これだけ多かったら選べないよ」


金融商品の相談現場において、多くの顧客が最後の一歩(金融商品の購入)を踏み出せません。



これは、単に知識が不足しているとか、
損するのがイヤだから、

だけではありません。



心理学者バリー・シュワルツが提唱した
「選択のパラドックス」という罠が、
決断を阻んでいるのです。


シュワルツは「選択肢の増大は、自由ではなく無気力をもたらす」と警告しています。


❌️​カレーという「機会費用」

幾百の中から選んだ、たった1つの商品。でも「やっぱりカレーも食べたかったな」(食べるチャンスを失った)と、どうしても少しは思ってしまう

❌️「得をしても」後悔

・まずかった時:「カレーにしておけば、こんなことには……」​

・美味しかった時:「カレーの方が、もっと美味しかったかも……」



​どちらに転んでも、

選ばなかった「IF(もしも)」の世界と比較

してしまい、自責の念が募る。



これが、「選択のパラドックス」です。


「もっと良いものがあったはず」という考えが、納得して選んだはずの「選択」の満足度を奪ってしまうのです。


​2. 「これしかない」という道

選択肢が限られていることのメリットもある


生きていく選択肢を自由に選べる人がいる一方で、世の中には、選択を迷いようのない環境に身を置いている人もいます。



例えば、代々続く家業がある人。
 

​家業がある人でも、今はそこまで縛られることはないかもしれませんが、昔は、幼い頃から「この道を継ぐ」という、いわば「選択肢はこれしかない」という宿命を背負っている人はたくさんいました。


選択肢がたくさんある方がよい、という考え方からすると、
「選択肢が他にない」という、
一見、不自由な境遇に見えるかもしれません。


しかし彼らは、
「あっちの仕事の方が良かったかも」
と迷うヒマもなく、家業を継ぐ。


そしてエネルギーをすべて、
「今の仕事をいかに極めるか」
という一点に集中させる。


​シュワルツは、常に最高を求める「最大化人間」よりも、自分なりの基準で「これで十分」と納得できる「満足者(サティスファイザー)」の方が幸福度が高いと述べています。



「これしかない」とある意味「達観」している人は、迷いというノイズを排除し、目の前の仕事に魂を込めることができます。


「ラーメンだけしかないけど美味しい!」


3. 「体系的廃棄」

「限られた選択肢」の提示


金融商品の現場では、100の選択肢を羅列するのではなく、顧客にヒアリングし、その状況に合わせて絞った提案を行います。


ある意味、
「あなたの正解はこの中にあります」
と、他の選択肢を体系的に廃棄する


​「これを選んでおけばよい」という限定的な状況を提示することで、顧客に決断の勇気と、その後の「あっちを向かない」という平穏を提供するのです。


​【選択肢はほどほどに】


すべての可能性を網羅した上で
「最高の一点」を探すのは不可能です。


それよりも、自らの「選択」を納得して、
できるだけ自分の力で正解にしていく姿勢の方が重要です。


スマホを開けば、選択肢と情報が無限に流れてくる。


だからこそ、私たちは自ら選んだ道を「信じる」ことが大切なのです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも共感いただけましたら「スキ」や「フォロー」よろしくお願いします!


​参考文献

  • ​バリー・シュワルツ『購買選択の心理学』(ダイレクト出版、2014年)

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