見出し画像

【留学】日焼け止めをひっくり返した朝、私の『脳』は悲鳴を上げていた


プロローグ:後悔は、いつも「楽な方」からやってくる

「やはり、手で書かないとダメだ」

そう心の中で呟いた時には、もう遅かった。
私は自分の甘さが招いた、なんとも言えない「悔しさ」の渦中にいた。

大学のデザインの授業で、ストーリーを説明するためのストーリーボード(漫画のようなもの)を頼まれた時のことだ。
私は、AIを使ってイメージ画像を作成し、グループのメンバーに共有した。「こんな感じのイメージなんだけど、どうかな?」と。返ってきたのは、「オッケー、いいと思う」という快い返事だった。

けれど、私の心は少しも晴れなかった。 

本当は、自分の手で書き直すべきだと思っていたし、そうすべきだと分かっていた。AIが出した「それっぽいもの」は、私がつくるものよりもまとまっていて、物語を面白く表現しているように見えた。

でも、温度感がどこか違っていた。

「もしかしたら、もうそのままでいいんじゃないか」 
「みんなも良いって言ってるし、これで完成でいいか」


そんな誘惑に負けてしまった。

何となくこのままではよくないとわかっていながら、
チームに確認することを怠り、

チームからのOK!という反応を自分に都合がいいように解釈して、
楽な方へと逃げてしまった。

授業内では他のメンバーが手厚くサポートしてくれたおかげで、
グループとしてストーリーの発表は滞りなく終わった。

なんなら、構図がいいね!!と褒められた。

けれど、自分の内側にある「怠った自分」と、
周囲に迷惑をかけたという事実は、
鋭い棘のように心に刺さり抜けない。

もし次のチャンスがなかったら、
私はこのミスを一生挽回できない。

「任せられたことを、ちゃんとやり遂げられる人間になりたい」 

その当たり前の願望が、今の私にはとても遠く、重たいものに感じられた。

自己肯定感のバグ:私はなぜ、自分を信じられないのか

私は自分のことが、基本的には好きだ。
困った状況でも何とかできる適応能力はあると思っているし、
それなりに自分を肯定して生きている。

けれど、特定の「作業」や「成果物」に対しては、
驚くほど自分を信じることができない。

特に、自分の「意思の力」を信じていないのだ。
人間としての意思の力なんて、上手に働かないのが当たり前だと思っている。

だからこそ、自分の行動をどうにかして制御したいと願いながらも、
そうすることができていない。

自信に満ち溢れている時と、
今の私のように自分を疑っている時の差は、どこにあるのだろう。
毎日の行動の重ねのかもしれない。

いつ自分を信頼できるのだろう。
すぐさぼってしまう人間を。

社会的エネルギーの「門限」と、1人で食堂へ向かう理由

すぐさぼってしまう自分。
その悩みを抱えたまま、私は1人で食堂に向かう。

歩いていると、見覚えのある顔が視界に入る。
「あ、知ってる人だな」と思っても、私は気づかないふりをしてしまう。
相手が気づいて話しかけてくれても、
「あ、こんにちは」という短い挨拶で終わらせてしまう。

本当は、「何を食べてるの?」とか「隣に座ってもいい?」とか、
そんな何気ない一言を添えられたらいいのに。
それができない。

なぜ私は、いつも1人で移動しているのか。
先日タイで開催された「バンコク・デザインウィーク」に行った時もそうだった。

有名な名所や展示会場を回る時、誰かを誘うという選択肢は最初から私の頭にはなかった。私にとって人を誘うということには、3つ壁がある。

・予定を合わせるという壁
・相手に合わせてイベントを巡るという壁
・誘うのが直前になってしまうという壁

1人で向き合うべき時間だったのだ。

私は、常に社交的な人間ではない。
いつも友達とワイワイ行動している人を見ると、羨ましくなる。
「オッケー!」と元気に返事をして、軽やかに関係を築いていく人。

マネしたいが、なかなか難しい…

日焼け止めがひっくり返った朝、私は脳の悲鳴を聴いた

そんな「エネルギー切れ」の状態は、日常の思わぬところで牙を剥く。

今日の朝、私はどうしても起き上がれなかった。走ろうと決めていたのに、体が鉛のように重い。結局、9時半まで寝てしまい、慌てて準備を始めた。 落としてボロボロになった水筒を見ながら、

「これ、洗わなきゃな」

とぼんやり思う。中には汚れが見えて、掃除だけで貴重な時間を奪われた。

追い打ちをかけるように、日焼け止めの入れ物をひっくり返した。 床に広がる白い液体。量は少ないけれど、容器の周りや床の掃除に追われる。

「ふぅ~」

独り言が漏れる。元気なんて微塵も出ない。

おわりに:グリーンミルクティーと、ハガキの知恵

ストーリーテリングに失敗した今日の私は、また一つ、自分という人間を理解した。 意思の力は弱い。逃げ癖もある。いろんな人と深く仲良くなるのは得意ではない。基本的に人見知り。

タイの街角で、私は「ゲンキャオ(グリーンミルクティー)」の頼み方を覚えた。 そんな、言葉にすれば指の間から零れ落ちてしまうような小さな収穫が、今の私を繋ぎ止めている。

ここまで読んでくださりありがとうございます!!
少しでも、電車旅について考える機会になれば、

ハート・フォローよろしくお願いします!

instagramで、日々の活動を発信してます。
ランニング、noteに関することも上げてます!
よければ訪ねてくれると嬉しいです!!

寄稿、執筆依頼など連絡はFacebook からお願いします!
こいつ面白いと思ってもらえたら気軽に連絡してくださるとうれしいです!

良ければ、ほかの記事も!!


いいなと思ったら応援しよう!

むらくん|言葉のお布団の配達員 記事を読んでいただきありがとうございます! 人間は飯を食って寝れば偉いと思います、自分へのご褒美においしいスイーツでも食べてください。それでも私の記事を覚えていたら、応援してくれると嬉しいです!絶対に、自分へのご褒美を先にしてください!!