【見える化②】頭の中の想像力と情報を見抜く目ヂカラ!〜目で見て学ぶ力の育て方
前回は、「目で見てわかる」工夫(視覚化)が、お子さんの「わかった!」を引き出す大きな力になる、というお話をしました。絵本やブロック、図やグラフなど、身近なものが学びのツールになるんですね!
さて、今回は、もう一歩踏み込んで、
頭の中に「絵」を描く力 ってどうやって育つの?
たくさんの情報の中から大事なことを見抜く「目ヂカラ」 ってどうやったらつくの?
遊びの中に隠れているお子さんの個性や才能のヒント
について、世界中の研究からわかってきたことを、分かりやすくお伝えしていきますね!
「うちの子、想像力豊かかも?」「この情報、本当かな?って考える力、つけさせたいな」
そんな風に思っているパパさん、ママさん、必見です✨
頭の中に「絵」を描く力 🎨 〜想像力の翼を広げよう (メンタルイメージ)〜
「メンタルイメージ」…なんだか難しそうですが、これは「頭の中で、物や場面を思い浮かべる力」のことです。
どんな力?
「ゾウさん」と聞いたら、大きな耳と長い鼻のゾウを頭に思い浮かべられますよね?🐘 これがメンタルイメージです。
絵本を読んでもらっている時に、お話の場面を頭の中で映像のように想像する力も、この力のおかげです。
なぜ大切なの?
たくさんの研究で、この「頭の中に絵を描く力」が、小学校に上がる前の色々な準備(言葉の理解、数の感覚、論理的に考える力など)にとても役立つことがわかっています。
特に、頭の中で図形をクルクル回転させたり、組み合わせたりする力(空間的視覚化)が高いお子さんは、算数が得意になる傾向があるという研究結果もあるんですよ。パズルやブロック遊びが得意なお子さんは、この力が伸びているのかもしれませんね!
どうやって育む?
特別な訓練は必要ありません。毎日の遊びの中で、ちょっとした工夫で育んでいけますよ。お話の続きを想像してみる
絵本を読んだ後、「この後、どうなったと思う?」と一緒に想像してみましょう。「もしも」の話をする
「もしも空が飛べたら、どこに行きたい?」など、想像力をくすぐる質問をしてみましょう。音から想像する
目を閉じて、「この音、何かな?」とクイズを出すのも面白いですよ。ブロックや粘土で自由に表現
頭の中にあるイメージを、手を使って形にする経験はとても大切です。
情報にダマされない! 🧐 〜「見る力」を鍛えよう (視覚化リテラシー)〜
今の時代、テレビ、インターネット、広告、本…いたるところにグラフや図、写真などの「目で見る情報」があふれていますよね。
そこで大切になってくるのが「視覚化リテラシー」、つまり「目で見た情報を正しく理解し、活用する力」です。
どんな力?
グラフを見て、「何が増えているのかな?」「一番多いのはどれかな?」と意味を読み取る力。
たくさんの情報の中から、自分に必要な情報を見つけ出す力。
「このグラフ、ちょっと見せ方がおかしくない?」「この写真、本当かな?」と批判的に考える力も含まれます。
なぜ今、大切なの?
これからの社会では、文字を読む力と同じくらい、目で見て情報を理解する力が、生きる上で欠かせないスキルになると言われています。情報に振り回されず、自分で考えて判断するために、とても重要なんです。
どうやって鍛える?
これも、普段の生活の中で楽しく鍛えることができます!絵本や図鑑の図に注目!
「この図、何を表してるんだろうね?」と一緒に考えたり、説明してあげたりしましょう。最近は絵本の中にグラフが登場するものもありますよ。身近なものでデータ遊び
「好きな果物調査!」をして、シールで簡単な棒グラフを作ってみましょう。「バナナが一番人気だね!」などと話すだけで、立派なリテラシー教育です。アートに触れる
美術館に行ったり、絵画の本を見たりするのもおすすめです。「この絵を見てどう思う?」「どんな色を使ってるかな?」と自由に話し合うことで、「見る力」や「表現する力」が育ちます。
うちの子はどんなタイプ? 🤔 〜遊びに見る個性と才能のヒント〜
お子さんの遊び方をじっくり観察してみると、「へぇ〜、こんなことが好きなんだ!」と、その子ならではの個性や才能のヒントが見えてくるかもしれません。
研究によると、子ども時代の「目で見て遊ぶ」好みには、大きく分けて2つのタイプがあるそうです。
見た目・形タイプ(対象物視覚化が得意かも?)🎨
絵を描くのが好き
粘土や工作で、色や形にこだわって何かを作るのが好き
細かい模様やデザインに興味を持つ
→ もしかしたら、芸術的な分野に才能があるかも?
場所・組み合わせタイプ(空間視覚化が得意かも?)🧩
ブロックや積み木で、複雑なものを作るのが好き
パズルや迷路が得意
地図を見たり、物の仕組みを考えたりするのが好き
→ もしかしたら、科学や数学の分野に才能があるかも?
【おすすめアイテムの紹介】
頭の中のイメージをカタチにする喜びが、算数や科学の才能を伸ばす!この立体ブロックは、お子さんの「空間を把握する力」を遊びながら育てます。平面から立体へ、自由に組み立てるうちに、図形センスや論理的思考力が自然と身につきます💪パパやママも夢中になる奥深さで、設計図のない自由な発想を親子で楽しんでみませんか?😊
もちろん、きっちり2つに分かれるわけではありませんし、どちらが良い・悪いでもありません。性別によって好みが偏る傾向もあるようですが、「男の子だからこう」「女の子だからこう」と決めつけず、お子さんが何に夢中になっているかを見てあげることが大切です。
好きな遊びを通して、「目で見てわかる力」や「想像する力」は自然と伸びていきます。お子さんの「好き!」を応援してあげてくださいね💖
もしかして見方が違う? 🌍 〜文化による違いも知っておこう〜
ちょっと面白い研究結果をご紹介します。実は、私たちが物を見るとき、どこに注目しやすいかには、育った文化によって少し違いがあるそうなのです。
どこに注目する?
アメリカやヨーロッパなどの文化圏では、絵を見たときに、中心にある物(主役)にパッと注目しやすい傾向があるそうです(分析的な見方)。
一方、日本や中国などの東アジア文化圏では、中心の物だけでなく、周りの背景や、物と物との関係性など、全体を捉えようとする傾向があるようです(包括的な見方)。
驚くことに、この違いは赤ちゃんや幼児の頃から見られるという研究もあるんですよ!
絵本にも違いが?
研究によると、アメリカの絵本は、日本の絵本(特に小さい子向け)に比べて、描かれている物の数が少なく、スッキリしている傾向があるようです。これは、それぞれの文化での物の見方と関係があるのかもしれませんね。
また、ママやパパが絵本を読むときに、絵のどこを指差すかにも文化による違いが見られ、それが赤ちゃんの視線の向け方に影響している可能性も指摘されています。
知っておくと良いこと
この話は、「どっちの見方が優れている」というものではありません。ただ、「人によって、注目するところが違うんだな」「うちの子は、全体をぼんやり見るのが好きみたいだな」「この子は、一点をじーっと見つめるタイプだな」など、お子さんの物の見方を理解するヒントになるかもしれません。多様な見方があることを知っておくのは、面白いですよね。
まとめと次回予告
今回は、「頭の中の想像力(メンタルイメージ)」と「情報を見抜く目ヂカラ(視覚化リテラシー)」、そして遊びに見える個性や文化による見方の違いについてお話ししました。
目に見える情報だけでなく、頭の中でイメージする力、そして情報を正しく読み解く力、どちらもこれからの時代にとても大切になる力です。
さて、いよいよ次回は最終回 です!
これまでお話ししてきた「目で見て学ぶ力」を、実際の子育てでどう活かしていけばいいのか、もっと具体的な方法や、効果を高めるコツについて、たっぷりお伝えします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 次回もお楽しみに!
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