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【コントロール型養育の悪影響④】もしかして「コントロールしすぎ」?子どもの元気・意欲・自信を奪う関わり方とは

子育てヒント連載、第4回目です!
前回は、「コントロールしすぎ」が子どもの感情の波(情動調整)にどう影響するか、というお話をしました。

今回は、さらに踏み込んで、「コントロールしすぎ」が、お子さんのこんな「困った…」や「心配…」につながっているかもしれない、という具体的な影響について、世界中の研究でわかってきたことをご紹介します。

  • 心の元気がない? (抑うつ・不安)

  • イライラ・カッとしやすい? (攻撃的・非行行動)

  • やる気が出ない? (学業)

  • 「自分なんて…」って思ってる? (自己肯定感)

もちろん、お子さんの様子は様々な要因が絡み合っているので、「これが原因!」と断定できるものではありません。でも、もし気になるサインがあれば、「もしかしたら、関わり方を見直すヒントがあるかも?」という視点で読んでみてくださいね。

1.「なんだか元気がない…」「心配しすぎ?」心の元気がなくなるとき 😟

こんな様子、ありませんか?

  • 以前より、笑顔が減った気がする。

  • ちょっとしたことですぐメソメソしたり、落ち込んだりする。

  • 「どうせできない」「失敗したらどうしよう」と、新しいことに挑戦するのを怖がる。

  • 細かいことを気にしすぎて、いつも不安そう。

なぜ「コントロールしすぎ」と関係があるの?
親に細かく指示されたり、気持ちを否定されたりすることが多いと、子どもは「自分で考えてもムダだ」「自分の気持ちは大切じゃないんだ」と感じやすくなります。
自分で何かを選んだり、挑戦したりする経験が少ないと、自信を失い、物事をネガティブに捉えがちになったり、「どうせ自分にはできない」という無力感を感じて、心の元気がなくなってしまうことがあるようです。
特に、親の期待に応えようと頑張りすぎて、心が疲れてしまうケースも研究で指摘されています。

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2.「すぐカッとなる!」「わざと困らせる…」 イライラや攻撃的な行動が増えるとき 😠

こんな様子、ありませんか?

  • お友達を叩いたり、意地悪なことを言ったりすることが増えた。

  • わざとルールを破ったり、反抗的な態度をとったりする。

  • 「イヤ!」とかんしゃくを起こすことが多く、なかなか収まらない。

  • (もう少し大きくなると)嘘をついたり、隠れて何かをしたりする。

なぜ「コントロールしすぎ」と関係があるの?
自分の気持ちややりたいことを常に抑えつけられていると、子どもにはフラストレーション(欲求不満)が溜まっていきます。
また、前回お話ししたように、感情をコントロールする練習が十分にできていないと、その溜まったイライラや怒りを、うまく表現したり、乗り越えたりする方法がわかりません

そのため、攻撃的な行動や、わざと親を困らせるような行動(非行の芽)として現れてしまうことがある、と研究では考えられています。厳しいしつけや罰が多い家庭ほど、子どもの攻撃性が高まる傾向も指摘されています。

3.「勉強キライ!」「やる気でない…」 学ぶことへの意欲がしぼむとき 📚

こんな様子、ありませんか?

  • 「勉強しなさい!」と言わないと、なかなか始めない。

  • 宿題を嫌々やっているように見える。集中力が続かない。

  • 新しいことを知ろうとしたり、自分で何かを調べたりすることに興味を示さない。

  • 言われたことはやるけれど、自分から進んで何かをしようとしない(指示待ち)。

なぜ「コントロールしすぎ」と関係があるの?
「こうしなさい!」と細かく指示されすぎたり、親が決めたレールの上を歩くことばかり求められたりすると、子ども本来の「知りたい!」「やってみたい!」という好奇心や探求心が育ちにくくなります。
また、「勉強は親のためにするもの」「間違えたら怒られるもの」という意識が強くなると、学ぶこと自体が楽しくなくなり、
「失敗を恐れて挑戦しない」「言われたことだけやっていればいい」という姿勢につながってしまう可能性があるのです。創造性や自分で考える力も伸び悩むかもしれません。

4.「どうせ私なんて…」「僕にはできない…」自分を好きになれないとき 💔

こんな様子、ありませんか?

  • すぐに「できない」「無理」と諦めてしまう。

  • あまり自分の意見を言わない。

  • 他の子と自分を比べて、「〇〇ちゃんはいいな…」と落ち込んでいる。

  • 褒めても、「そんなことないよ」と素直に受け取れない。

なぜ「コントロールしすぎ」と関係があるの?
ありのままの自分を受け入れてもらえず、「もっとこうしなさい」「なんでできないの?」と否定されたり、他の子と比較されたりする経験が多いと、子どもは「自分はダメな子なんだ」「今のままの自分では価値がないんだ」と感じてしまいます。
自分の気持ちや考えを尊重してもらえない経験は、「自分の感覚は信じられない」という気持ちにもつながり、自信(自己肯定感)が低くなってしまうのです。研究では、特に親からの批判が多いことや、愛情が条件付きであると感じることが、自己肯定感の低下と強く関連していることが示されています。

心配しすぎないで。でも、サインは見逃さないで。

今回挙げた4つの側面は、それぞれ別々の問題のようでいて、実は根っこでつながっていることも多いです。例えば、自信がないから不安になりやすく、フラストレーションから攻撃的になり、やる気も出ない…といった具合です。

もし、お子さんに気になるサインが見られたとしても、「私の育て方が悪かったんだ…」と自分を責めすぎないでくださいね。子どもの成長は本当に複雑で、関わり方だけが全てではありません。

でも、もし「コントロールしすぎ」の関わり方に心当たりがあるなら、それはお子さんのSOSのサインかもしれません。そして、それは親子関係を見つめ直し、より良い方向に変えていくチャンスでもあるのです。

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次回予告【いよいよ最終回!】

さて、次回はいよいよ最終回です!
これまで見てきた「コントロールしすぎ」の影響を踏まえ、じゃあ、どうすればいいの? という具体的な関わり方のヒント、お子さんの心がぐんぐん育つ「尊重型」の子育てについて、詳しくお伝えします。

最終回は、皆さんがすぐに実践できるような、より具体的なアクションプランを盛り込みたいと考えています😊

「尊重型」の子育ての全体像や大切なポイントをお伝えし、明日から試せる具体的な声かけ例や、よくある場面での対応策、パパ・ママ自身の心を楽にするヒントなど、さらに一歩踏み込んだ内容をお届けします。

「もっと具体的に知りたい!」「うちの子に合った関わり方を見つけたい!」という方は、ぜひ最終回もチェックしてくださいね!

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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