【コントロール型養育の悪影響③】なぜウチの子、かんしゃく持ち?😢 感情の波を乗りこなす力を育むヒント
連載第3回目となりました!
前回は、「コントロールしすぎ」の子育てには、目に見えにくい「心のコントロール」と、わかりやすい「行動のコントロール」の2種類がある、というお話をしました。
さて、今回は、その「コントロールしすぎ」が、お子さんの「感情との付き合い方」にどんな影響を与えてしまうのか、というテーマでお話ししたいと思います。
専門的な言葉では「情動調整(じょうどうちょうせい)」と言ったりしますが、難しく考えなくて大丈夫です。
要は、嬉しい、悲しい、腹が立つ、怖い…いろんな気持ち(感情)と、どうやって上手に付き合っていくか、という力のことです。
感情のジェットコースター🎢 上手に乗りこなせてる?
子どもって、感情表現がストレートですよね!
さっきまで大笑いしていたと思ったら、次の瞬間には大泣きしたり、突然怒り出したり…。まるで感情のジェットコースターに乗っているみたい!と感じることもあるかもしれません。
もちろん、それは成長の過程で当たり前のこと。
でも、
「ちょっとしたことで、ものすごく激しく怒る…」
「一度泣き出すと、なかなか泣き止まない…」
「自分の気持ちをうまく言葉で言えなくて、すぐ手が出ちゃう…」
「逆に、全然感情を出さないのが気になる…」
もし、そんな風にお子さんの感情の波に、パパやママが「ちょっと大変だな…」と感じることが多いとしたら、もしかしたら、普段の関わり方が少し影響しているのかもしれません。
「コントロールしすぎ」が感情の波を大きくする?
実は、世界中の研究で、親が子どもをコントロールしすぎると、子どもが自分の感情とうまく付き合う力を育てにくくなる、ということがわかってきています。
なぜでしょうか?
自分の気持ちに気づく練習ができない
「泣かないの!」「我慢しなさい!」と感情を抑えつけられたり、「あなたはこれが好きなんでしょ?」と気持ちを決めつけられたりすることが多いと、子どもは「今、自分はどんな気持ちなんだろう?」と自分の心に耳を傾ける機会が減ってしまいます。
自分の気持ちに気づけなければ、それをどう扱ったらいいのかもわかりませんよね。気持ちの伝え方・扱い方を学ぶ機会が減る
パパやママが先回りして、「こうしなさい」「ああしなさい」と指示ばかりしていると、子どもは自分で考えて行動し、「こうしたらうまくいった!」「これはダメだったな…」と学ぶ機会が減ってしまいます。
感情も同じで、「悲しいときは、こうやって伝えたらわかってもらえた」「怒ったときは、こうしたら落ち着けた」という経験を通して、子どもは感情のコントロール方法を学んでいきます。その経験が少ないと、いつまでも感情に振り回されやすくなってしまうのです。親の感情的な反応を見て学ぶ
もしパパやママが、イライラしてすぐに怒鳴ったり、ため息ばかりついていたりすると、子どもは無意識のうちに「感情って、こうやって表現するものなんだ」と学んでしまうことがあります。安心できる場所がないと感じる
「言うことを聞かないと嫌われるかも」「失敗したら怒られるかも」という不安が強いと、子どもは常に緊張していて、リラックスできません。心が安心できないと、ちょっとしたことでも感情が大きく揺れやすくなります。
研究でもわかっていること(ちょこっと紹介)
親が子どもの気持ちを操作しようとする関わり方(心理的コントロール)は、子どもが怒りや悲しみをうまくコントロールできなくなることと関係があるようです。
厳しく罰を与えたり、一方的にルールを押し付けたりする関わり方(権威主義的な養育)は、子どもの攻撃的な行動と関連が強いことが指摘されています。感情のコントロールが苦手な状態と結びついているのかもしれません。
失敗しないように何でも手伝ってしまう過保護・過干渉な関わり方も、子どもが自分で感情を乗り越える力を育む機会を奪ってしまう可能性があるようです。
もしかして…? と思ったら
もし、お子さんの様子を見て「うちの子、感情のコントロールが苦手かも…」と感じられた場合、大切なのは、「どうしてかな?」と考えてみること、そして「これからどう関わっていこうかな?」と前向きに考えることです。
「コントロールしすぎ」に心当たりがあるなら、少しずつ関わり方を変えていくことで、お子さんの感情の波は、きっと穏やかになっていきます。
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次回予告
さて、次回は、「コントロールしすぎ」が、お子さんの「心の元気(抑うつや不安)」にどんな影響を与えるのかについて、詳しく見ていきます。
「うちの子、なんだか元気がないな…」「心配性なところが気になる…」そんなパパ・ママは、ぜひ次回の記事も読んでみてくださいね。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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