【コントロール型養育の悪影響②】あなたはどっち?心を縛る“見えないコントロール”と行動を縛る“見えるコントロール” 🤔
連載第2回目です!
前回は、「子どものために良かれと思って」していることが、もしかしたらお子さん自身の力を奪う「コントロールしすぎ」になっているかもしれない、というお話をしました📒
(まだの方は、ぜひ第1回も読んでみてくださいね!)
今回は、その「コントロールしすぎ」について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
実は、コントロールの仕方には、大きく分けて2つのタイプがあることが、研究でわかっているんです。
それは、
「心のコントロール(心理的コントロール)」
と
「行動のコントロール(行動的コントロール)」
です。
「え、そんな違いがあるの?」って思いますよね。
一つずつ、具体的な例を挙げながら見ていきましょう。
1.心を縛る?「見えないコントロール」(心理的コントロール)
これは、目には見えにくいけれど、お子さんの「気持ち」や「考え方」を、パパやママの思い通りにしようとする関わり方のことです。
こんなこと、ありませんか…?
罪悪感で言うことを聞かせようとする
「あなたがそんなことするから、ママ悲しいな…」(子どもはママを悲しませたくないから、言うことを聞く)
「本当にパパのことが好きなら、ちゃんとお片付けできるよね?」(愛情と行動を結びつける)
愛情に条件をつける
テストで良い点を取ったら、すごく褒めるけど、悪いと急に冷たくなる。
パパやママの言う通りにしないと、無視したり、そっけない態度をとったりする。
不安をあおる
「そんなこともできないの?将来困るよ!」
「ちゃんとしてないと、お友達に笑われるよ!」
子どもの気持ちや意見を否定する
子どもが「イヤだ!」と言っても、「わがまま言わないの!」と聞かない。
子どもが何かを説明しようとしても、「でも」「だって」と話をさえぎってしまう。
「あなたはこれが好きなんでしょ?」と、子どもの気持ちを決めつけてしまう。
これらは、一見すると子どものためを思っているように見えるかもしれません。でも、繰り返されると、子どもは「自分の気持ちは大切にされないんだ」「パパやママの言う通りにしないと愛されないんだ」と感じて、自分の本当の気持ちを表現することや、自分で考えることをためらうようになってしまう可能性があるんです。
2.行動を縛る?「見えるコントロール」(行動的コントロール)
こちらは、比較的わかりやすい、お子さんの「行動」そのものを細かく管理したり、制限したりする関わり方です。
こんなこと、ありませんか…?
厳しすぎるルールや罰
理由も説明せずに「とにかくダメ!」と禁止することが多い。
少しでもルールを破ると、厳しく叱ったり、罰を与えたりする。(例:「門限を1分でも過ぎたら、1週間おやつ抜き!」)
細かい指示や過干渉
遊び方から宿題のやり方まで、いちいち細かく口を出す。
子どもが自分でやろうとする前に、先回りして手伝ってしまう(失敗させないように)。
「どこ行くの?」「誰といるの?」と、常に行動を把握しようとする。
子どもの意見を聞かない
「私がこう言ってるんだから、そうしなさい!」と、一方的に決めてしまう。
話し合いの余地がない。
もちろん、お子さんの安全を守るためのルールや、社会性を身につけるためのしつけは必要です。でも、この「行動のコントロール」が行き過ぎると、子どもは「自分で考えて行動する力」や「失敗から学ぶ力」を育む機会を失ってしまうことがあります。指示がないと動けなくなったり、逆に反発してわざとルールを破ったりすることにもつながりかねません。
2つのコントロール、どう違うの?

ポイントは、「子どもの内面(心)」に働きかけるか、「外面(行動)」に働きかけるか、という点です。どちらのタイプも、行き過ぎると子どもの健やかな成長を妨げてしまう可能性があります。
あなたの子育ては、どちらか寄り?
どうでしたか?
「うちは、どっちかというとこっちが多いかも…」
「両方、少しずつ当てはまるかも…」
と感じた方もいるかもしれませんね。
大切なのは、「良い・悪い」とジャッジすることではなく、「自分はどんな関わり方をしているかな?」と、ちょっと立ち止まって考えてみることです。
そして、もし「ちょっとコントロールしすぎかも?」と感じたら、それはお子さんとの関わり方を見直す素敵なチャンスかもしれません✨
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次回予告
さて、次回は、これらの「コントロールしすぎ」が、お子さんの「感情」とどう付き合っていくか(情動調整)という力に、どんな影響を与えてしまうのか、具体的な研究結果を交えながら見ていきたいと思います。
「うちの子、かんしゃくが多いのはなぜ?」
「もっと気持ちを上手に表現できるようになってほしい…」
そんな風に感じているパパ・ママは、ぜひ次回の記事もチェックしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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