生成AI「Gemini」が、子どもの音読の質を変えてくれた話
ジュ~ジュ~とフライパンでお肉を焼く音。
トントンとまな板で野菜を刻む音。
キッチンの慌ただしいBGMの向こうから、
娘の声が聞こえてきます。
「お母さーん、国語の宿題、音読するから聞いててー!」
「はーい、聞いてるよー!」
そうは言うものの、正直なところ、
意識の8割はフライパンと、
次に入れる野菜のタイミングに向かっています。
これが、我が家の夕方の日常。
子育て中のパパさん、ママさんなら
「あるある!」と頷いてくれるのではないでしょうか。
娘の音読が終わり、「終わったよ!」と元気な声が飛んでくる。
「うん、上手に読めてたね!」
「スラスラ読めていたね!」
だいたい、いつも同じようなコメントになってしまい…
(あぁ、またちゃんと聞いてあげられなかったな…)
せっかく一生懸命に読んでくれたのに、
内容について気の利いた質問の一つもしてあげられない。
ただ「上手に読めたね」で終わらせてしまう自分に、
少しだけ罪悪感を覚えていました。
本当は、
「この登場人物は、どうしてこんなことを言ったんだと思う?」
なんて、子どもの思考を深めるような対話をしたい。
物語の世界に一緒に入り込んで、
子どもの発見や感動を共有したい。
でも現実は、あれやってこれやって、
それが終わったら次はこれ、
と慌ただしく毎日が過ぎていく。
理想的な子供への関わり方が、なかなかできないでいました。
「もう一人、先生がいてくれたら…」そんな願いをGeminiに託してみた
そんなモヤモヤを抱えていたある日、ふと思ったんです。
「この、私が聞いてあげられない問題を、
いっそのこと生成AIの「Gemini」に頼ってみるのはどうだろう?」
上手くできるかどうかは分かりませんが、物は試し。
娘の音読は一定期間同じ話が対象になるので、
娘が寝ている間に教科書をスマホのカメラでパシャリ。
そして、あらかじめ用意しておいた「プロンプト(指示文)」とさきほど撮影した教科書の画像をGeminiに送信してみました。
このプロンプトのポイントは、
単に質問を作らせるだけでなく、
「国語のベテラン先生」という役割を与え、
質問の意図や親向けの解説まで丁寧に生成してもらう点です。
この出力結果がなかなか良くて、
子供が少し考えて自分の想いや考えを答えられる
ちょうど良いレベルの質問が出力されました。
Gemini先生、実演!「一寸法師」で試してみた
さて、実際の教科書の写真をここで使うと著作権の問題があるかもしれないので、このnoteではみんなが知っている童話「一寸法師」で試してみることにしました。
Geminiに上記の青空文庫上に掲載されていた「一寸法師」の内容をコピペで伝え、先ほどのプロンプトを入力すると…。
ものの数秒で、まるでベテランの先生が隣にいてくれるかのような、温かく、そして的確な質問と回答例、そして解説が返ってきたのです。
Gemini先生からの実際の回答
1. 物語の簡単なあらすじ

2. この物語から学べる大切なこと

3. お子様の思考を深めるための質問



4. 【保護者様へ】この物語から親子で学びたいことの総まとめ

たった数分の対話が、親子の「金の時間」に変わる
どうでしょう、人によって好みは分かれるかもしれませんが、
この内容であれば有効に活用できるのではないでしょうか?
私は、Geminiが提案してくれた質問を手に、
娘に声をかけてみました。
「『一寸法師』のことで質問!!」
最初はキョトンとしていた娘も、
質問に答えるうちに、
どんどん物語の世界に引き込まれていくのが分かりました。
娘の口から出てくる、娘の考えや想い。
それは、ただ音読を聞いているだけでは、
決して引き出せなかったであろう、彼女の内側の世界でした。
「昨日は○○だと思ったけど、
今日読んでみたらやっぱり○○だと思った!」
と娘から意見を伝えてくれたこともありました。
Geminiがくれたのは、単なる「質問リスト」ですが、
それは、忙しい日常の中で見失いがちだった、
子どもとじっくり向き合うための
「きっかけ」と「質の高い時間」という
価値を提供してくれたように思います。
もちろん、毎日やる必要はないと思います。
週に一度でも、気が向いた時だけでもいい。
この方法を知っているだけで、
親の心はぐっと軽くなるはずです。
音読の宿題に対する、あの小さな罪悪感からも解放されます。
テクノロジーというと、
どこか冷たいイメージがあるかもしれません。
でも、使い方次第で、
こんなにも温かい親子のコミュニケーションを生み出してくれる。
もしあなたが、かつての私と同じように、
子どもの音読の宿題に小さなモヤモヤを抱えているのなら。
ぜひ一度、「Gemini」の活用を検討してみてはいかがでしょうか✨
きっと、いつもの慌ただしい夕方が、
親子の学びと笑顔があふれる「金の時間」に変わるはずですから😊
この記事で利用したプロンプトは以下の記事をご覧ください。
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