【創作大賞感想】Blue Jamのぶらり温泉旅!〜グンマー→ニーガタ〜
僕はこう見えて割と温泉好きでして、温泉旅行に行った時などは、まず旅館に着いてすぐにお風呂に行きます。ゆっくり湯舟に浸かった後、お部屋で一休み。そして夕食前にもう1回入浴します。火照った体のまま夕食を堪能し、またひとっ風呂浴びに行きます。入浴後は部屋でダラダラと過ごして、寝る前に最後の温泉を楽しんでから就寝します。もちろん翌朝、起き抜きには朝風呂をキメます。ってくらい温泉は好きだったりします。
ただ、TVでよく見る温泉番組はありきたりのパターンが多くて少し退屈に映ります。「きれいな旅館!」「豪華な食事!」「温泉入ってうっとり~」みたいな、予定調和の美化された観光PRになりがちだと思っています。ナレーションもお決まりの「癒やしのひととき」みたいなフレーズ連発で、はっきり言うと観ていても途中で飽きてしまうような気がします。
もっとこう、こちらの好奇心をくすぐるような、それでいてリアルな空気感を感じられるような、ワクワクする番組があったらなぁと思ったりします。
Blue Jamさんの創作大賞応募作『温泉のはしご。』では、温泉旅行の魅力がありありと語られていました。
今回Blue Jamさんが旅したのはグンマー(群馬県)とニーガタ(新潟県)でした。Blue Jamさんの旅エッセイは”温度感”が絶妙だと思います。記事全体から漂う「ゆるさ」と「リアルさ」のバランスが本当に秀逸です。例えばグンマー帝国の看板のくだりや、草津の共同浴場地蔵乃湯や煮川乃湯の「とにかく熱い!」という描写などコミカルに語る部分もあれば、環境体験アミューズメントや野反湖のような決してメジャー観光地ではない場所にスポット当てるなど、その土地土地に対する愛と好奇心が感じられます。
pH2の酸性温泉水を石灰ミルクで中和する話とか、野反湖の行き止まり感や狭い山道の描写も、観光地化されてない自然の厳しさと美しさが伝わってきました。こういう地元民しか知らなさそうな場所を丁寧に紹介する姿勢が、旅の深みが増しますし、読者に「次行ったらここ寄ってみようかな」って思わせる力があると思いました。
また、Blue Jamさんが撮られた写真も非常に魅力的だと思います。特にシンプルに見せてくれる食べ物の画像が本当に美味しそうで、レトロプリンや松むら饅頭、そして南魚沼産コシヒカリの爆弾おにぎりは見てるだけでお腹が空いてきました。もちろん写真だけではなく、味の特徴や食感まで丁寧に書いてて、僕のような食いしん坊にはたまらないと思います。爆弾おにぎりの「塩の利いたパリパリ海苔と甘辛味噌のバランス」という表現は、是非食レポで使いたいと思いました。食レポすることありませんが。
Blue Jamさんの記事は旅エッセイとして、情報量とエンタメ性のバランスが絶妙で、読んでいてワクワクしますし、その場所に行きたいと思わせてくれます。それはきっとBlue Jamさんがその土地をリスペクトしているからだと思います。Blue Jamさんは旅行が本当に大好きなんだなと思いました。
Blue Jamさんには是非『Blue Jamのぶらり温泉旅!』という記事を定期的に更新していただきたいと思っています。そして是非次回は僕の住む愛知県の近隣の温泉を紹介してください。『Blue Jamのぶらり温泉旅!~東海地方編~』をお待ちしておりますね!
Blue Jamさん、素敵な記事をありがとうございました。
コッシー
