なぜ「フリクリ」は海外人気が高いのか?〜カートゥーンネットワークとFLCL史〜
つい最近25周年記念でYouTubeにて無料公開が始まった1999年のアニメ「フリクリ」
エキセントリックなギャグとめちゃくちゃ動きまくる作画にかわいい女の子、ピロウズのカッコいい曲、そして閉塞感溢れる日常に鬱屈としている子供や若者達の思いを描いたり…と
とにかくパワーと若いエネルギーに溢れてはいるが独特すぎてハッキリと好き嫌いが分かれる作品である
それに当時OVAという1話30分のアニメを収録したDVDを出来次第出すというマニアしか見ない販売形式(レンタルもあるとはいえ)
なおかつ天下の「新世紀エヴァンゲリオン」を作ったGAINAXと「ゴーストインザシェル」のプロダクションI.Gの合作とはいえ監督は本作が初監督かつ現在に至るまで庵野秀明ほど知名度がない鶴巻和哉の作品…
ということで米津玄師や藤本タツキはめちゃくちゃ好きだけどじゃあ世間的に有名かっていうと…
まあカルト的にオタクが熱狂してる作品だよね…なフリクリ
だがしかし、そんな本作だがアメリカでめちゃくちゃ大人気である
どれくらい人気かというとCDをアメリカで販売していないのにも関わらず全5公演のアメリカでのライブが大盛況!
当時のピロウズの公式サイトに掲載されている上映会レビューでもその熱にピロウズ側もやや引き気味になる姿が記されている

なぜこんなにも人気なのか…?というとそれは単純
カートゥーンネットワークで放送したからである!

…正確にはカートゥーンネットワークが深夜に切り替わる大人向け放送ブロックadult swimの

日本アニメを放送するブロックTOONAMIで放送したからですね…

色々あったけど今も現役
ややこしーわ!(CV新谷真弓)
というわけで日本ではOVAというマニア向け媒体での放送だったのがアメリカだとデクスターズラボとかパワパフとかティーンタイタンズとかやってた放送局でやってたワケ!
こんなんみんな狂うでしょ!!!!
ちなみにこのadult swim、フリクリ放送告知時には「カウボーイビバップやビッグオー並の衝撃!」と先にローカライズされていた大人気2作品と並べてますが…この2作も日本では名作だけどカルト的人気って感じなんでadult swim視聴者のニーズに結構合ってたのかも…
そんなワケでフリクリはテレビ放送かつクセ強い作品が好きな海外のオタク達に受け入れられ大人気に!!!
その影響力は絶大でカートゥーン業界にまで及ぶ!
DCコミック原作ながら日本アニメ的手法がふんだんに取り入れられた「ティーン・タイタンズ」では他の日本アニメパロの中にフリクリパロがチラホラ…

また、日本では雑語りで罵倒されがちな名作アニメ
「アバター 伝説の少年アン」も制作にあたり監督がスタッフ全員に「フリクリを見ろ!!!!!!」と言ったちょい眉唾なエピソードもあったり…

netflixで見よう!
時代はもうちょい先になるが「スティーブンユニバース」のクリエイター レベッカ・シュガーも自身のtiktokで「大きな影響を受けた」と明言してるぞ!

@rebeccasugar Replying to @Matheus Freitas Anime Club pt.3, FLCL! I forgot to mention i love The Pillows. Do you have a Gainax show you love?? #AnimeClub #FLCL #Gainax
♬ original sound - Rebecca Sugar
まあそんな感じでアメリカではピロウズのライブもあったり熱狂的人気なフリクリ
その人気に答えるようにプロダクションIGとカートゥーンネットワークが自称フリクリ狂信者のスタッフを集結させ!
前作監督の鶴巻和哉をアドバイザーに!
前作のキャラデザの貞本義行(エヴァのキャラデザの人でもある)をキャラ原案に!
ピロウズも新曲を書き下ろして製作した続編!!!
「オルタナ」「プログレ」を2018年に劇場公開!
(海外ではadult swim放送)

…あれ?GAINAXは…?
鶴巻さんはなぜ監督でなくアドバイザーを…?
これには深い大人の事情があってえ…
まずGAINAXという会社は
エヴァのゲームを原作者である庵野秀明を無視して勝手に作って金儲けの道具にしたり
脱税したり
採算取れないアニメで浪費したり
とめちゃくちゃ放漫経営をキメていた!
最初はどうにか経営を立て直そうとした庵野秀明も最早呆れてスタッフを引き連れ「スタジオカラー」を設立し2006年に独立
エヴァの権利もカラーが持ち新劇場版はこっちで作られることに
その後残った若手にしてフリクリにも参加していた今石洋之達により「グレンラガン」「パンティ&ストッキング」のような新進気鋭の傑作アニメが作られるも…2011年にTRIGGERを設立し独立!!!!
のちに「キルラキル」や「プロメア」を作るぞ!
で、屋台骨も次世代のヒットめいかその後も残ったメンバーでなんとかアニメを作るもヒット作はなく
どんどんフニャフニャになっていくGAINAXは資金繰りの為にここに書ききれないほどのセコいことをしまくりそのうちの1つが「フリクリ」の権利無断販売
元々庵野率いるスタジオカラーが死にかけのGAINAXから権利を買う予定でまとまってたのをあっさり反故にしたという守銭奴のカスムーブを披露
元ソースの庵野秀明による告発現在は有料会員限定となってるのでXで引用した人のポストを一部抜粋すると
“『トップをねらえ!』『トップをねらえ2!』『フリクリ』の原作権の買い取りも(…)当初は山賀社長も喜んでその話を進め、買取条件も固まりかけていたのですが、ある日突然、当初の6倍になる高額の買取価格を提示(…)2015年に3作品とも僕らの知らぬ間に他の会社に権利が売却されていました”
— さめぱ (@samepacola) December 29, 2019
せこっ!!!!!!!
で、この権利を買ったのが
海外向けに続編を作り一発また当てたいカートゥーンネットワークと共謀したプロダクションIG!
鶴巻和哉は庵野の下でシンエヴァの制作で忙しいからアドバイザーとすることで続編は作られちまったのでございます…トホ………
で、肝心の内容
自分は作品自体は見てないのであくまで又聞きだけど否寄りの賛否両論って感じ!
特にフリクリに熱狂したメインターゲットである海外オタクがマジギレしてる…という印象
YouTubeあたりを調べたら日本人より熱があるオタクによる検証動画が山ほどあるぞ!
これに懲りて続編なんてこりごりだよ〜〜っ!!!となるかと思いきや2023年に「グランジ」「シューゲイズ」という新作をadult swimにて放送!!!!
もうええでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ガチギレ)


ちなみに本作は鶴巻和哉も貞本義行もノータッチ
ハル子の声優もおなじみ新谷真弓さんから雨蘭咲木子に変更したり最早テセウスのフリクリ状態…
自分これは「グランジ」だけ見たんですが3Dの出来がマジでヒドいことはともかくわりとまあまあ良かったんじゃないかなあ…と思う
過去に記事も書いたよ↓
まあでも日本制作だけど日本で見れないし多分来日もさせるつもりなさそうだし別に無理して見なくていいと思うな…………うん………
ちなみにこれに懲りたのかカートゥーンネットワーク側は今度こそ「もうフリクリはこりごりだよ〜〜っ!!!!!!」となって続編製作予定は無い模様
よかったね…
とは言いつつもadult swimのキャラの中にちゃっかりハル子が混ざってたりもするんだけども…

日本ではカルト的なOVAだが海外では大人気なフリクリ
鶴巻和哉最新作である「機動戦士ガンダム ジークアクス」がガンダムとしては異例の北米公開を決めたのも納得!
◤海外展開続々決定!◢
— 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) (@G_GQuuuuuuX) January 18, 2025
劇場先行版の北米上映が決定!
世界中の個性豊かなアニメーション作品を手掛けGKIDS 配給のもと2025年2月28日より全米での上映を予定しています。
さらに香港、マカオ、台湾、では Medialink、タイではDEX、オーストラリア、ニュージーランドでは Sugoi… pic.twitter.com/U8fPRYkkNi
ということでみんなフリクリ、見よう!
続編は見なくていいしプロダクションIGとカートゥーンネットワークはもう作るんじゃねーぞ!!!
以上!!!
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あとほしいものリストもよろしく!
なんかください
ムーンガール上映会もやります
初めての人もきてね〜
