27歳で子宮体がんと診断された日
27歳で子宮体がんになった私の記録|病気編④
検査結果を聞くために、
母と一緒に
がんセンターを受診しました。
診察室に入ると、
医師は落ち着いた様子で
私たちに向き合いました。
そして、
静かな声で言いました。
「検査の結果、やはり子宮体がんです」
その言葉を聞いた瞬間、
頭の中が真っ白になりました。
本当にがんになるなんて
思ってもいませんでした。
まだ27歳でした。
医師は
説明を続けました。
子宮体がんの中でも
希少なタイプの可能性があること。
詳しいことは
手術で取り出して
病理検査をしないと
確定できないこと。
そして
こう言われました。
「まずは手術が必要です」
子宮と卵巣、
そして周辺のリンパ節も
摘出する手術になる。
つまり
私は
子どもを産めない身体になる
ということでした。
そのときの私は、
その事実を
うまく理解できていなかった
気がします。
ただ、胸の奥が
ぎゅっと締め付けられるような
感覚だけがありました。
さらに医師は
こう続けました。
「もしこのタイプのがんだった場合、
再発の可能性が高いです」
その言葉が
一番心に刺さりました。
がんでも
初期なら
治るものだと思っていました。
でも
そうではないかもしれない。
当時、 五年生存率が 30%という話も聞きました。
とても
ショックでした。
それまでの私は、
「長生きしなくてもいいかな」
なんて
どこかで思っていた気がします。
でも
その話を聞いたとき、
ふと
「私、生きたかったんだな」
と思いました。
手術をしないという
選択肢はありませんでした。
私は、手術を受けることを
すぐに決めました。
怖かったのは
手術よりも
その後のことでした。
再発するかもしれない。
それでも
とにかく
今を乗り越えるしかない。
そう思いました。
診察から
すぐに手術になると思っていました。
でも
その前に
さまざまな検査がありました。
手術までには
約3ヶ月かかりました。
その3ヶ月の間も ずっと不安でした。
もし
その間に
がんが進行してしまったら
どうしよう。
そんなことを
何度も考えていました。
それでも
時間は進みます。
そして
手術の日が
少しずつ近づいてきました。
