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colibri
ゆめのあじ
ブルーベリーみたいに甘いやつ
夢でも味があるんだよ
最初の小節で魅了されてしまった。
夢の感覚を味で説明してしまうなんて。
去年の夏、赤い夕日を見て書いた、わたしの妄想を思い出した。
薄赤いドロップの夕日。
空は靄のかかったクリーム色。
夢くらいでしか会えない「あの方」と
わたしは川べりを歩いている。
ドロップがいなくなって
空が夜に支配されはじめたとき
突如現れる神社のお祭り。
赤い提灯が夕日の化身に見える。
夢でも「あの方」は淡々としているけど
スーパーボールすくいには夢中になって
やたらとたくさんゲットするのだ。
香ばしい匂いに誘われて
焼きとうもろこしを1本ずつ買う。
食べきれなかったわたしの分は
俺が食べるよ、と言って
わたしがかじったところから かじり始める。
帰り道。
ゲットしたボールの中から
川べりで見た夕日みたいなドロップ色を
取り出して
また今日を思い出して、と差し出した。
夕日色のドロップはたぶん甘苦い味がする。
※「あの方」のところ、夢で会いたい人を思い浮かべてみてください。わたしの「あの方」はもちろん、あの方です(笑)
