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どこかで拾った知識よりも、あなた自身の体験の方がずっと大事(『論語』里仁篇)

今回取り上げるのは『論語』里仁篇からの言葉。

君子は言に訥にして、行いに敏ならんことを欲す
(読み:クンシはゲンにトツにして、オコナいにビンならんことをホッす)

『論語』里仁篇

立派な人は発言するのは苦手であっても、行動することは素早くありたいと願う、という意味。

本当に立派な人は、いつでも素早く行動できるように心がけているものだ、ということですね。

例え会議で意見を言ったり、人と会話をしたりするのが苦手であったとしても構いません。

発言だけが立派な人よりも、実際に行動できる人の方がずっと素晴らしいです。

孔子としても仁や礼は実践してこそ意味があるものなので、実際に行動できる人を高く評価します。

何事も実践してみないとどうなるかはわかりません。

失敗するかもしれませんが、成功する可能性だってあります。

仮に失敗したとしても、そこから次につながるヒントを学び取れば良いのです。

行動しなければ何も学ぶことはできません。

孔子と同じ儒家に属する荀子も、次のように言っています。

学は之を行うに至りて止む
(読み:ガクはコレをオコナうにイタりてヤむ)

『荀子』儒效篇

学問とは、実際に行動してみて初めて学んだと言えるのだ、という意味。

何かを学ぶためには行動することが大事なのです。

確かに、知識として得るだけならばネットで十分かもしれません。

最近はChatGPTを使えばチャット感覚で気軽に答えを教えてくれます。

ですが、知識を知恵に昇華して自分の血肉とするには、自分が実践するしかないのです。

体験したことのない知識では熱量が足りず、どこか薄っぺらくなります。

経験したことのない悩みへの回答は、どこかで見たことのあるような一般的なものにしかなりません。

知識に気持ちや熱量を添えてあげられるのは、あなたしかいないのです。

君子は言に訥にして、行いに敏ならんことを欲す
(読み:クンシはゲンにトツにして、オコナいにビンならんことをホッす)

『論語』里仁篇

悩んだらとりあえず実践してみましょう。

いつでも行動できるように意識しましょう。

実際に行動してみることが、自分を向上させる第一歩なのです。


中国古典が初めてという方には、分かりやすい現代語訳・原文・解説で楽しく読める「ビギナーズ・クラシックス」シリーズがおすすめです。


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