音と記憶の間に — ひとりごとの記録 1|更新の気配
気づけば、昔の考えにしがみついている時がある。
知識でも、経験でも、
一度覚えたものはなかなか手放せない。
新しい意見が入ってきても、
つい反射的に身構えてしまうのは、
たぶん心のほうがまだ準備できていないからだ。
そのままでいると、
いつの間にか“昔のままの私”に
戻ってしまいそうで少し怖い。
ちょうど今、無意識に選んでいた
古いプレイリストのイントロが流れ始めた。
懐かしいはずのその音が、
気を抜くとすぐに昔へ引き戻そうとする。
だからこそ、
新しい考えに出会ったときくらいは、
まず否定せずに眺めてみたい。
アップデートの余地があるのは、
スマホより先に自分のほうだ。
長く更新されていないスマホは、
持ち主の知らないところで
少しずつ時代と噛み合わなくなっていく。
それでも本人だけは“これで充分だ”と思っている。
その小さなズレが積み重なると、
気づいた頃には、
思っていた以上に遠くへ置いていかれる。
そうならないように、
自分のほうを先に見直しておきたい。
懐かしい音に負けないくらい、
今の自分を更新し続けるために。
自分を更新し続けることについては、その後こんな形でも書いています。
また、こんな小さな気配を見つけたら書きます。
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この文章の背景にある、仕事と記憶の出発点については、
こちらにまとめています。
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