ペンタトニックスケールが持つ様々な「顔」(2)
「ペンタトニックスケール」の第2回です。
ペンタトニックスケールは「横の流れが強固」なんです。
*以降「ペンタトニックスケール」を「ペンタトニック」と記します。
この連載ではマイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックの2つに絞って考えます。民謡音階などはまた別の機会に。
今回はこの「横の流れが強固」という性質を活かした「アウトサイド」なアドリブについて解説します。単に「アウト」と言う事もあります。
ペンタトニックは「アウト」が得意
「アウトサイド」とは何でしょう?アウトサイドがあるからには「インサイド」があるわけです。
「インサイド」とはざっくり「そのサウンドに合った音使いでアドリブする」ということです。理論的に言えばコードトーンに沿った音使いだったり、Keyやコード進行から導かれるスケールに沿っていたりということになります。仮に弾いている本人がそれを意識していなくても結果としてそうなっている。「ハマっている」ということです。
「アウトサイド」はこの逆で「インサイド以外全部」です。音がハズれた感じになります。この記事で触れる感覚的にアウトするものの他に、オルタードスケールなど理論的な裏付けのある音の中からこの「ハズれた」感じを作ることも可能で、それらも「アウトサイド」と呼ばれます。
「アウトサイド」は単なる間違いに聞こえてしまうこともありますが、使い方によっては絶妙に音楽にスパイスを与えてくれるという立場を僕は取っています。アウトが嫌いな人は「あいつデタラメだ」とか言うかたもいらっしゃいます。
これはその人の音楽に対する考え方です。みなさんにお任せします。もちろん状況によりアウトしない方がイケてる事も沢山あります。その音楽を自分がどうしたいか?ということになりますし、やろうとしている音楽のスタイルにもよります。
チック・コリアもハービー・ハンコックもアウトを効果的に使っています。
ギタリストのジョン・スコフィールドは「アウトの達人」と呼ばれていますね。
では、具体的に見て行きましょう。
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