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くちびる星人プロジェクト


最近気づいたことがあります。
くちびる星人は、リッチなくちびるを持っていたんだと。

「リッチ」という言葉には、もともと 「豊かさ」 という意味があります。そして豊かさには、大きく分けて 「物質的な豊かさ」 と 「心の豊かさ」 の二つの側面があります

豊かさとは?


物がたくさんあることなのでしょうか?
それとも、お金が十分にあることなのでしょうか?
もし、豊かさをそう定義するならば、今の世界はとても豊かだと言えるのかもしれません。

技術は進歩し、生活は便利になり、手に入らないものが少なくなっています。それによって、多くの人が救われ、より快適な暮らしを手に入れています。この豊かさがあるからこそ、私たちは自由に選択できるようになり、新しい可能性を広げることができるようになりました。

しかし、一方で、これだけの豊かさがあるはずなのに、なぜ、人の苦しみや悲しみが消えないのでしょうか。

なぜ、大切な命が失われてしまうのでしょうか。

物質的な豊かさは、確かに私たちに多くのものをもたらしてくれました。でも、それだけでは人の心を満たしきれない何かがあることを今の社会を見ると、それが浮き彫りになっているように思うのです。

でもこれは、今ある豊かさを否定しているのではなく、今の社会に、もうひとつの側面の「リッチ」な視点を加えることで、さらに深い「豊かさ」のかたちを私たちは見つけられると思っています。
だからこそ、そんな豊かさも、大切にしていきたいです。

リッチなリップの誕生


私にくちびる星人が見せてくれたもの

くちびる星人が暮らす星は、宇宙一共生力が高い平和な星です。そこでは、互いを尊重し合い、違いを認め合いながら暮らしています。

くちびる星人は、違いを楽しむ文化が生まれてから、宇宙一共生力が高い平和な星をつくりあげた種族です。

くちびる星人はリッチなリップを持っています。
それは、それは、凄くぷるぷるしていて豊かなくちびるです。この「リッチなリップ」は、くちびる星人の象徴です。

くちびる星人の世界での「リッチ」という言葉の意味は、これまで私たちが考えてきた「物質的な豊かさ」だけでなく、もっと別の意味があります。それは、どれだけのものを持っているかではなく、どれだけ人と心を通わせ、あたたかい時間を分かち合えるかということです。そのような視点から見ると、豊かさのあり方も、少し違って見えてくるのではないでしょうか。

くちびる星人のはじまり


くちびる星人は、私自身の経験から生まれました。
私は吃音を持っています。言葉がつまることがあり、思ったように話せないもどかしさを日々感じていました。でも、振り返ってみると、吃音そのものよりも、「言葉がスムーズに出ないことを気にしなければならない環境」に苦しんでいたのかもしれません。

もし、吃音があっても悩む必要のない世界があったら?
もし、「コンプレックス」という概念がなく、それぞれの個性がただの「違い」として自然に受け入れられる世界だったら?

そんな想いから生まれたのが、くちびる星人でした。

くちびる星人の詳細

くちびる星人プロジェクトとは


くちびる星人の世界にある心の豊かな星を、皆んなで表現するアートプロジェクトです。

このプロジェクトでは、皆様に、自分だけのキャラクターを考えていただきます。

そのキャラクターには、
名前、性格や特性などの説明があります。

その存在が集まることで、
ひとりではつくることのできない星が生まれます。

たくさんの違いが集まり、
たくさんの役割が生まれ、
たくさんの居場所が見えてくる。

それが、くちびる星人プロジェクトで表現したい世界です。

今回つくるもの


今回つくるものは、キャラクターたちが暮らすリッチな星です。

そのキャラクターたちが集まり、B1サイズのパネルに貼られていくことで、リッチな星が少しずつ形になっていきます。

制作の流れ


① B5サイズの紙に下書きをする
② キャラクターの名前・性格や説明を書く
③ 本番の紙にキャラクターだけを描く
④ 色鉛筆・マジック・ラメラメペンで仕上げる
⑤ ハサミでキャラクターを切り抜く
⑥ B1サイズのパネルにボンドで貼る
⑦ 下書きの紙をこちらでご用意した木製の額に入れる
⑧ 完成した作品を展示会で見ていただく

本番のキャラクターは、リッチな星の中で暮らす存在になります。
下書きの紙は、そのキャラクターのことを紹介する大切な作品になります。

下書きで考えること


まずは、B5サイズの紙に鉛筆で下書きをします。

下書きでは、キャラクターの絵だけでなく、名前・性格・役割・らしさを考えます。

そのキャラクターは、どんな存在なのか。
どんな表情をしているのか。
どんな性格なのか。
どんな役割を持っているのか。
どんな自分らしさがあるのか。
リッチな星の中で、どんなふうにいてほしいのか。

下書きは、キャラクターの存在を深く考える時間です。

展示会では、見る人が下書きを通して、そのキャラクターの名前・性格・役割・自分らしさを知ることができます。

本番の紙で描くこと


下書きができたら、本番の紙にキャラクターだけを描きます。

本番の紙では、下書きで考えたキャラクターを、色鉛筆・マジック・ラメラメペンを使って自由に仕上げます。

本番の紙に描くのは、キャラクターだけです。
名前や説明は、B5サイズの下書きの紙に書きます。

完成したキャラクターは、ハサミで切り抜き、こちらでご用意したB1サイズのパネルに貼っていきます。

そのキャラクターは、リッチな星の中で暮らす大切な存在になります。

下書きを額に入れること


キャラクターをB1サイズのパネルに貼ったあと、B5サイズの下書きの紙を、こちらでご用意した木製の額に入れます。

下書きには、キャラクターの名前・性格・役割・自分らしさが書かれています。

そのため、下書きは制作の途中で使う紙ではなく、
そのキャラクターの存在を伝える作品になります。

木製の額に入れることで、子どもたちの皆様が考えたことも、展示会で人に届く作品として整います。

大きな星を見る。
額に入った下書きを見る。
キャラクターの存在を知る。

その流れによって、見る人はくちびる星人が住むリッチな星の豊かさをより深く感じることができます。

展示会で見えること


完成した作品は展示会を予定しています。

展示会では、B1サイズのパネルに集まったリッチな星の作品と、木製の額に入れたB5サイズの下書き作品を一緒に展示します。

大きな作品を見ると、たくさんのキャラクターが同じ星に暮らしている景色が見えます。
下書き作品を見ると、それぞれのキャラクターの名前・性格・役割・自分らしさが見えてきます。

大きな星の中にいる存在を、下書きから知る。
下書きで知った存在を、もう一度大きな星の中で見る。

その往復によって、作品はただの集合体ではなく、ひとつひとつの存在が生きている星として伝わっていきます。

保護者の皆様へ


今回制作した作品は、展示会で大切に活用するため、主催側でお預かりします。

このプロジェクトは、子どもたちの皆様が描いた作品を集めて、ひとつのリッチな星を完成させる企画です。
一人ひとりの表現が集まることで、作品全体が成り立ちます。

お預かりした作品は、展示会を通して多くの方に見ていただきます。
お子さまの表現が、リッチな星の一部になり、展示会を通して人や地域へ届いていく体験につながります。

企画の趣旨をご理解いただいた上で、ご参加いただけますと幸いです。

この企画で伝えたいこと


この企画で伝えたいことは、心の豊かさは、違いが集まることで生まれるということです。

ひとりのキャラクターには、ひとつの個性があります。
たくさんのキャラクターが集まると、そこに関係が生まれます。
役割が生まれます。
居場所が生まれます。
星が生まれます。

くちびる星人のリッチな星は、そんな心の豊かさを表す星です。

リッチとは、ただ満たされている状態ではなく、
一つひとつの存在が、そのまま世界の豊かさになっている状態です。

1人1人の表現を通して、違う存在が一緒にいられるあたたかい星を、ひとつの作品として形にしていきます。


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