フジロック '26 に行ってきた 〜GRAPEVINE 編〜
Fuji Rock Festival '26に行ってきた。
7/26 Day3のみの、日帰りぼっちバスツアー。
お目当てのGRAPEVINEのレポ…という名の垂れ流し感想編。
フジロック、行くべきか否か
フジロックの最初のラインナップにバインが発売された時、よし行くぞ!と息巻いていたものの、他のメンツがあまり刺さらない。
フジロックやサマソニは、基本は好きな海外アーティストが出るかどうかで決めるので、今年既に3回も見てるバインのために苗場まで行くのはなかなか決意がいる。
そして3日目のラインナップにKneecapが追加されたので行く気になるも、日帰りバスツアーが売り切れ、こころが折れる。しゃーなし。今年のフジは配信にしよう。
しかし、広島遠征でSuchmos ×GRAPEVINEの対バンを見て
「やべ〜。たのし〜。やっぱスペシャルなイベントは逃したくない!何よりやっぱり、今のバインをフジロックで見てみたい!」
と、再度火が付き、フジロックへ行くことを決意したのであった。
幸いその後、希望していたバスツアーが復活、チケットも足も無事確保。よし、行くぜ!
…と気合いが入った頃、Naked Film上映トークライブにて田中くんが「(積極的に)手を上げて盛り上げて欲しい」と語っていたとのウワサを聞き、俄然やる気が出てきた。
よーしまかせろ!盛り上げるぞ!!
WHITE STAGEへ
そして当日。
フジロックのバインを見るのは2017年のRED MARQUEE以来。今回はホワイトなのでステージがデカくてワクワク。
前のアクト、礼賛の途中からホワイトステージエリアへ。
この日苗場はあいにくの雨で、パラパラサラサラと降り続けていたが、だんだんと小降りに。礼賛の時にはほぼ止んでいて、とんぼが飛び回っていた。
やった!止んだぞ。幸いこのあとは降らずに済んだ。さすが晴れバンド!
礼賛が終わり次第、いそいそと前方へ。中央寄りの2列目に行けた。
後ろを振り返ると、ふわーっと集まったバインファン、3〜4列くらい。その後ろはガラガラ。先ほどまでの礼賛の人混みがウソのよう。えーっと、大丈夫かな?人集まる?まあいいか。こちらはこちらで盛り上がればいいや!
14:40に礼賛が終わり、バインは15:20から。
40分の待ち時間は、なかなか長い。1人だし、耐えねば。

(写真はこれしか撮れなかった)
14:50 ドラムのサウンドチェックに、亀ちゃん登場。
えっ!早い!もう亀ちゃん出てきた!嬉しい。
その後も金やんが登場し、サウンドチェック。その後バラバラと田中くん、アニキ、イサオ氏がステージへ。結局14時すぎにはステージにいるGRAPEVINE。
それぞれ音を鳴らしたり調整したりしながら、肩慣らしに始まるセッション。おぉ、こういうの見れて嬉しい。フェスならではの光景。1曲まるまる洋楽カバー(曲名わからず)が聞けてめっちゃ嬉しい。
観客側も肩慣らし。
フゥ〜とか拍手したりして、ふわっと声出しが始まる。ステージは大きいけれど、前方に集まったバインファンたちの空気感もあって、なんだかアットホームな感じ。
とっても良い雰囲気の中、本番が始まった。
いざ、GRAPEVINE登場
わーっという暖かい歓声の中、GRAPEVINE登場。
どんな感じになるだろうか…と思っていたけど、1曲目は、『EVEL EYE』!!
コレは盛り上げ甲斐がある。腕もガンガン上がって、スタートにふさわしい。
この時点でもう「来て良かった!」と思った。
2曲目は、亀ちゃんのドラムロールが始まると、ヒューと盛り上げる声や拍手が。
ここで『ねずみ浄土』だ。
オトナでオシャなねずみ浄土は、「間」の曲。
でも、ピリッとした感じはなく、演奏やコーラスはタイトだが、野外らしいラフな「間」がとても心地よい空気だった。
3曲目は「チルい曲やりますね」と言いながらの
『風待ち』。
夏の名曲だし、一般的にはバインの中でも人気曲。今年はCirculatorツアーも控えているので、やる確率は99.9%確定だったので、自分的には予想通り。
夏にも何度もライブで聞いている曲。
何度も聞いてる曲、なんですが。
「季節外れの雨が好きな あなたに悪いけど 晴れた日の空の下で 割とうまくやれてる」
朝からの心が折れそうな雨が上がって、どんよりグレーな曇り空から、今にも晴れそうな真白い曇り空に変わってきたところでの、この歌詞。
あまりにも出来過ぎてて、思わず笑いながら、じーんとしてしまった。
個人的ハイライトはこの瞬間。
何度も聞いてる曲でも、スペシャルになる瞬間というのがあるなぁと思った。
そして優しく沁みた。
MCでは、黒ラベルをプシュッと空けて、グビっと飲む田中くん。
「ビールは水分じゃありませんよ」
で笑いをとる。
ビール好きから見ると、「いま、この瞬間に飲むビールが、1番美味い」という瞬間がある。そういう時間がたまらないから飲んでるところもある。
そしてその視点で見ると、フジロックのステージの上、雨が上がって暑すぎない薄曇りの午後、後ろまで広がる観客の楽しそうな顔……なんて、絶対ビール飲むのに最高の環境じゃないか?
あの2本の黒ラベルは、絶対1番美味いビール飲むために持って行ったと思ってる。
「我々も長いことやってまして、あんな曲やこんな曲がありまして……その中から、そんな曲を…」
という感じのMCからの
『光について』。
わぁっと歓声があがる。
こちらはオタクなので既にマヒしているが、GRAPEVINEって人気あるんだなぁって改めて思った。
あの頃聴いてた人とか、この曲だけ知ってる人とかも、みんな聴き入っているという環境が、嬉しかった。
アニキのギターで沸きつつも、先ほどまでの和やかな空気から、切なさを含んだ情緒的な空気になっていった。
そしてそこからの、『Gifted』
わっ、そう来るか!
光に満たされていく世界から、光など無かった という突き放し。
先ほどまでのフワッとした空気から、ヒリヒリとした空気感になっていく。
歌もギターもよりシャープになっていき、ただただステージを見つめる観客。
これまでの外向きな空気から、ググッとGRAPEVINEワールドに引き込んでいった。
「Gifted」はどん底に突き放したような空気がありながら、光のない「光について」のような、なんとなく若い者への強いまなざしのような曲でもある。
フジロックで聴けてよかった。
この日はいつになく気合を入れて盛り上げていた我々強火のバインファン達だったが、
Giftedでは(いつもの癖で)ついつい聞き入ってしまい、演奏終わりも次のアクションを固唾を飲んで見守る…といういつものムーブ丸出しで、
「ハッ!しまった!今日は盛り上げるんだった!拍手するか?しないか?」みたいな空気になったのは我ながらちょっと面白かった。
いや、聴き入っちゃうよあれは。しょうがないよ。
ヒリヒリの空気をまとったまま、『CORE』へ!
イントロで歓喜。
ヤッター!!これが聴きたかった!!!
珍しくアニキと田中くんが向かい合ってギターを弾き始めて、あの……オタク歓喜。
今回のフジは「向かい合う」シーンがたくさんあって良かった。バンドがバンドしてるのが見られてほんとバンドだった。
あと金やんのベースがブリっブリでカッコよかった!所作もいつもより派手で、脚長長身でそれやられたら、ほんと、あの、ありがとうございます、だった。
演奏も歌も爆音で炸裂していて、
「これがGRAPEVINEだ!」
を見せつけていて最高だった。
そのまま、COREであたたまった会場を、アニキのギターがさらに熱くさせる。
『my love, my guys』
これもすごく意外な選曲だった!
バインがフジロックに出ると聞いて、「去年リキッドルームで見た、アミーチーツアーのあの時みたいに、フジロックで拳を上げてシンガロングしたらめちゃくちゃ良いだろうなぁ」と思っていたのがこの曲。
本当にやってくれて歓喜。
フジロックでバイン見ながら熱く拳を振り上げるなんて、前なら想像もつかなかった。
来て良かったなー!!
この曲は、とにかくギターがカッコいい。
ステージも客席も、一体となって熱を帯びている感じが本当に良かった。
田中くんが膝をついてギターをかき鳴らしているのも良かったし、それを見つめる勲氏のちょっと苦笑い風の笑顔がよかった。
コーラスからのシンガロング「Keep on Rockin' in the Free World」のメッセージは、フジロックのステージにふさわしかった。
盛り上がりの熱が冷めやらぬうちに、ハンドマイクでポーズを決める田中くん。
そんな中、ステージ近くでは具合が悪くなって倒れるお客さんが。お客さん同士も声をかけあい、みんなでスタッフを呼んだり支えたりしている。
メンバーは把握しながらも続ける判断。この辺の、トラブルへの臨機応変さと危うさのないスムーズな進行はすごかった。
(お客さんの対応も!)
そんなこんなでラストは『天使ちゃん』
トラブルも気にならないほど、会場は大盛り上がり。
ハンドマイクの田中くんが歌いながら(語りながら?)、ほどよく煽り、みんな思い思いで盛り上げる。
楽しすぎる。
まさかGRAPEVINEのライブを見てて、こんな体験ができるなんて、思っても見なかったなぁ。
ずっとライブを見続けててよかったな、としみじみ思った、フジロックのGRAPEVINEのステージだった。
終演後は大歓声と拍手。
振り返ると、大勢の人がいてびっくりした。スクリーンでチラッと見えてたけど、こうやって見るとすごい。嬉しい。
お客さんの笑顔と、漏れ聞こえる「やばかったな……」という声。
そうだろ!今のGRAPEVINEはヤバいんだぞ!
いつでもライブが良いGRAPEVINEだが、「今が1番すごい」を見せたライブだったし、それが体験できて本当に良かった〜!!
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