「若いうちの経験」論に負けない。ぼくが「NISA貧乏」を肯定する理由
はじめに
どうもみなさんこんにちは。
突然ですが、みなさんはお金が好きですか?ぼくは大好きです。
「お金で幸せは買えない」と言う人に向かって、「不幸はお金で避けられる」と強く言いたいくらい好きです。
今日はそんなお金を増やす最強の味方、新NISA(以下NISA)について語らせてください。
「最近、NISAに回しすぎて手元にお金がないんだよね」
そう言って自嘲気味に笑う人を、世間では「NISA貧乏」と呼ぶことがあります。
どこか自虐的な響きを持つこの言葉ですが、ぼくは全く違う見方をしています。むしろ、現代社会を賢く、タフに生き抜くための「最強の盾」だと確信しています。
「若いうちにしかできない経験がある」「今しか使えないお金がある」——周囲から飛んでくるそんなノイズを受け流し、自分の人生の主導権を取り戻す。今回は、ぼくが考える「戦略的NISA貧乏」の圧倒的なメリットと、自分に嘘をつかないお金の使い方についてまとめました。
「NISA貧乏」が最強の盾である3つの理由
投資の王道であるオルカン(全世界株)やS&P500に淡々と積み立て、手元の現金をあえて少なくしておく。この状態には、実は3つの強力な防御力が備わっています。
① 周囲のノイズを無効化する「数字のファクト」
「若いうちに自己投資しないと」「もっと人生楽しまなきゃ」というアドバイス——時には消費を正当化するための誘惑——に対し、感情論で返す必要はありません。増えていく資産という「客観的な数字」こそが、何よりも強固な心の支えになります。外野の声をノーダメージで受け流せる無敵のバリア——それがNISA貧乏です。
② 無駄な浪費をシステムで予防する
現代は、ぼくたちの財布を開かせようとする巧妙なマーケティングの罠にあふれています。人間の意志の力だけで物欲を抑えるのは困難です。だからこそ「投資に回しているから、物理的に使えない」という強制力を仕組みとして作ることで、生活レベルの不必要なインフレを自然に防ぐことができます。
③ 余分なコストを削り、人間関係を軽くする
「お金がないから行けない」と言うと、表面的な付き合いの人は離れていくかもしれません。しかし、それは強力なフィルターです。残るのは、同じように未来を見据えたマネーリテラシー(マネリテ)の高い同志だけ。結果として、維持コストの低い、質の高い人間関係が残ります。これもまた、盾の効能のひとつです。
「若いうちの経験」論に、ぼくはこう答える
ここで一度、正面から向き合っておきたい問いがあります。「若いうちにしかできない経験」は本当に無視していいのか、という問いです。
ぼくの答えはノーです。
NISA貧乏を続ける上で、一番やってはいけないのは「本当はやりたいことがあるのに、数字を増やすためだけに我慢する」という、自分への嘘です。
では実際ぼくは何を「気にしなくなった」のか。服です(今着ているシャツにはユニクロ産の10年選手がゴロゴロいます)。髪型です(近所の1400円カット一択)。あとお昼ご飯はパスタか卵かけご飯——TKGには無限の可能性があるのですがとても長くなるので、これはまた別の記事で語ります。
逆にフルスイングしたのは、MacBook Proへの約30万円の投資と、子供の服・娯楽費です。甘やかしすぎないバランスは正直難しいですが、子供が望むことは基本的に叶えてあげたい——これがぼくのサテライト投資の核心です。
ここで重要なのが、投資でお馴染みの「コア・サテライト戦略」を人生の予算管理にも適用することです。
コア(盾): 固定費を徹底的に削り、生活レベルを意図的に現状維持する。
サテライト(矛): 自分が本当に価値を感じる「ここぞ」という対象への集中投資。
サテライトとは、たとえば一生に一度の旅、長く使い続ける道具、自分の仕事を変えるツールや知見のことです。そこに「もしこれをオルカンに回していたら…」という機会費用の計算を持ち込む必要はありません。それは消費ではなく、立派なサテライト投資です。
手堅く複利で増える「コア(盾)」がバックボーンにあるからこそ、ぼくたちはサテライトが来たときに、罪悪感なくフルスイングでお金を投じることができるのです。
おわりに
資産形成で一番の武器は「続けること」です。そのためには、持続可能なマインドセットを保つことが不可欠です。
確固たる盾(NISA)を構えながら、自分が本当に大事なものには惜しみなくリソースを注ぐ。数字に支配されるのではなく、数字をコントロールする側の主人であり続けること。戦略的NISA貧乏とは、その姿勢そのものだと、ぼくは思っています。
もちろんぼくもNISA貧乏です。コアはオルカン、サテライトはFANG+。マネーフォワードを毎日リロードするのが密かな楽しみになっています。
みなさんの人生のサテライト投資もぜひ教えてください。「これにはフルスイングした」という体験、コメントで待っています。
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