お葬式とお墓の費用を50万円にする裏技
前回は、会員価格や互助会などを使ってお葬式の費用を安くし、お墓も永代供養墓にすることであまりお金がかからないようにすると、95万円まで落とすことが可能になると書きました。
しかし95万円は、生活が苦しい我が家には用意するのが難しい金額です。
入院費もかかるので、何とか頑張ってもっと安くする方法を考えなければなりません。
どうしたものかと困っていましたが、最終的には50万円を少し切る費用負担(498.800円)で済ますことができました。
その差、45万円。半額近くまで落とせて、本当に助かりました。
今回はどのようにしてそこまで落とすことに成功したのかを明かしたいと思います。
結論から言うと、ここまでお葬式とお墓の費用を安くできたのは、私の努力というよりも、良い和尚さんに出会えたお陰です。
その和尚さんに出会えたのは、不思議な縁があったからです。
その縁とは、母が入院する2ヶ月ほど前、購読している新聞にその和尚さんのお寺の広告が挟んであって、とても興味を感じたことです。
なぜ興味を感じたかというと、永代供養墓の納骨費用がとても安く、自宅から歩いて20分程度で行ける近場のお寺であったからです。
しかも、宗旨、宗派不問で、檀家になる必要もなく、寄付金もかからないとのこと。
我が家にぴったりだと思い、強く記憶に残っていたのでした。
そのお寺の広告は一回限りで、それ以前も、それ以後も(今ののところ)ないので、あの広告がなかったら、そのお寺の住職に相談に行くことはできなかったでしょう。
お寺に行く前に、住職の人柄を知っておきたいと思い、近所で独り暮らしをしている母の親友に話を聞きに行きました。
というのも、母の親友のご主人のお墓がそのお寺にあるからです。
母の親友の一家とは、私が子供のころから家族ぐるみで親しくており、いろいろお世話になっていました。
母が入院するときには、母の親友に保証人までなってもらい、最後の最後までお世話になりました。
5年ほど前に亡くなったご主人も、とてもいい人で、母は車でご主人のお墓があるお寺の前を通るといつも手を合わせていました。
いま思うと、母の親友のお墓があるお寺の広告がいいタイミングであったのも、母の親友との縁が関係しているような気がします。
なので、母の親友から良い話を聞ければ、そのお寺のお墓に入ることを決めようと考えていました。
で、母の親友から住職の人柄をきいてみると、「気さくでいい人」とのこと。これで決心がつき、相談に行くことを決めたのでした。
母の親友から、「家からの紹介だと言っていいから」と言われていたので、電話でそれを告げてから、住職の都合のいい日時を教えてもらいました。
そして約束した日に認知症の父とお寺に行って、母が余命宣告を受けており先が短いことと、介護離職で暮らしているので生活が苦しいという家庭事情を話してから、永代供養墓に入れてもらう相談をしました。
すると住職は、「葬儀社に頼んで火葬までしてもらえれば、うちで25万円でお葬式をやってやるよ」と言ってくれました。
25万円には、お布施も含まれており、しかも49日までの法要の費用も入っているとのこと。
これに永代供養墓の納骨費用3万円が加わり、そこに3万5000円を足せば、母の名前を刻んだプレートを永代供養墓につけることができると言われました。
これをすべて足すと、31万5000円。
葬儀社でお葬式をあげると、お布施の費用だけでそのくらいのお金を払わなければならなくなるので、かなりのコスト削減になります。
ありがたくて、私は手を合わせ、何度も頭を下げてしまいました。
家に戻ると、さっそく葬儀社に電話をかけ、火葬のみの直葬プランにしてもらいました。
直葬プランは198.000円でしたが、互助会の積立金を支払いにあてると、現金払いは32.450円で済みました。
火葬だけだと葬式を削れ、すぐに火葬が可能になるため、安置室の追加費用を1日分だけで済ますことができたのも、その費用にできた理由です。
また直葬プランにしたことで、通夜にかかる費用を削減できたことも、大幅な費用削減に役立ちました。
本位牌の費用(35.750円)と会葬礼状の費用(880円)を後で払ったので、葬儀社に払ったお金を合計すると、69.080円になりました。
火葬代金は直葬プランに含まれていませんが、市民は15.000円で火葬ができるので、斎場に払う費用も安くできて助かりました。
この他、遺影や香典返しの品物、棺に入れる花、祭壇にあげる花、お菓子、果物などを自分で用意して、できるだけ安く済むようにしました。
また、住職から葬儀を14時にすれば、食事代を省けるとアドバイスを受けて、それに従ったことも、お葬式費用を安くできた裏技になります。
その結果、50万円を少し切る費用にすることができたのでした。
だいぶ安くできたので満足ですが、損をしたなぁ、と思う部分もあります。
それは互助会の積立金をフルに活かせず、お金を無駄にしてしまったことです。
どうして損が発生するかというと、互助会の積立金でやれるものが決まっているから。
そして互助会の積立金を使ってしまうと解約扱いになり、使わなかったお金があっても戻ってくることがないからです。
なので、多くのものが削られる直葬プランにすると、互助会の積立金で使えるものが減ってしまうので、損失が発生してしまうというわけです。
これなら銀行の定期積立でお金を用意しておいたほうが明らかに得なので、次は互助会に入らなくてもいいかと思いました。
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