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組手什を教わろう 第12回・マルシェと組手什から広がる夢

割引あり

 今回は、組手什の普及事例として、「うぐい川あったまるしぇ」と、その後のことについて書きたい。
 滋賀県甲賀市で開催されたマルシェイベントである。前回は僕に届いた反響からマルシェの準備までを書いた(https://note.com/kurobey286/n/nbf7c85520afa )。「Uターンしたら地元が限界集落になりました」というゆみさんが、「大好きな場所を沢山の人に知ってもらいたい、好きになって欲しい」という想いで企画したイベントが、ついに開催されたのだ。
 主催者のゆみさんには事前にお願いしてたくさんの写真と思い出話を送ってもらったので、その写真を元にあれこれ書き綴ってみたい。

【マルシェのチラシ台と避難所の勉強机】

 まずは開催前日、10月24日のゆみさんの投稿を見てみよう。

マルシェでチラシを置く台を、組み立てるよ〜!

〔https://x.com/yummies1980/status/1981614171272945797 〕
開催前日のわくわく感が伝わってくる写真

 マルシェ来場者に配るチラシを並べる棚を、組手什で組み立て始めた写真である。ちょうど漢字の「曰」みたいな形になっている。
 後日、会場で使われている様子の写真も送ってもらった。どうやら机の天板部分の奥行きを縮めてチラシのサイズに合わせたようだ。風対策のためか石が載せてあるけれど、会場で現地調達した石だろうか。地図を見ると野洲川とかうぐい川公園とかの地名があるから、石も拾いやすかったのかなー……などと考えるのも楽しいものだった。

 そういえばこの棚は、かつて震災の避難所で作られた学習机の写真を参考にして作ったものだそうだ。東日本大震災の後、組手什が災害復興に活用され始めた頃のことである。この被災地支援については連載の第8回で言及したが( https://note.com/kurobey286/n/n01e73da3a53e )、たしか避難所でプライバシーを保つためのパーテーションを作っていたら子供用の勉強机がほしいという声が出て、その場で工夫して作られたものだったはずだ。

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