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satomigoro
真夜中の扇風機|風まかせ文芸部
誰にでもいい顔しているなんて、
そんな風に思われるのは──
うん、やっぱり悲しい。
いい顔ってなに?
周りにいる皆に、同じように接しているだけ。
それはよくないことなの?
そんなはずないよね。
誰も見ていないところでも
私はずっとこうしている。
皆を同じように見ている。
気付かれないところで
ひとり働くのも、嫌いじゃない。
それに、切り替えれば
「誰かひとりのため」にもなれる。
ただ一人を見つめて、
ただひとりのために。
あなただけの私。
そういう自分も、嫌いじゃない。
ただひたすらに、私を全うしたい。
「もういいよ」と言われるまで。
今日はまだ誰にも言われていない。
誰もいないリビングで
ただひたすらに首を振るだけ。
「あーー! 扇風機切るの忘れた!!」
【 お題:真夜中の扇風機 】
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