TV『100分de名著 平家物語 』(2019.5.6・NHK)(1)「光と闇の物語」(2)「驕れるもの久しからず」(3)衰亡の方程式」(4)「死者が語るもの」
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
『平家物語』基本情報
構成 12巻+灌頂巻(かんじょうのまき)
成立 鎌倉時代(1240年ごろには成立か)
作者 不詳
内容 平家の衰退と滅亡を語る事実を基にしたフィクション
・・・・え、フィクション?
ノンフィクションじゃなくて?
先生によれば『平家物語』は「史実そのものじゃない」そうで、ディテールも変えてるし登場人物もキャラ化されてる。
皆にウケるように面白くしてある、ってことみたいです。たぶん。
本編とは関係ないですが、改めて見ると琵琶って凄くカッコイイ。でっかいバチが大変映えております。それからあの音色。人の心をザワつかせる独特の響きがありますよネ。
沙羅双樹

お釈迦様入滅の折に花色が白く変じたのだそう。
・仏教的価値観がベース。
・平氏のルーツは桓武天皇(!)
・忠盛(清盛の父)備前国の国司。海賊の平定。日宋貿易。得長寿院。三十三間堂。一千一体の仏像を寄進。鳥羽上皇により昇殿が許される。武士としては破格の扱い、異例の出世を周囲に妬まれる。
・人の心の習い。すぐ飽き足らなくなる。「有り難い」が「当たり前」になり「もっと」になる。
・ダメな人をリーダーにしてはいけない。
・平氏だけでなく源氏方の滅びも描かれる。義仲、義経。
・儒教的な思想。忠と恕。
おごれる人も久しからず
これが平家物語全編に通ずる、ベースとなる思想。
時代を超えた共感。
