『映像の世紀バタフライエフェクト 麻薬 世界を狂わせた欲望』(2025.2.10・NHK)
冒頭、芥子のお花が広がるファンタジックな花畑がめちゃくちゃ可愛いかった。
こういう特別なものって使い方次第。
祖母が亡くなる間際は、痛み止めのモルヒネにお世話になりました。悪いばかりじゃない。
しかしアヘン吸ってる人ってどうしてゴロゴロしてるの?
Google先生によれば、
①アヘンは加熱した蒸気を吸引するタイプの麻薬。吸うのにとっても時間がかかる。
②脱力と昏睡。アヘンはダウナー系の麻薬なので凄ーく眠くなる。
③副作用(めまい・吐き気・頭痛)から身を守るため。
等がその理由だそう。
Q.アヘンは自力でやめられるか?
結論から言うと、アヘンを「自力(自分の意志だけ)」でやめるのは極めて困難であり、非常に危険です。
それには以下の3つの大きな理由があります。
1. 強烈な「身体的依存」と離脱症状
アヘンに含まれるモルヒネなどの成分は、脳や体の仕組みを根本から書き換えてしまいます。使用を中断すると、以下のような凄まじい離脱症状(禁断症状)が現れます。
激しい下痢、嘔吐、発汗
筋肉や骨がバラバラになるような激痛
強烈な不安感や不眠
これらは「地獄の苦しみ」と表現され、この苦痛から逃れるために、自分の意志に関係なく再び手を出してしまいます。
2. 脳が書き換わる「精神的依存」
アヘンは脳の報酬系(快感を感じる回路)をハイジャックします。一度脳がその快感を覚えると、日常生活の喜び(食事や趣味など)では満足できなくなり、脳が「アヘンがないと生きていけない」と指令を出し続けるようになります。これは「根性」や「気合」で制御できるレベルではありません。
3. 自力での断薬は命に関わることもある
長期間の使用者が急に摂取をやめると、血圧の急変や脱水症状、ショック状態に陥り、命を落とす危険もあります。
どうすればやめられるのか?
現代では、アヘン(アヘン類・オピオイド)の依存症は「脳の病気」として治療されます。
専門の医療機関: 入院して、離脱症状を和らげる代替薬(メタドンなど)を使いながら、安全に毒素を抜いていきます。
カウンセリングとグループセラピー: 薬を使いたくなる「引き金」をどう避けるか、心理的なケアを行います。
歴史上のアヘン窟の人々も、やめようとしてやめられず、人生のすべてをアヘンに捧げてしまった人々がほとんどでした。「自力でなんとかなる」と思わせないのが、麻薬の恐ろしいところです。
Google先生によれば、麻薬によって書き換わってしまう脳の部位は側坐核(そくざかく)と腹側被蓋野(ふくそくひがいや)等の原始的な脳。
古い脳が麻薬によってブーストすればするほど、理性・制御を担当する新しい脳が負けて弱くなっちゃうのだそうです。
これは麻薬以外の依存症でも同じコトだそうで、最近ではゲームやスマホ等でもその危険が指摘され始めてますよね(あちこちで聞く)。
ゴンザレス先生の北欧麻薬旅の後編、そういえばまだ観てない。
