「転職する?残る?副業する?」40代で頭がいっぱいになったときの3つの整理軸
「このまま今の会社に残っていていいのだろうか」
そんなことを考える日があります。
転職するのか。副業を始めるのか。今の会社に残るのか。いつか独立するのか。
さらに、収入や家族まで一緒に考えると、「結局どうすればいいのか」が分からなくなることもあります。
この記事では、人生の正解を決めることはしません。
代わりに、頭の中にある選択肢を、
①今すぐ決めること
②まだ決めないこと
③情報を集めること
の3つに分けます。
今日決めなくていいことまで抱え込まず、「次に何を考えるか」を整理するために使ってください。
第1章 選択肢が増えるほど、頭はいっぱいになる
「今の会社に残る?」「転職する?」「副業を始める?」「いつか独立する?」。
将来を考え始めると、収入や家族のことまでつながり、全部を同時に決めたくなることがあります。
「転職したい。でも収入は下げたくない」「副業なら今の仕事を続けながらできるかも」と考えるうちに、何から決めればいいのか分からなくなる。
まずは紙やスマホのメモに、「いま迷っている選択肢」を書いてみます。
・現職に残る → 収入
・転職する → 条件
・副業を始める → 収入源
・独立する → 今すぐではない
単語だけでも構いません。大切なのは、自分はいま何について迷っているのかを見える形にすることです。
第2章 今日は「人生の正解」を決めなくていい
選択肢を書き出すと、「早く決めなければ」と焦るかもしれません。
ただ、今日決める必要があるのは、人生全体の進路とは限りません。
まず、期限のある決定とまだ検討できることを分けます。
例えば、「来週までに社内異動の希望を出す」には期限があります。一方、「転職するか」「将来独立するか」は、今夜すべて決めなくても検討できる場合があります。
メモを見ながら、
締切があるものに「★」
期限が分からないものに「?」
★がないものは今日は保留
としてみます。
・★ 社内公募に応募する|8月20日まで
・? 転職サイトに登録する
・副業を続ける
・将来の独立を考える
「周りより遅れている気がする」という焦りと、実際の締切は別です。
全部を決めるのではなく、先に扱うものを見つけるところから始めます。
第3章 整理軸1:今すぐ決めること
「★」を付けた中から、今週・今月に判断が必要なものだけを「今すぐ決める欄」へ移します。
例えば、
・求人Aに応募するか|金曜まで
・上司とのキャリア面談を受けるか|今月中
・副業学習を火・木の30分にするか|今週決める
といったものです。
ここで考えるのは、次の一歩について何を決める必要があるかです。
迷ったら、
「今決めないと、何が止まる?」
と問いかけてみます。
期限も理由も見つからないなら、無理にここへ入れなくて構いません。
第4章 整理軸2:まだ決めないこと
次に作るのは、「まだ決めない欄」です。
例えば、
・退職する時期
・独立する時期
・副業を本業にするか
といったことです。
収入や家族、転職先の条件が分からない段階なら、今すぐ日付まで決める必要はないかもしれません。
・退職する時期 → 保留
・独立する時期 → 保留
・副業を本業にするか → 売上や生活時間を見てから
迷ったら、**「今決めないと困る?」**と確認します。
「まだ決めない」は放置ではありません。
判断材料が増えるまで、意識的に保留する選択です。
第5章 整理軸3:情報を集めること
保留したものの中には、「決められない」のではなく、「判断材料が足りない」ものもあります。
そこで、不安を具体的な問いへ変えます。
「転職したほうがいい?」
→「希望する求人の給与・勤務地・働き方は?」
「副業できる?」
→「平日に何時間使える?」
「独立できる?」
→「毎月いくら必要で、どんなスキルが足りない?」
そして「調べること欄」を作ります。
・転職 → 求人3件の給与・勤務条件を見る
・副業 → 1週間の空き時間を確認する
・独立 → 毎月の生活費と必要スキルを書き出す
全部を一度に調べず、次の判断に必要な情報を一つだけ取りにいくところからで十分です。
第6章 収入の不安は「必要額」と「希望額」を分ける
40代の将来不安を考えるとき、収入も大きな判断材料です。
「今の給料で大丈夫?」「副業でいくら必要?」を一度に考えると、お金の話もまとまりにくくなります。
そこで、紙を**「必要」と「希望」**の2欄に分けます。
必要
今の生活を維持するために、自分の家計では毎月どのくらい必要か。
希望
貯蓄や将来への備え、副業への再投資なども含め、どのくらい欲しいか。
「40代なら○万円」と他人の数字を当てはめる必要はありません。住宅費や家族構成などによって条件は違うからです。
自分の家計を基準にすることを優先します。
副業の目標金額が大きすぎて整理しにくい場合は、こちらの記事で目標を段階に分ける考え方も紹介しています。
いきなり月100万円は考えない。副業収益を6段階に分けてみた
第7章 時間と家庭の条件を先に確認する
収入と同じように確認したいのが、実際に使える時間です。
毎日2時間を副業へ使えるとは限りません。残業、家事、家族の予定、休息もあります。
1週間を見ながら、
仕事で使う時間
家族や家事の予定
睡眠・休息
副業や学習に使えそうな時間
を書いてみます。
例えば、
・火曜:30分
・木曜:30分
・土曜:1時間
なら、「まず週2時間くらいから試す」と考えられます。
大切なのは、時間の多さではなく、今の生活の中で確保できそうな時間を知ることです。
短い時間へ作業を分けたい場合は、こちらの記事も参考にできます。
仕事で疲れた日は、AI創作を頑張らなくていい。「15分で終わる作業」に変える方法
第8章 やりがいと将来像は「今の不満」と分ける
もう一つ分けておきたいのが、「今の仕事から離れたい理由」と「これから近づきたい働き方」です。
例えば、
「残業が多い」「評価に納得できない」
という不満と、
「家族との時間を増やしたい」「在宅勤務を増やしたい」「副業にも挑戦したい」
という希望は、同じものではありません。
紙やメモを2つに分けます。
離れたい
・長時間労働
・長い通勤時間
・今の働き方で負担に感じていること
近づきたい
・家族との時間
・在宅勤務
・副業を続けられる環境
・経験を生かせる仕事
「今の会社を辞めたいか」だけで考えず、どんな働き方へ近づきたいのかまで見てみます。
第9章 3つの軸を一枚にまとめる
ここまで書いた内容を、
今すぐ決める
まだ決めない
情報を集める
の3列へ戻します。
今すぐ決める
・求人Aの面談を受けるか
・週2時間を副業に使う
まだ決めない
・退職時期
・独立する時期
情報を集める
・希望職種の給与や勤務条件
・毎月必要な生活費
・副業に必要なスキル
迷う項目は、ひとまず「情報を集める」に置いても構いません。
大切なのは、すべてを同時に決断しようとしないことです。
第10章 他人の正解ではなく、自分の条件で決める
SNSで同世代や年下の人が転職したり、副業で成果を出したり、独立したりしているのを見ると、
「自分も早く決めないと」
と感じることがあります。
でも、その人と自分では、収入、家族、使える時間、仕事の経験、望む働き方が違います。
最後は、「他人が何を選んだか」ではなく、自分の条件へ戻ります。
そして、次の7日で調べることを一つだけ決めてみてください。
「情報を集める」欄を見る
今いちばん判断に必要なものを一つ選ぶ
調べる日を決める
例えば、
「土曜日に希望職種の求人を3件見る」
だけでも構いません。
比較そのものから整理したい場合は、こちらの記事で「事実/自分の解釈/本当に気になること」の3欄に分ける方法を紹介しています。
年下の人が先に結果を出すと、なぜこんなに焦るのか|40代の副業で「自分だけ遅い」と感じた日に
まとめ|40代の転職・副業は「全部を今決める」から離れてみる
この記事では、複数の選択肢で頭がいっぱいになったときに、次の3つへ分ける方法を紹介しました。
① 今すぐ決めること
期限があり、今週・今月に判断するもの。
② まだ決めないこと
退職時期や独立時期など、今は判断材料が足りないもの。
③ 情報を集めること
求人条件、家計、副業に使える時間、必要なスキルなど、判断するために確認したいもの。
転職するか、残るか、副業するか。
今日、その全部の答えを出さなくても構いません。
まずはスマホのメモに3つの欄を作り、頭の中を振り分けてみてください。
そのうえで、
「次の7日で何を一つ調べる?」
まで決められれば、この記事のワークは完了です。
もう少し深く整理したい人へ
ここまでの3分類だけでも、自分で試せます。
それでも、
「他人と比べると、自分には何もないと思ってしまう」
「転職、副業、独立への不安が何度も混ざってしまう」
「自分の経験まで含めて、順番に書きながら整理したい」
と感じる場合は、
『40代で「自分には何もない」と感じた日に|副業・転職・独立の比較不安を整理する7つのワーク』
という実践編に、比較の引き金から「今日何を一つするか」までを7つのワークとしてまとめています。公開済みの関連記事でも、この実践編への案内が確認できます。
まずは、この記事の3分類を試してみてください。そこで整理できたなら、それで十分です。
もう少し順番に整理したいと感じたときだけ、必要な人は次のワークを使ってみてください。
