俳詩 作品集『香水瓶』⑩ 〜俳句を母体とした詩〜25篇
俳詩の作品集です。
俳詩とは「俳句を母体とした詩」という意味の個人的な探究です。
楽しんでご覧いただければ幸いです。
『香水瓶』
俳詩作品集
「忘失」
待つよ梅一輪の香を明日を死後を
たんぽぽ摘む素粒子集合体として
かすみ草わたしに無いはずの記憶
頭のなかを一歩出てより柳絮とぶ
かぎりない春星 かぎりない忘失
テーマ:春と意識
「蝶とまる」
花ふぶく──目やがて光失っても
平和 平安 平心 平凡 春愁い
紫雲英あそび 三千大千世界の野
一生の手もとに箒───蝶とまる
春ゆうばえ 今世 無音の梵鐘が
テーマ:日々と無常観
「香水瓶」
時計草───並行世界咲きならぶ
ものおもう水のきおくが濃紫陽花
言葉というゆびでさしては蛍の火
サイダー飲み干す三十兆の細胞へ
光そのもの──からっぽの香水瓶
テーマ:暮らしと認識
「庭の片隅で」
生き死にをさぐり行く地の蟻一つ
浮遊している──群れ歩く脚長蟻
女王 営巣 行列 果ては兵隊蟻
蟻いそぐ我れが我れがと蟻のうえ
蟻 一列 使役のように夕暮れて
テーマ:身近にある自然 1
「薔薇」
令和 黙 窓の花瓶に薔薇ひらく
テレビに瓦礫 窓ぎわに薔薇花瓶
第二次大戦 前夜十年 薔薇に影
戦況刻々 背ただただ薔薇手入れ
数年後──花瓶に遺る薔薇の日々
テーマ:身近にある自然 2
終わり
◇AIによる解説◇
この作品集と各作品の
解説、疑問点など
生成AIでもお楽しみください
ChatGPT、Copilot、Gemini、Claude、Grok
他
◇解説・補足等
俳詩の作品をまとめました。
俳詩とは「俳句を母体とした詩」という意味の新ジャンルの探究です。
575の型、季語等や現代語を用いて、より深い詩性や、現在を生きる自己の内面・問い・認識などを「詩」として表現する試みです。
いつも
ご覧いただき
ありがとうございます
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