空想科学日記:選ばれし遺伝子と選びたがる女。アラサー独身とマサキケイゴの“スペック主義”構造
フィルターで武装するアラサーたち
アラサー独身女性──
それは“見た目のピーク”と“結婚適齢期の焦燥”が交差する、もっとも防御力の高い存在だ。
彼女たちはプロフィールにこう書く。「ヤリモクNG」「誠実な人がいい」「安心できる関係を求めてます」。
しかし、そのバリアの正体は“非モテ除け”だ。
本当にスペックの高い男には、自らフィルターを解除し、心も体も開く。
つまりこの「ヤリモクNG」とは、「ブスか貧乏のヤリモクはNG」という意味に近い。
本音と建前をスイッチングするスキル。それが彼女たちの進化系戦略である。
マサキケイゴという“選ばれし暴走体”
『ウルトラマンティガ』第43話、44話に登場するマサキケイゴは、光を受け継ぐ遺伝子を持つ天才科学者。
そのスペックは完璧だった──経営者、研究者、肉体も頭脳もトップクラス。
だが、彼は“光”の意味を履き違えた。
「神秘はくだらない。全ては科学で解明できる」と語り、信仰や感情を拒絶する姿勢は、
選ばれたエリートが持つ“万能感”の象徴だった。
やがて彼は、ウルトラマンティガと同じ力を持ちながら、イーヴィルティガへと変貌。
光の力を手にしたはずが、心がついてこなかった。
選ぶ側が落ちる構造
アラサー女性も、マサキケイゴも、「選ばれる側」ではなく「選ぶ側」に立ちたい存在だった。
だがその立場は、常に“自分が優位である”という幻想を伴う。
モテる男にだけフィルターを外すアラサー女性。
神の力を操作しようとするマサキケイゴ。
どちらも、“本来の光”を失ったとき、自己崩壊を始める。
スペックで相手を見ている者は、いずれスペックだけで評価される。
イズミ隊員の観察報告
光は、持つものの資質に宿るのではない。
光とは、どう扱うかで決まるものだ。
マサキケイゴが暴走したのは、力の問題ではない。
「選ぶこと」に酔った結果だ。
アラサー女性たちがフィルターの向こうで孤独になるのも、それと同じだろう。
※記録者:イズミ隊員
地上での観察はXでも継続中。
怪獣とソフビの動向、国家のエラー、社会という構造物のひび割れをポストで記録しています。
→ イズミ隊員 Xアカウント
