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介護従事者から見た透析クリニック~ほっこり話~

1.読んでくれた人に感謝‼️

前回アップしたブログに早速9件も『スキ』をいただきました!本当にありがとうございます😊
励みになります❗️
僕のような存在は透析クリニックとしてもそうですがその他の診療所にも中々いないと思うので、独自の視点を持って様々なことを記事にできたらと思います。
更新は、色々とnoteのことを調べて週1回程度と思っています、1週間の振り返りもできますし、何より短い頻度で更新するとネタが、、、💦
たまにトピック的なことがあればこのように臨時で更新しようとも思っています。

2.透析クリニックの介護のプロとして持つべき考えとは?

noteを始めて色々な記事を見させてもらってますが、介護のこと透析のこと、割と記事にされてますね。
医療の現場で働かせてもらって、ありがたいことに透析の勉強会や学会などにも行かせてもらい、気付かされたこともありますし介護関係者や要介護者のご家族の方とはまた違った角度でのお話もできるかと思っています。
この見出しで書かせていただいた「透析クリニックの介護のプロとして持つべき考え」とは、まず透析患者さんの「生活サイクル」を理解すること、特に要介護状態にある患者さんについてはADL、活動域を知ることも重要かと思っています。
次に、「家族構成と居住形態」、介護が必要な患者さんの主な介護者の有無や在宅なのか介護施設に入居しているのかも患者さんが日々の体調管理や介護の状況がわかる目安になり、患者さん個別の急激な状況の変化があった時の対処が可能になると思います。
このような情報や患者さん個々の特性を知ることで、患者さんの心理状態や、生活上の課題の把握にも繋がり、患者満足度の低下の防止にもなると思っています。

3.介護のプロのほっこり話

(1)本編とは違うちょっとほっこりした話「近くのコンビニで人だかりが、、、」

あくまでも本編は、「介護従事者から見た透析クリニック」なんですが、ちょっとほっこりしたことがあったので本編からずれた話を一つ(笑)
先日、勤務が終わった僕が帰宅しようとクリニックを出たところ、近くのコンビニの前に人だかりが、何かあったのかと近寄ってみると、駐車場の車止めにへたり込んでいるおじいさん、人だかりはそのおじいさんの様子をうかがっている人たちでした。

(2)なかなか動かないおじいさん

なかなか、動こうとしないおじいさんに周囲の人たちは、どうしていいかわからない、といった様子でしたので、僕からおじいさんに「お父さんどうしました?」とお声がけをするとおじいさんは「大丈夫、大丈夫」と返事をしてくれました、が目もうつろでやはり動こうとされない状況、意思疎通はできているし、外傷も無いようでしたがなかなか動かず、何度か声をかけていると後ろからおばあさんが「たぶんコンビニに行こうとして車止めにぶつかったんやわ」とそう言うおばあさんの横に、おじいさんが乗っていたであろう自転車が置いてありました。

(3)認知症のおじいさんだとわかる

こういうときは無理に動かさない方がいいので、とりあえずコンビニの中に行って店員さんに「お店の前に倒れている方がいますがお気づきですか?」と伝え、店員さんも「ありがとうございます」一緒に外に出てくれました。
そこでおばあさんがおじいさんの奥さんであることがわかり、そしておばあさんから「お父さん認知症なの」と、そうか!それでなかなか僕の声掛けに返事はするけど動かなかったのかと、、、。

(4)認知症とは?おじいさんの奥さんに提案を

認知症は忘れていく病気ではなく、見当識障害という、自分が何をしているのか、どこにいるのかなどがわからなくなるので、僕の声掛け、自分がどのような状況なのかがわからなくなっているのか、だから動かないのか、と、そこでおばあさんに「僕は介護の仕事を長くしています、お父さんの状況から自転車から落ちたのだろうけど外傷もないし言葉もはっきり出ています。暑いしこのままここにずっと座っているわけにもいかないので、立たせますけどいいですか?」とお聞きし、おばあさんも「できるんですか?お願いします」と言っていただきましたので、おじいさんに「さあ立ちましょう」と言って脇を抱えて立っていただきました。

(5)立ち上がった途端すぐ自転車に乗るおじいさんに

おじいさんは立ち上がった途端「大丈夫、帰ります、ありがとう」といいすぐ自転車に乗ろうとしたので、ぼくは「おとうさん!こけたばっかりだからすぐ動かないで!」といっておばあさんに「お父さん普段から自転車はスムーズに乗れてますか?家はここから近いですか?」と聞きました、おばあさんは「ありがとう、ちゃんと乗れるし、家も近いよ」、「そんなたくさん荷物をもってるのにごめんね」と大変なのはおばあさんなのに僕のことを気遣ってくれました。

(6)帰路につく老夫婦

そんなこんなで、おじいさんは「ありがとう、ありがとう」と言いながら自転車でズンズン前へ、一定距離進んでまた止まってを繰り返し、僕とおばあさんはおじいさんのことを気にかけながら、後ろをついていく、というような感じで移動していました。
その間に僕はおばあさんに、「僕はすぐそこのクリニックで働いてます、介護の経験が長いし、認知症ケア関係の資格も持っているのでまたお父さんのことで何かあればいつでも連絡ください」と名刺を渡し、おばあさんも「家族が遠方で暮らしていて、お父さんと二人だからいつか介護施設にって思ってたの、またお礼もしたいし連絡します」と言っていただきました。
僕は、「どうしましょう?ご自宅の前までついていきましょうか?」と何度か聞きましたが、おばあさんは「それはさすがに悪い、大丈夫です」と言いながら帰られました。

(7)老夫婦の姿にほっこり

おばあさんは、おじいさんに「家の場所わかる?大丈夫?」、と声をかけ、おじいさんはその声掛けに1回1回止まっておばあさんの方を向いてうなずき、を繰り返しながら帰路につく二人の姿を見ながら、いつもおばあさんはおじいさんを気遣いながら、おじいさんもそんなおばあさんの声に安心しながら毎日を過ごしているんだろうな、と思うと丁度夕暮れ時というのも相まって、僕はほっこりとした気持ちになりながら、二人の姿が見えなくなるまで見送ってから、僕も帰路につきました。

4.この体験から感じたこと

本編とは違う、つい先日体験したことを書きました。(めっちゃ長い💦)
僕は介護の現場で長いこと働いてきましたが、どんな人でも要介護状態になったら介護サービスを使うべき!とは思っていません。
認知症の家族がいる老々介護世帯の相談を前職では山ほど聞いてきましたが、ほとんどの方が「ホントにしんどい、どうにかしてほしい」という訴えをされています。もちろん、どんな状態になっても相手のことを思いやり、大切にしてきたんだろうとわかる方もいらっしゃいますが、やはり長年一緒に暮らしてきた家族の理解できない行動にはかなりのストレスがかかります。
今回話した老夫婦の後日談もあり、また機会があればここに書き留めますが、地域にずっと暮らしてきて、夫婦二人三脚で生活してきたことがお二人の様子を見ているとよくわかります。
認知症になり、介護が必要になっても、家族が身近に関わって一緒に暮らす。介護サービスは最後の手段と思っている方も多くおられると思いますし、その考えも間違いではないです。でも、介護サービスは本来、本人とその家族を楽にするためのサービスなので、使うことが恥ずかしいと思わず、まだ介護は必要ないと思っていても、いつでも頼ることができるように気軽に相談できる窓口がある。
僕も患者さんや地域の方にとってそんな身近な存在になれたらと感じる体験でした。

透析クリニック介護のプロ/くすのきマネージャーのTikTok
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岸辺くすのき透析クリニック
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