大人になったらジャズとか聴いてるはずだったのになぁ/TAVE「Into You」
現在発売中のミュージック・マガジン2025年9月号の「1990年代洋楽ヒット・ソングス・ベスト100」特集に選者&レビュー執筆で参加しております。
(他に、ギヴィオン『Beloved』、オディール『The Summer That Saved Me』のレビューも担当しております)

今年2月号の「80年代洋楽ヒット・ソング・ベスト100」に続いての参加となったわけですが、リアルタイムで聴いていなかった曲ばかり挙げた(それでもいいとのことで参加しました)前回と比べて、今回はリアルタイムで聴いていた曲ばかりだったので、案外スイスイ選べました。と言っても多少は悩みましたけどね。前回相当苦しめられた「全米/全英チャート40位以内」という縛り(前回のnote参照)も、今回はそこまで苦しめられず。R&Bチャートで上位のものはほとんど全米チャートでも40位には入ってたし。それだけ90年代にはR&B/ヒップホップがオーヴァーグラウンドなものになったということですね。
ライター38名がそれぞれベスト25を選んで、それを集計したベスト100はぜひ本誌をご覧になってください。なかなか面白い結果になってると思いますよ。
でもって、私の90年代ベスト25は以下の通りです。
1. TLC / Waterfalls
2. Mary J. Blige / Real Love
3. D’angelo / Brown Sugar
4. Jamiroqai / Virtual Insanity
5. Lenny Kravitz / It Ain’t Over ‘Til It’s Over
6. Lauryn Hill / Doo Wop(That Thing)
7. Erykah Badu / On And On
8. Mariah Carey / All I Want For Christmas Is You
9. Janet Jackson / That’s The Way Love Goes
10. Mariah Carey & Boyz II Men / One Sweet Day
11. Michael Jackson / Black Or White
12. Whitney Houston / I Will Always Love You
13. Aaliyah / If Your Girl Only Knew
14. SWV / Right Here (Human Nature Mix)
15. Brandy & Monica / The Boy Is Mine
16. Blackstreet / No Diggity
17. Arrested Development / Tennessee
18. Dr Dre / Still Dre
19. Notorious BIG / Juicy
20. 2 Pac / Dear Mama
21. Monica / Before You Walk Out Of My Life
22. Destiny’s Child / Bills, Bills, Bills
23. Boyz II Men / End Of The Road
24. Usher / Nice & Slow
25. Shanice / I Love Your Smile
好きな曲というよりは(もちろん全曲好きだけど)「幅広く聴かれた曲」「後世に影響を与えた曲」という視点で選びました。
ただ単に好きな曲ベスト25だったら全く違うラインナップとなっているだろうし。
SWV「Right Here (Human Nature Mix)」はオリジナルは全米92位だけど、このリミックスは全米2位。というのがリミックス全盛だった90年代らしいですね。
ビギーはB面の「Unbelievable」を入れたいところをグッと我慢しました笑。
アッシャーは若干強引にランクイン。アッシャー至上主義なもんで笑。
ほぼR&B/ヒップホップしか選んでない中で、ジャミロクアイとレニー・クラヴィッツは上位で選んでみました。JC〜JK時代の思い出ソングなので。
特にレニー・クラヴィッツ「It Ain’t Over ‘Til It’s Over」は何かと私の人生に関わってる曲で(かなり大袈裟ですがw)
中学時代はJR横浜線/東急東横線の菊名駅にあった塾に電車で通ってたんですが、東横線と横浜線を繋ぐ通路に、当時違法CDを売っていた出店みたいのがあり、そこでCDを買った記憶(もう旧石器時代の話なので許してください笑)。
その後、高校の現代国語の先生(私に読書の面白さを教えてくれた人でもある)がレニー・クラヴィッツのファンだったり、R&Bとかヒップホップしかかからないような夜遊びの場でふと流れたり、好きな人の家でふと流れたり笑、年がら年中聴いてるわけじゃないのに、ふと流れては私の胸をキュンキュンさせる思い出ソングなのです。この人自体がソウルやファンクを再解釈した人だったから、他のロック・シンガーの曲よりも私の耳に馴染みやすかったというのもあると思います。
ジャミロクアイの「Virtual Insanity」は言わずもがなという感じですよね。当時嫌いな人なんていなかったはず(コレも大袈裟。笑)。今なおあのMVはことあるごとに話題になるのだからすごいものです。アルバムだと1stの『Emergency on Planet Earth』が思い入れ的には一番強いんですけどね。G.RINAとも当時このアルバムの話をした記憶(笑)。渋谷のHMVとかで買ったんじゃなかったかなー(完全うろ覚え)。
90年代はバリバリ学生だったので、この2曲に限らず思い出ソングだらけ。今でも新譜を必死に聴きつつ、90年代R&B/ヒップホップも飽きもせずにずっと聴いてます。そういやこの前ギャングスター「Code Of The Streets」を聴きながら朝の家事をしていて、「大人になったらジャズとか聴いてるはずだったのになぁ」と思ったりしました笑。そんな自分も嫌いじゃないんですけどね。
Gang Starr / Code Of The Streets
いや、やっぱりジャズよりこっちよ!笑
<今日の1曲>
TAVE / Into You feat. Kenyon Dixon & Stacy Barthe
先ほど「新譜を必死に聴いてる」と書きましたが、毎週大量の新譜が出るので、マジでヒーコラ言いながら聴いてます。けどイヤイヤでは決してないですよ。とりわけ最近は特にいい曲、いいアルバムがたくさん出てて嬉しいし。
そんな中で最近私をときめかせたのが、TAVEことスティーヴ・オクターヴのアルバム『Fly Away』。中でもケニオン・ディクソンとステイシー・バースをフィーチャーしたこの曲。こんなの嫌いな人いないでしょ!というメロウ・バラードとなっております。極上の一言。TAVEはAespa「Illusion」を初め、SiRやマセーゴなど多数のアーティストを手掛けてきた人。アルバムにはこれまでの人脈を活かしてか、ミュージック・ソウルチャイルド、エリック・ベリンジャー、インディア・ショーンなど、豪華アーティストが多数参加してます。流麗なメロディーの曲ばかりでとろけますよ。秋の夜長にぜひ……と書こうと思ったけど、全然秋が来る気配ないですね汗。
Isaia Huron / I Chose You
オマケでこの曲も。イサイア・ヒューロンの先月出たアルバム『Concubania』より。癒されます。「A Color Show」ヴァージョンもありますが、そちらももちろん最高です。
