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世の中には知らない音楽がまだまだたくさんあるね!/Jack Dine & Tone Stith「Letting You Run」

寄稿しましたミュージック・マガジン増刊『ミュージック・ガイドブック 2010-2024 Vol.2』が本日発売されました。
2010年以降のヒップホップ/R&B/ジャズ/アフリカ/ラテン〜カリブ/ワールド・ミュージックのアルバムが1400枚以上(!)も掲載された特大ボリュームのディスクガイドです!

表紙にジャネル・モネイ、ブルーノ・マーズ、サンダーキャットがいますね。あとの3人はAna Frango Eletrico、Silvia Perez Cruz、Seun Kutiだそうです。
他にもラテン/カリブ(ブラジル、アルゼンチン
ウルグアイ、レゲエ等々)やワールド・ミュージック(中東、アジア、ポルトガル、カタルーニャ等々)があるよ!

私は2010年以降のメインストリームR&Bの総論とディスクレビュー、オルタナティヴR&Bのディスクレビュー、およびメンストリームR&B&オルタナティヴR&Bの共同監修を務めました。
オルタナティヴR&Bも『オルタナティヴR&Bディスクガイド』とはまた違ったセレクトになっていて面白いですよ。ロビン・ハンニバルとか、自分で書いてて「これ入れるかー」と思ったり笑。
メインストリームR&Bの方は比較的お馴染みのメンツが揃ってる感じですが、久しぶりにザ・ドリームとかTGTとかケリー・ローランドとか聴いて、書いてて楽しかったです。
選盤も担当編集者の新田さんとメールのやり取りを頻繁にしながら決めたりして、『オルタナティヴR&Bディスクガイド』を作っていた時のことを否が応でも思い出したり。線引きが大変だけど、やっぱり楽しい作業です。

R&B以外にもヒップホップだと「ミックステープ」「エモラップ」とか、アフリカ音楽だと「トゥアレグ(サハラ砂漠に住むベルベル人系遊牧民)」とか、ワールド・ミュージックだと「マグレブ(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)」とか、他のディスクガイドではあまり見ないような項目がたくさんあって興味深いです。世の中にはまだまだ知らない音楽がたくさんあるのだなぁとつくづく思います。
ぜひお手に取ってみてくださいね。私ももりもり書いたし笑。

ではここで、「すっかり忘れていたけれど、執筆にあたって久しぶりに聴いて良い曲だと思い出した曲」を挙げていきたいと思います笑。

Rihanna / Talk That Talk feat. Jay-Z
2011年の同名タイトルのアルバムより。リアーナはボーイ・ワンダ作の「Work」(2016年の『Anti』収録)が好きすぎて、いまだにリアーナが聴きたくなったら「Work」をしょっちゅう聴いてるんだけど、ジェイ・Zをフィーチャーしたこの曲も超かっこいい。プロデュースはスターゲイト。時代を感じるわー。

Melanie Fiona / I Been That Girl
2012年のアルバム『The MF Life』より。サブスク未配信。ノア“40”シェビブがこっそり関与していて、CDのブックレットを見て今更ながら驚いてしまいました。カナダ繋がり? 2012年なんて1番ノア40がブイブイ言わせてるころですもんね。この曲はソウルフルな8分の6拍子バラード。アルバムは他に制作でノーID、サラーム・レミ、ジャック・スプラッシュ、客演でNAS、J・コール、ジョン・レジェンドなどが参加。豪華ですね。

TGT / Sex Never Felt Better
2013年のアルバム『Three Kings』より。忘れていたわけではないですが、久しぶりに聴いて、やっぱりこれだよ、R&Bは!と思った曲。「ヒール履いたままで……(以下略)」とか歌ってる、タイトルまんまのレディース絶叫官能ソングですが、久しぶりに聴くと背筋が伸びます笑。プロデュースはB.A.M.。ソングライとにケニオン・ディクソンが参加しているのもポイント。

Jeremih / Impatient feat. Ty Dolla Sigh
2015年のアルバム『Late Nights: The Album』より。これはこの曲っていうよりはアルバム全体的に思ったことなんだけど、『オルタナティヴR&Bディスクガイド』に入れるべき作品だったなぁと。超反省。ジェレマイってだけでセレクトから除外してた気がする。音数少ないダークな曲がずらりで、アルバム全体的にかなりオルタナティヴな作り。というわけで、お詫びと反省を込めてこの曲をピックアップ。プロデュースはロンドン・オン・ダ・トラック。他にも制作にヒット・メイカ、マスタード、客演にJ・コール、ジェネイ・アイコ、ミーゴス、フューチャー、ビッグ・ショーン等々が参加。

………キリがないのでこの辺で。
ほんと、いい曲って無限にありますよね。
私にとっても昔の作品を改めて聴き直す良い機会になった『ミュージック・ガイドブック 2010-2024 Vol.2』、ぜひ読んでみてくださいね!


<今日の1曲>
Jack Dine & Tone Stith / Letting You Run

アレックス・アイズレーとの仕事で知られるプロデューサーのジャック・ダインとトーン・スティスのコラボ曲。これから暑い季節になるはずなのに、すごい冬っぽい曲(笑)。それはトーン・スティスのヴォーカルに依るところも大きいでしょう。トーン・スティスは令和のカール・トーマスといってもいいくらい(笑)哀愁味たっぷりのヴォーカルでホント大好き。ジャック・ダインも流石の仕事っぷり。ひたすらメロウでとろけます。

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