短文/おでッセイ③:お題に140文字で応えるショートエッセイ集
本文 約1,200文字
コワモテ @kwmtkoo こと私のX(旧Twitter)でのポストを元にした、ショートエッセイ集の第3回です
X(旧Twitter)での私のポストは、140文字で完結するような内容が多かったんです
そこにお題が加わると、これは短いエッセイなのでは?と思うようになりました
140文字由来の余白と余韻が良い味を出していると思いますので、ぜひ読んでみてください
身近な出来事から始まって、意外な方向に展開していくことも多いですよ

タノシイ話題 提供シマス
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お題15. お尻が割れた時の話
湯船で下の子が突然の号泣
原因はすぐに分かりましたが手に負えないので給湯器のボタンで嫁さんを呼びました
待っていると上の子から質問
「沈むうんちと、浮かぶうんちがあるのはなんでなの?」
密度を説明する私、それを聞く上の2人、泣き叫ぶ下の子、そして回収待ちのウンチ達
天地創造の如し
お題16. 宇宙の話
@observer_120億歳
「意外とデブリが少ないんですね」
あの若い文明の、なんと猛々しいことか
翳りゆく文明の宇宙人は、観測の最後にメッセージともつかない言葉を残した
他には何も残さない
先を歩いた旅人には、誰も気づかない
あの言葉をどう受け取るだろうか
楽しみだった
宇宙人の親心
お題17. 石の話
レジでお会計のとき、トレイに涙型のきれいな青い石が置いてあるのに気付いて
「あ、これナウシカのやつですよね!」と焦って言い間違えて
「あ、いやラピュタでしたね」と慌てて訂正したけれど
よく見たらナウシカでもラピュタでもなく
ただのナスカの地上絵柄の青い石だった
お題18. 自動化の話
最近は食券制のラーメン屋さんって多いですよね
外国人(たぶん中国の方)の女性が店員さんに、「注文したのと違う」といった話をしていて、よく聞くと「玉子が2個入ってないからおかしい」という指摘でした
帰りに券売機を見てみると…
「特盛りラーメン(二玉分)」
お題19. 風の話
実家の近くの岸壁には船がたくさん停まっていた
格子状に立てたドラム缶の上に板を敷いて、積み上げられた漁網の山には、ブルーシートが掛けられている
ドラム缶の迷路で遊ぶのも楽しかったけれど
山の上に寝転がって、海風が吹き抜ける大きな音を聴きながら、体が温まっていくのを感じていた
お題20. 不思議な話
長男の出産から半年、夢の中で停電になった
玄関にあるブレーカーまで壁伝いに行くと、手には懐中電灯があった
照らすと一つだけ落ちているレバー
ラベルには「メンス」と書いてある
知らない言葉だったが、レバーを上げると明るくなり夢も終わった
翌日、検索してみると「生理」のことだった
お題21. 香りの話
大雨で学校まで子どもを迎えに行きました
床に落ちていたシャツを急いで羽織って駆け足で向かい無事に到着
立ち止まって初めて気付きましたが、どうやらシャツに猫がおしっこをしていたみたいです
子どもが出てくるのを待っているあいだ、狩人かってくらい風下に身を置いていました
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