おつぎはだれかなーー『だぁれかさんとアソぼ?』+絶叫上映|2026:映画の旅 vol.72.1
推しへの愛の強さは、恐怖を超える。
『ミンナのウタ』『あのコはだぁれ?』と続くサナちゃんシリーズの3作目。もはやサナちゃんが好きすぎて、ホラーというジャンルを超えた。これはよく言うホラーとコメディが紙一重とかの話じゃなくて、ただただサナちゃん(と、このユニバース)が好きすぎて、ストーリーの繋がりやエピソードばかりが気になってしまう、かつて経験したことのない感情…これが恋?
※先に補足、"ちゃんと怖いです"
そして、ホラー映画を怖くないと言いたい逆張りではなく、この作品を撮られているのは、Jホラー界の生きる伝説です。怖くないわけないです。ただ、その怖さに取り憑かれ、ただただサナちゃんに狂わされた人間の感想としてお楽しみくださいーー
今回のサナちゃんはアグレッシブでアクティブ!
過去作同様の怨霊の類とは違う、自分の音楽を世界に届けるために全身全霊を注ぐ行動力の塊みたいな女の子なんだけど、今回はサッカー(?)に野球(?)とスポーツという新たな一面も見れて、そんなところもBIG LOVE。(『アウトレイジ』以来のバッティングセンター死)
そんなあまりにも過激になりすぎて、タカヤサマとか言う(文字面だけだと)オヤシロ様と同格の領域に。(そういえば、最初にカウセリングに来てた子ってどうなったんやろ。時系列的にあのあとってことで助かったんかな?)
いずれは「サダちゃん、カヤちゃん、サナちゃん」と同格に呼ばれる時代も来るかもしれないし、『貞子vs伽椰子vsダークライ…サナちゃん』とかいうまたvsシリーズものやってほしいね。Jホラーにあるまじきvsとかいう単語を期待しています。
それと過去作との繋がりたち
こう言ってはなんだけど、今作メインの平瀬姉妹の物語より過去作のキャラクターたちがメインの作品。"SSU"(清水崇監督・サナちゃん・ユニバース)もここまで大きくなったんだなー、とそれこそアベンジャーズ見ているぐらいのワクワクで見ていた。
権田のこの数年で培った見事な危機察知能力や弟を中心に展開される高谷家の物語だったり、過去作知らんかったら「何?!」の連続な気がする。とくにめちゃくちゃサナちゃんに詳しい前作主人公。やっぱりこのなんて言うんだろう、少し大人になってというか「生き残り」の面構えになってたよな。
あとは、主役の職業
前作では先生、今作ではカウンセラーと子供を救ったり導いたりする立場にある大人たちが選ばれているんだけど、普通の怨霊ならもしかしたらその子の立場に立って、恨みを少しは晴らしてあげられたかもしれないのに、このサナちゃんがあまりにもその怨霊とは似て非なるものすぎて、最終的にはどちらも「あんたなんかに」と突き放しているのがサナちゃんの厄介さ極まれりって感じだな、と、
そして、風雲高谷城!
高谷城前の坂道から登る階段とあの玄関から見える階段の景色だけで、「待ってました!」とゾクゾクさせられる。"もうこんな家潰したほうがいいって!"とツッコミ入れた瞬間、ほんまに潰れててびっくりした。しかも、階段下にはーーーー(それは本編で見てもらうとして)
それと高谷家のお隣さん
サナちゃん事件の一報からマスコミに野次馬たちに生活を荒らされ、ようやく風化してきたかと思えば、都市伝説化してその被害にあった見知らぬ大人が定期的に大人数で来てはありえないぐらい騒ぎ立てるという、とんでも物件すぎる。"ただ隣に住んでいただけなのに…。"、もらい事故すぎる。むしろ、こういうのを事故物件っていうんじゃ…。
さらに姉弟の再会ね
前作では弟の彼女を奪い、今作では弟にとって大切な施設の子たちを奪おうとするブラコンっぷりがいかんなく発揮されていたのだけど、そんな二人の再会は、あんなに死に別れた姉弟の感動で再会しないものもないというものだった。門構えから血だらけで出てきたと思いきや、「もう一回死ねる」と満面の笑みで階段から落ちてダブルピース。007も2度死んだ、つまりサナちゃんも不滅なのかもしれないーー頼むから完結しないでくれよ。
余談
映画館が同日に公開のちい様1色だった!
久しぶりに『国宝』や『鬼滅』のあの時を彷彿とさせるほどの人が!!コンセッションや売店が混雑しやすいので飛び込みやギリギリは注意!!
それと、あの時よりも増えたであろうドリンクバー形式の映画館はしっかり注意しないといけないかも!(原液のQooが出てきて笑える私みたいな狂人ならOK!)映画終わりにコンビニで天然水2本分で500mのQoo×2とコップのQoo1個にしてやったから、意外とトクした?
+絶叫上映
まずは大反響を受けて、今週も全国で追加の上映が決まったみたいだから、夏休みの肝だめしにぜひ!!
(いか、一部演出上の内容に触れるので、完全に初見で絶叫上映を楽しみたい方は、ブラウザバックで、今週末の追加上映をぜひ楽しんでください!)
それではーー
前作とは桁違い。
前作と同じ大阪ステーションシネマで鑑賞してきたのだけど、これはひと味もふた味も。前作と同じく上映中に"あのコ"が現れるまではもちろん同じで、前作はいわゆる通路側を中心とした演出が多かったのだけど(狭いし仕方ないよね〜と思いながら)、今作は全然通路側とか内側とか関係なく這入ってきていて、完全に安全圏が消える。
しかも、後ろから覗き込んだり、叫び声や笑い声をあげたりと本当に五感全体一切油断する隙を与えない恐怖。前方席での鑑賞だったけれど、常に後ろで何かが起きているけど、前の映像からも目を背けられない恐怖はこの絶叫上映でしか味わえないな、と。
『だぁれかさんとアソぼ?』でした。
本日は2本立て。『私だけの名画座』という作品をテーマごとにチョイスしている記事で、過去作2作の紹介もしていますので、ぜひこちらも合わせてお願いします。
私は完全にこのアップグレードシステムに目覚めた。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
