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写経をしてたら背筋がヒヤリ。

2021年7月にゆる写経を始めてから、4年以上が経ちます。

所属している福祉系NPOの居場所で、細々と続けている企画。
月に1度、ゆるく写経する。
そんだけ。
参加人数は、基本いつもの方々2~3人。
稀におおい時で8人くらい。
人数がすくない方が私も楽だし、規模的にはちょうどいい。
参加者とのお話も大事な時間だったりするし。
このまえは「7割でやめました」って堂々と話す方もいて、各々ゆるく写経をしているようです。

毎月やっていると、色々と気づきがあったりなかったりする。
で、今月の写経のこと。

いつものように、書きたい筆記用具をえらぶ。
筆ペンやボールペン(色付やラメ入り)、鉛筆などが雑多に入った箱を眺める。
ふと目に入った水色の鉛筆。
これで書いてみるか。
ひと文字書いて気づく。
うーむ、うすいな…。
色鉛筆だしそりゃそうか。
書き始めちゃったし、このまま書いてみるか。

5行ほど書いて、ふと思う。

これは、鉛筆だ。

だけど、色鉛筆だ。

これは色を塗るために生まれてきたのだ。
本来、字を書くために生まれたのではない。
自分で選んでおいて、うすいな、とか言っちゃって。
だからこの場では、色鉛筆は悪くない。
選んだわたしが良くなかったのだ。
そう考えたら、色鉛筆に申し訳なくなってきた。
ごめんよ色鉛筆、無理をさせているね…。
途中で変えることもできたけどそうしなかったのは、
ちょっと大変だけど書き終えられそうな気はしたから。
もちろん、書き終えることはできた。
ただ、おたがいに心身をすり減らしながら写経は進んでいったように思う…。

色鉛筆だ、と気づいたあの瞬間、背筋がヒヤリとした。
周りのひとに対して、そうしていないだろうか。
みんな同じ形だけど、みんな違う役割がある。
ひとにも本来、得意とすること、やりたいことがきっとある。
そのひとが苦手なことを、やらせていないか。
やりたくないことを強制していないか。
仕事や個人活動で、だれかにお願いをするとき。
そのひとが、なにができて、なにがニガテなのか。
こちらがその人のことをよく知っておく必要がある。
加えて、そのひと自身が得意と苦手を自認していることも必要だと思う。
ひとによっては得意不得意に無自覚だったりするから、こちらでそれに気づいてあげること。
そして、その人を信じて任せる。
丸投げになっていないか気にかけつつ。
(最近はホワイトハラスメントというものもあって難しかったりするけど。)
たがいを知ることで、
気持ちよく、お願いをする、お願いをされる。
周りで関わる人たちとは、そんな関係をつくっていきたいと思った。

4月に新年度が始まって、学校や職場など環境が変化したひとも多いでしょう。
ひと月が経ち、すこしずつ新しい人たちのことも分かり始めた頃でしょうか。
わかり始めて安心することもあれば、
わかり始めて不安になることもある。
でも、お互いを知り合うってそういうことなんでしょうね。

だれしも考えごとはいろいろあれど、
ひとつずつ解消されていくことを願って。

右為 抜苦与楽

月に一度の定点観測、ゆる写経。
ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
春の悩みも、色々ですな。

2026.4.26 ゆる写経

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