本の話ならいつでも聞かせて。
そろそろ旅に出たいなーという欲求が湧いてきて、どこに行こうか何食べようか良い本屋さんはないかどんな本を持っていこうか、そんなことばかりで頭がいっぱい。新しい友達を作れたらいいな。
この前の水曜日、2月19日に私が洋書好きになったきっかけでもあるサリー・ルーニーの「Beautiful World, Where Are You」(美しい世界はどこに)の邦訳が早川書房から発売されましたー!パチパチ。うれしいな、うれしいな。鼻歌まじり。出版関係でもなんでもないけど。「カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ」より、「ノーマル・ピープル」より、サリー・ルーニーといえば私の中ではこっちだよ。と言っても、まだ手に入れられてないので、はよ読まな。同じくサリー・ルーニー好きの友人(現在はアイルランドにいる)にも、早く感想教えてあげなくちゃ。
So of course in the midst of everything, the state of the world being what it is, humanity on the cusp of extinction, here I am writing another email about sex and friendship. What else is there to live for?
昨年の夏にこんな記事を書いたのだけど…
私のnoteといい、instagramといい、本や言葉のことが中心になっていて、もはやライフワーク化しているわけですが、その割にLaicaという人間はですね、本について語れない。文章にして思いを綴るのは(得意かどうかは別として)好きなんだけど、作品を分析したり、深掘りしたり、人と語りあったりするのはなんかちょっと…先のことは分からないので、10年後には好きになってるかもしれないけど、今のところはあまり楽しいと思えない。それなのに、本の話題が出るとはっきり色めき立つ、という非常に面倒くさい性格をしております。認識はあるので、たぶん大丈夫。
自分は話さない、でも人の話は聞きたい。最近こんな本読んだよ。この本知ってる?こういう作家が好きなんだよね。これ面白かった!そうやって始まる会話が好物です。大好物です。主食です。常にスタンバイしてるので、いくらでも話してくれ。それに、聞いて終わりじゃない。右の耳から左の耳に抜けるなんてことは絶対ない。ちゃんとそのタイトルも、好きなジャンルも、推しの作家も、覚えておくし、AmazonとGoodreadsのリストに追加しておくし、いつになるかは分からないけど、きっときっときっと読むから。約束する。あなたがその話をしたことさえ忘れた頃くらいには。

本のセレクションがすごく好みだった。
仕事場でも本の話題が出たりするのだけど、この前、職場の先輩に教えてもらったのは有吉佐和子「青い壺」。一度は絶版になったこの作品が令和の時代に大ブレイク。原田ひ香の帯のパワーよ。NHK Eテレ「100分de名著」でも特集されたみたいです。新装版の美しいこと。私もツボにはまりたい。
「悪女について」も面白そう。先輩は怖い怖いって言ってたな。
先月、成人の日に二十歳の集い?同窓会?みたいなのがあって(行った本人がよく分かってない)、ひっさびっさに小学校のクラスメイトたちと再会しました。小学校卒業以来会ってないということは…え、8年ぶり?みたいな人もちらほらいた。誰が来るかなんて知らなかったし、地元から離れた学校に通っていたので、今親しくしている友人なんて1人もいないという状態で同窓会に乗り込みました。よく行ったな、私。孤軍奮闘。でもでも、蓋を開けてみれば、懐かしい顔を見た瞬間、ぶわんと昔の感覚に戻れて、予想していたより楽しめた。みんな大人になったんだなーとしんみりするような、ほんわかするような。正直、当日会場が寒すぎて記憶が曖昧なところはあるけど。
その二十歳の集い?同窓会?(まだ分かってない)で話す機会のあった友人に教えてもらったのがジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード」。この作品の話を友人がしてくれている時は、ん?ケルアックって初めて聞いたな、とか思っていたんだけど、家に帰って深掘りしてみたら、2年くらい前、ダークアカデミアにどっぷりハマっていた頃に観た映画「キル・ユア・ダーリン」で描かれてた人だ!覚えてる!ってパズルのピースが合わさった。知らないって言ってごめん。思考回路が寒さで確実に死んでたわ。
ビートニク(ビート・ジェネレーション)を代表する作家であるケルアック。この「オン・ザ・ロード」はもうすぐ伝記映画が公開されることで話題のボブ・ディランにも多大な影響を与えた作品。あと、この話を母にしてみたら「ビートニク」(原題:The Source)というビート・ジェネレーションのドキュメンタリー映画を母が若い頃、カナダのビデオ屋さんで買ってきて、祖母と一緒に観たらしい。今はもう持っていないみたいだけど、すごい偶然。びっくり。
それに、2週間前くらいだったかな、明日本屋さん行こうかしらと思いを巡らせながら、お布団の上でゴロゴロ、野村訓一のラジオ「TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING」を聴いていたら、「オン・ザ・ロード」の話題が出て。うつらうつらしてた脳が一気に覚醒した。これは読むしかない!次の日朝起きて、すぐ本屋さん行って、ゲットしてきた。まずは原書で読んでみよっと。
'Man, wow, there's so many things to do, so many things to write! How to even begin to get it all down and without modified resraints and all hung-up on like literary inhibitions and grammatical fears…'
「本は眺めたり触ったりが楽しい」の青山南が邦訳してるんだ。今知った。
近くの図書館にケルアックがウィリアム・バロウズ(映画「キル・ユア・ダーリン」だとベン・フォスターが演じている)と共著した「そしてカバたちはタンクで茹で死に」(And the Hippos Were Boiled in Their Tanks)があって、それにも好奇心がそそられる。まず、タイトルの個性強すぎ。
本好きの友人や知り合いがいて、いろいろ教えてもらえるっていうのは嬉しい限りな反面、話を聞くたびに読みたい作品が増え続ける。手に負えない。本屋さんにすぐ行きたくなってしまう。まずは家の本棚にいらっしゃる方たちと向き合いなさいって感じだよね。
今週末のライブ楽しみだー。
