声聞こえてるだろ😏 | しれネコ外伝 その3
🐾 しれネコ外伝3
「それでも、来るにゃ」
しれネコは、少しだけ慣れてきていたにゃ。
前に進むことに。
あの声を、聞き流すことに。
🐱「今日は、ちゃんと動いたにゃ🐾」
うまくいった日だったにゃ。
少し疲れて、
少し満足して、
少しだけ、誇らしかったにゃ。
夜。
静かな部屋。
何も起きないはずの時間。
👻「えらいね」
後ろから、声がしたにゃ。
🐱「……来たにゃ🐾」
ふりかえらなくても、わかるにゃ。
👻「ちゃんとやってるね」
👻「すごいよ」
今日は、少し違ったにゃ。
止めに来てる感じじゃない。
ただ、認めてるだけ。
🐱「……にゃ」
少しだけ、うれしかったにゃ。
ほんの少しだけ。
👻「じゃあさ」
そのまま、やさしく続いたにゃ。
👻「もう十分じゃない?」
🐱「……にゃ?」
👻「これ以上、やらなくてもいいよ」
👻「ちゃんとやってるし」
👻「ここで止まっても、誰も困らないよ」
🐱「……」
しれネコは、少しだけ黙ったにゃ。
それも、まちがってないにゃ。
ほんとうに、困らないにゃ。
👻「ね?」
やさしい声だったにゃ。
どこまでも、やさしいにゃ。
🐱「……にゃ」
しれネコは、少しだけ笑ったにゃ。
🐱「それ、前より強くなってるにゃ🐾」
👻「そう?」
🐱「にゃ」
前は、止めようとしてきたにゃ。
でも今は。
👉“満足させて止める”
🐱「ちょっとずるいにゃ🐾」
沈黙。
ほんの一瞬だけ、空気がゆらいだにゃ。
👻「でも、楽だよ?」
🐱「知ってるにゃ🐾」
しれネコは、少しだけ座ったにゃ。
でも、そのまま立ち上がったにゃ。
🐱「でもにゃ」
🐱「楽なだけだと、ちょっと足りないにゃ🐾」
👻「……」
🐱「満足してるだけだとにゃ」
🐱「そのうち、動けなくなる気がするにゃ🐾」
👻「……怖いこと言うね」
🐱「ちょっとだけにゃ🐾」
しれネコは、深く息をしたにゃ。
🐱「今日はもう終わりにするにゃ🐾」
👻「うん」
🐱「でもにゃ」
🐱「終わるのは、“止まる”とは違うにゃ🐾」
👻「……」
その言葉は、少しだけ効いた気がしたにゃ。
しれネコは、電気を消したにゃ。
👻「また来るよ」
🐱「知ってるにゃ🐾」
👻「次は、もっとやさしくするね」
🐱「……にゃ🐾」
静かな夜。
🐱「それでもにゃ」
🐱「そのとき、どうするかは」
……
🐱「まだ決めてないにゃ🐾」
夜は、静かだったにゃ。
でも、たぶん。
👉ずっと、つづいてるにゃ
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ドーナツ🍩は、しれネコ担当にゃ。