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ピラミッド物語:第5話 何百万個もの石を切り出す ―― 採石場で始まる壮絶な仕事|4600年前、本当にあった壮大な国家プロジェクト

ピラミッド建設に必要だったのは、200万個を超えると推定される膨大な石材でした。鉄の道具がない時代、古代エジプト人はどのように石灰岩や花崗岩を切り出したのでしょうか。
今回は、考古学で明らかになっている採石技術と、石工たちの驚くべき仕事を、物語形式で紹介します。


ギザ台地の測量が終わると、いよいよ建設は次の段階へ進みます。
それは、何百万個もの石材を準備するという、気の遠くなるような仕事でした。
クフ王の大ピラミッドには、およそ230万個の石が使われたと長く言われてきました。しかし、この数字は一つひとつ数えたものではなく、体積から推定した概算です。研究者によっては、もう少し少ない、あるいは多いと考える人もいます。それでも、使われた石材が200万個を超える規模だったことは、多くの研究者が認めています。

ギザの採石場

建設現場のすぐ南には、良質な石灰岩の採石場がありました。ここで切り出された石が、大ピラミッド本体の大部分に使われたのです。
当時、エジプトには鉄の道具はまだありません。
石工たちは主に銅製のノミ木槌を使い、岩に溝を刻んでいきました。
しかし銅は柔らかく、すぐに刃先が摩耗してしまいます。
そのため、道具は何度も研ぎ直し、修理しながら使われました。

銅のノミで石を削る

さらに、硬い岩を砕く必要がある場所では、ドレライトという非常に硬い黒い石のハンマーが使われていました。この石球で何度も叩き、少しずつ岩を砕いていったのです。

ドレライトの石球

石を切り出す作業は、一日に何十個も完成するような簡単な仕事ではありません。一つの石を切り離すまでに、多くの人が力を合わせ、慎重に作業を進めました。そして切り出された石は、その場で大まかな形に整えられます。

巨石を整形する石工たち

すべてを完全な四角形に仕上げたわけではありません。積み上げた後に細かな調整を行うことも考えられていたため、採石場では効率よく運べる状態まで加工されたと考えられています。

一方、王の間などに使われる赤い花崗岩は、約900キロ南のアスワンから切り出されました。こちらはさらに硬い石で、加工にはより多くの時間と労力が必要でした。

アスワンの花崗岩採石場

巨大な石材が少しずつ採石場に積み上がっていきます。
しかし、本当の試練はこれからでした。
重さ2トンから3トン、多いものでは数十トンにもなる石を、どうやって建設現場まで運ぶのか。

積み上げられた石材

その答えは、古代エジプト最大の生命線――ナイル川にありました。

次なる挑戦

次回――「ナイル川が巨大物流網になる。」
古代エジプト人は、大河を利用して巨石を運ぶ壮大な輸送計画を実現します。


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※本物語は、現在わかっている最も近い事実に基づいて作成されています。
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監督:こう爺
お話とプロンプト:ChatGPT
画像と動画:Flow (Nano Banana 2)
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