見出し画像

FIRE後の出口戦略(1) 目指せ「高等遊民」!

すみません、いざFIREという時になって、ビビっちゃいました
FIRE後の理想としては、「高等遊民」として、すべての労働からスッキリ解放されることを願っていました。しかし、いざ具体的にリタイアを決意すると、生来、慎重な性格の私は、ビビって日和っちゃいました。我ながら中途半端だとは思うのですが、FIREしてからも、5年間程は、新天地で負担にならない程度の短時間労働を続けました。今回は、このビビって迎えた過渡期の5年間について、まとめてみます。

みんな大好き、シマエナガ。「日和ってる」→「ヒヨ」→「ひよこ」という連想で、ひよこの写真を探したのですが、手元になかったので、代わりに我が家の庭で佇んでいるシマエナガ。
シマエナガは警戒心が強く、北海道に住んでいても、なかなか撮影が難しいのです。

私がビビった理由は「FIREあるある」ですよね?
ビビった理由は、これも「FIREあるある」だと思うのですが、簡潔にまとめると以下のようなものです。

  • 一切の仕事を急にやめた際、暇を持て余して、あるいは社会的に必要とされなくなった自分が辛くて、などの心理的なストレスによって心を病んで、FIREを卒業(中退?)してしまう、というような記事を読んでいた。

  • 株価のシークエンス・リスク(正確にはSequence-of-Returns Risk)で、FIRE取り崩し直後に株価暴落が生じると、想定以上に金融資産の減少ペースが早まることで、生涯にわたってFIREライフを支えてくれるはずの経済的な基盤が崩壊することを懸念した。

  • 新天地でのライフスタイルが確立するまでに、新しい人間関係を築いておきたかった。

要するに、FIRE前後で生活環境が激変することに対する保険というか、ある種の激変緩和措置の意味合いでした。

待望の「含み益バリヤー」出現!
実際、短時間労働によって、ある程度の収入を確保できたことで、(株価低迷期に投資へ継続的に入金していた)2022年を含めて、堅実に金融資産が推移し、FIRE後でも経済的な不安は、ほとんど感じませんでした。

特に2023年以降は、株式市場が順調に推移したことで、かろうじてではありますが、なんとか生計を維持できる「経済的自由」に近づきつつあるという感触を得ることができました(いつまで続くかはわかりませんが・・・)。

前回・前々回の記事(下記参照)でご報告したように、2023〜2026年の間の好調相場で、いわゆる「含み益バリヤー」ができましたので、ノーリスク資産の「生活防衛費」と組み合わせれば、今後、暴落や調整局面が到来しても、(計算上は)なんとかしばらくは耐えられるはずです。

「高等遊民」って、ご存知ですか?
私のFIRE後の理想は「高等遊民」です。「高等遊民」とは、夏目漱石の小説などに出てくるのですが、「それなりの教育を受けながらも、経済的なゆとりを持って、定職にもつかず、読書や芸術鑑賞などをして、閑静に暮らす人」です。

もっとも、正直な感想を述べると、小説に登場する「高等遊民」の言動を冷静に観察していると、「なんだかよくわからないけど、お金には困っていないようだけど仕事もせず、憂鬱な教養人を気取ったヘンな人」という印象もなきにしもあらず、なのですが。

以前、フジテレビの「デート〜恋とはどんなものかしら〜」というドラマで、主人公が、「高等遊民」になりたい!と連呼していたのが印象的でした。私も、「高等遊民」になって、ゆっくり読書をし、思索にでも耽って(?)静かに暮らすのは理想的な人生だなあ、と思いました。なんだかFIRE願望の奥底とも共通する精神構造があるような気がしますので、「高等遊民」とは「明治末期〜昭和初期の旧FIRE民」と呼ぶべき存在なのかもしれません。

人間関係も大事ですよね?
また地域に密着した短時間労働を入れたことで、移住先に知人・友人が増えました。比較的、社交性に乏しい男性は、リタイア後、職業上の交際が消滅していく過程で、孤独感を強めることが多いそうです。

人脈ネットワークを構築することを重要視する女性の場合は、もっと深刻です。パートナーの “地に足のついていない”「田舎暮らし願望」に付き合わされた挙句、以前の居住地で長年かけて築いた人間関係から切り離されて深刻な孤独にふさぎ込んで、強いストレスから離別にまで至る「移住離婚・別居」は、「移住あるある」の一つとも言われています。

私自身は、「森の木陰で読書をしていれば、それだけで楽しい」と言う嗜好なので、孤独耐性はあると思うのですが、妻にとっては、慣れ親しんだ友人の多い場所から移住すると言うことは、相当なストレスを生じることになるようです(実際、妻は移住前後にその不安を訴えていました)。しかし、この問題も、過渡期の5年間において、短時間労働で知り合った知人関係者から出発して人脈が広がり、妻自身も、積極的に地域開催のイベントに参加し、友人が増えたことで、自然と払拭されていったようです。

このように、FIRE直後の激変緩和措置を行った過渡期のフェーズを終えて、いよいよ今年、すべての労働を辞めて、不労所得だけに依存する完全リタイアにシフトします。完全リタイアについては、これからの話になりますので、将来的に別の記事でまとめてみたいと思います。

それでは、今回はここまでとさせていただきます。ここまで、この記事を読んでくださって、ありがとうございます。

今回の結論
「日和ってる奴いる? いねえよなあ」

(和久井健『東京リベンジャーズ』のマイキー / 佐野万次郎のセリフです)

すみません、ビビって、日和っちゃいました。

いいなと思ったら応援しよう!