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日々雑感(5) ”コミュニケーション”って、なに? 〜MBTI診断による性格タイプ〜

コミュニケーションとは?
私は、若い頃から他者との ”コミュニケーション” が苦手で、とても仲が良くなるか、よそよそしいかの二者択一になりやすいと感じていました。そして(自分自身にとって)仲良くなることができるのは、ごく少数の相手だけでした。

そもそもコミュニケーションとは、「お互いの意思、感情、情報、思考などを分かち合い、共通の理解を作り出すプロセス」のことです。単に「言葉を交わす」「情報を伝える」だけでなく、相手がそれをどう受け止め、どう反応したかという双方向のやり取りがあって初めてコミュニケーションが成立します。

その観点からは、どういうコミュニケーションを選択するか、もしくはどういう相手であればコミュニケーションが成立するかということの集積が、社会における ”その人らしさ(個性)” の本質に近いものと言えるかもしれません。思春期の頃、コミュニケーションの苦手な(最近のネット用語で言えば ”コミュ障” の)私が社会に適合できるか、わりと真剣に心配していました。

MBTI診断によると、私はINTJらしい
最近、世の中で流行っているMBTI診断なるものを試してみたのですが、私はINTJと判定されました。ネット情報を調べると「全人口のわずか数%しかいない、非常に稀な性格タイプ」ということでした。

ところが先日、あるnote記事(下記参照)を読んでいると、私のnote記事でコメントやスキをくださったり、逆に私自身が共感してフォローしている方々の中には、「稀なはずのINTJ」の方が多いということがわかりました。

そのとき「同じ気質の方は、同じ場所に集まる」(by ほたてさん)という可能性を指摘されて、確かに偶然にしてはできすぎていると思いました。コミュニケーションの本質が「お互いの意思、感情、情報、思考などを分かち合い、共通の理解を作り出すプロセス」であるならば、(面識のまったくない)オンライン限定であっても、感情・思考を共有できるコミュニケーションが成立しているということは、(ネットの広大な海の中では母数が大きい分だけ)リアルな世界ではめったに出会わない「同じ気質・感性の人」に出会うチャンスが高いのかもしれないと感じました。

オンラインでのコミュニケーション
しかもお互いの素性を知らない気やすさから、普段はしないような深層心理に踏み込んだコミュニケーションが可能です(リアルな世界でそれをすると気まずくなっちゃうので、”常識のある大人” は、そういうことはしないんだと思います)。これがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の面白さであり、特に比較的まとまった文章を掲載することができて、コメント欄が荒れにくいnoteの特性なのかもしれません。

何を今さらと言われるかもしれませんが、これまで私は、(酷い言葉が飛び交う)ネット炎上事案などを読んで、精神衛生に悪そうなのでSNSには近づかないと決めていたのです。しかしオンラインFIREコミュニティ(「FIRE研究所」)に参加したことをきっかけに、noteというものの存在を知り、記事投稿を始めた新参者なので、ご容赦ください(下記参照)。

「生きづらさ」を感じているのは、私だけ?
ネット情報において、INTJは「その独特な性質ゆえに、日本の集団主義的な環境で生きづらさを感じることがあります」と記載されていました。はい、私は学童・思春期から現在に至るまで「他者とのコミュニケーションが苦手」だと感じていました。またものごとの感じ方、受け止め方が周囲と大きく違っているのではないかとも悩んでいました。

まあ、この手の性格診断は、一見弱点を指摘しているように見せながらも、実は褒めてる(?)ような微妙な言い回しをして、聞かされた側が満更でもない気分にさせることが多いので、どこまで真に受けて良いのかは微妙ですが・・・。

コールドリーディングのバーナム効果とは?
占い師、霊能者、詐欺師などが用いるコールドリーディング(cold reading)という手法があります。コールドリーディングとは、事前の準備や相手に関する知識が全くない状態からでも、相手の外見、仕草、話し方などを観察し、巧みな話術を使うことで「相手の心や過去の出来事をズバリ言い当てた」かのように錯覚させる心理的な技術のことです。営業職やカウンセリングなどでも、相手の信用・信頼を得る手法としても応用されていると言われます。

コールドリーディング手法の一つに、「バーナム効果」と言われるものがあります。これは誰にでも当てはまるような抽象的で普遍的な特徴を「あなただけに当てはまる特別な真実」を言い当てたかのように誤解させるテクニックです。

「感情表現が苦手」で「生きづらさ」を感じているのは私だけ? 
そこでMBTI診断です。上記の「その独特な性質ゆえに、日本の集団主義的な環境で生きづらさを感じることがあります」というMBTI診断におけるINTJの特徴なのですが、これって「バーナム効果」? 

もう一度、INTJについての記載を読むと、人間関係では「感情表現が苦手」「社交辞令や世間話が嫌い」「完璧主義で行き過ぎることもある」などが特徴で、「何を考えているかわからない」と良く言われるそうです。はい、これらはすべて当たっています。自分自身に思い当たる節が多すぎて、スゴいなあと思う反面、こういう悩みって、思春期の頃にみんなが一度は感じて、成人してからも誰しもが(普段は強気を装っていても、心の内側では)「生きづらさ」に悩んでいるから、普遍的な現象なのでは?とも感じるのです。

しかし、INTJの「コミュニケーションが苦手で、集団の中にいると疲れる」という特徴は、私が組織の中で生きていくことにうんざりする「生きづらさ」と密接に繋がっています。そして、それこそ私がFIREを目指した最大の理由でもあったのです。思春期の頃、自分は社会適合できないのではという不安に悩んでいた私は、無理をしてなんとか社会人として生きて、長年にわたる労働の結果、それなりの「地位」と「収入」を得ることができました(ありがたい!)。できたはずなのですが、人間関係が苦手なことは変わらず、「早く辞めたいなあ、森の中にでも住んで静かに本を読んで暮らしたいなあ」とずっと願っていました。

特に管理職になった40代以降、「このままで良いのかなあ」という危機感(ミッドライフ・クライシス)にとらわれていました。本当に自分がしたかった仕事はこれではないという「コレジャナイ感」を強く覚えたのです。相当な無理をして、(表面上はうまく取り繕いながらも)自分の苦手な政治的な調整作業を含む業務を、なんとかこなしている毎日でした。それでも自分の心の中で「電池切れ」のカウントダウンが迫ってきていることを自覚し、自然の中でのスローライフに憧れるようになっていました。そこでいざというときに備えて、コツコツとFIRE資金を貯金するとともに、セカンドライフの候補地を探し始めました。そして長年のFIRE準備期間を経た後、妻の同意を得ることができて、森の中に小さな家を建て、ついにFIREを達成します。それから5年が過ぎましたが、「森の暮らし」に支えられた現在のライフスタイルは本当に居心地が良くて、妻とわんこたちと穏やかに暮らしています。「生きづらさ」から解放され、FIREしてよかったと心の底から思っています。

最後に
ここまで考察を進めて、ハタと気づきました。ひょっとしてFIREを志向する(もしくは達成した)人々の中には、この「生きづらさ」を強く感じる「打たれ弱い」性格の人が多いのかもと思ったのです。(社会ではマイノリティ側の)FIREという選択を志向するという偏りがあるということは、それだけで「打たれ弱い」気質を有することを示唆しており、「同じような気質の人間は、同じような行動をとって、同じような場所に集まる」ということを意味しているのでは? 

その中でも、内向(Introverted)型で直感(Intuitive)型でありながらも、思考(Thinking)型で判断(Judging)型という相反した気質を持つINTJは、リアルな人生で「生きづらさ」に疲弊しやすく、やはり共通項があるのか? それとも単なるバーナム効果? う〜む、謎が謎を呼びます。

いつかFIREを志向する(もしくは達成した)INTJの人間だけを集めて、そのメンバーの人柄を観察しつつ、この点についてディープに議論してみたいなあと思っています。すごく盛り上がるか、「警戒心の強い人見知り」同士が顔を合わせて、なんとなく気まずい微妙な雰囲気で終始してしまうのか? それもまた新しい謎。誰か「INTJ限定オフ会」を企画してくれないかなあ? 絶対、このオフ会には参加してみたい。



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