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〔講義003〕アドラー『人生に革命が起きる100の言葉』[シェッツェン大学|蹴球学部|心理学科]

本講義では、
アルフレッド・アドラーの言葉を
一つ取り上げ、
その本文の要約と
実生活への落とし込みを
考えてみます。
アドラーが本当に伝えたかったことを
サッカーでもたとえていきます。
それでは、講義をはじめましょう。

すべてあなたが決めたこと
ー自己決定性について
003/たとえ不治の病の床にあっても、天を恨み泣き暮らすか、
周囲に感謝し余生を充実させるか、それは自分で決めることができる。

『人生に革命が起きる100の言葉』


【要約】

現実を受け容れ、そこにポジティブな意味を見つけていく。それは誰にでもできること

【サッカー例え】

スポーツに怪我はつきものだ。
大きな怪我を負い、治療・リハビリの日々はアスリートにとって苦痛だろう。
その間、ライバルが結果を出せば焦りも出る。
田中達也は、自身にタックルをした選手を責めるどころか庇ったのだ。
誰にでもできることとは簡単には言えないが、だからこそ、愛されるのだろう。

《実生活での教訓》

アドラーのこの言葉は、
「前向きになれ」「感謝しろ」といった精神論ではありません。
むしろ、もっと静かで、現実的です。
現実は変えられない。
だが、その現実にどんな意味を与えるかは、自分で決められる。
病気、障がい、失敗、挫折、人間関係の行き違い。
人生には、どうしても避けられない出来事があります。
それらを
・天を恨む材料にするのか
・自分を閉じ込める理由にするのか
・誰かを思いやるきっかけにするのか
どれを選ぶかは、他人ではなく「自分自身」が決めています。
ポジティブである必要はありません。
立派である必要もありません。
ただ、
「この現実をどう生きるか」だけは、自分の手に残されている
それが、アドラーの一貫したメッセージです。

■ おわりに

人生は、思い通りにならないことの連続です。
ときに、それは不条理で、残酷にすら感じられます。
それでもアドラーは、
どんな状況にあっても、人は“態度”を選べる存在だと語りました。
泣き暮らすのか。
誰かを恨むのか。
それとも、限られた時間の中で、感謝や意味を見つけていくのか。
その選択に、正解はありません。
ただ一つ言えるのは、
その選択は、あなたの尊厳そのものだということです。
現実を受け容れ、
その中で自分なりの意味を見つけて生きていく。
それこそが、
アドラーが「人生に革命が起きる」と語った、本当の理由なのかもしれません。

【了】

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