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92歳の母「九十二歳と九十四歳の若さ勝負」
おはようございます😊
少しずつ、空気がやわらいできました。
こちらは昨日、春を飛び越えてしまったかのような暑さでした。
そんな日のこと。
今日は、母の“良い意味でのライバル”のお話です。
ちょこっと情景を思い浮かべてもらえたら嬉しいので今回は小説風で。
母は九十二歳。要介護四。
歩行器が相棒。
友人は九十四歳。
毎週、電話で対戦する。
「もしもし?」
「もしもし?」
聞こえているかは、まあいい。
「あなた、声が若いわね」
母、先制。
「まあ、あなたこそ若いわ」
即、反撃。
「九十二に見えないって言われるの」
「九十四よ? わたしの方が若いわ」
数字が、武器になる。
「化粧水は歳の数だけパチパチ」
「わたしは百回」
年齢、突破。
「歩行器でも気持ちはシャキッ」
「気持ちが大事よね」
ここだけ仲良し。
「じゃあ、また元気でね」
「あなたこそ」
通話終了。
母、ひと言。
「九十四には負けてないわね」
どこで勝ったのかは不明。
でもこの勝負、
負ける人はいない。
九十二と九十四。
きっと心の中は、二十歳のまま。
年齢は増えていくけれど、
気持ちは案外、変わらないのかもしれない。私も友達と話すと、急に子どものころに戻る。
だから今日もきっと、どこかでまた始まる。誰も傷つかない、やさしい勝負が。
最後まで見て頂き、ありがとうございます。
読んでくださったあなたにも、
やさしい勝負がありますように。
素敵なイラストは、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。
ありがとうございます!
