2026年2月 西安旅行-0
2026年2月。中国に住み始めて最初の春節を迎えることになる。秋ごろまでは「人民大移動に巻き込まれるのは御免こうむる」と考えて上海に籠城する心づもりだったものの、いざせっかくの長期休暇を目の前にすると「せっかくの休みだから」と旅行計画を立て始めてしまった。
妻と僕の「兵馬俑を見ておきたい」という意見が一致し、今回の行き先は西安になった。もう一つの候補地であった哈尔滨(ハルビン)は「手持ちの装備では寒さに勝てないだろう」との結論に至り選外となった。
西安へは飛行機で向かうことにした。チケットは平時とくらべれば高価であるものの、春節を迎えてから出発する日程にすれば往路便は多少安く済んだ。結果、空路は往復で1人当たり3000元弱になった。中国人各位にとって「除夕(大みそか)までに帰郷して、家族で春節を迎えること」が重要らしい。SNSを眺める限り、除夕までの一週間くらい火车(鉄道)や高速道路はかなり混雑している様子だった。

ホテルの予約も特に問題なかったが、観光地の予約には大変苦労した。「兵馬俑は割とチケット数に余裕がある」と思い込んでおり、気づいたら通常のチケットが取れなくなってしまっていた。携程旅行(trip.com)で1,000元する英語ガイド付プランがまだ残っていたので、迷わずこれを購入した。なかなか良い値段ではあるが、西安旅行の意義を保つためには手段を選べなかった。
もう一つ、チケット確保に苦労したのは陝西省歴史博物館だった。ここは毎日決まった時間に5日後のチケットがリリースされるので、数多の中国人民との争奪戦に正攻法で参加する必要があった。定刻の1分前にはスタンバイしておいて、時間が来た瞬間に予約ボタンを連打する。3日連続で僕と妻が全力を尽くしたものの、結局予約を取ることはできなかった。
陝西省歴史博物館の予約に失敗してしまったので、空いた旅程を華山旅行で埋めることにした。当初華山は「真冬に険しい山を登るのは難易度が高すぎる」として計画から外していたのだった。こちらも携程旅行(trip.com)で西安市内からの高速バスとロープウェイを含めたチケットを見つけたので、意を決して購入した。
除夕。普段あまりつけないテレビで春晚(中国の大みそか特番)を眺めながら旅支度を進めた。

このあと数日間ずっと再放送され続ける。
