先輩体験談⑥:「部活と両立しながら医学部CBT合格」した先輩の秘訣 ㉘【医学部CBTバイブル──リーフェ医学情報の全50講】
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📊 本記事の構成
・7,000字/読了目安18分
・対象:部活や課外活動と医学部CBT対策を両立したい方
・読了後:部活を続けながら合格するための具体的な秘訣がわかります
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記事の概要
部活動を続けながら医学部CBT合格をつかんだ先輩の両立の秘訣を解説します。
練習や大会で忙しい中、限られた時間をどう使い、部活をどう学習に活かしたか。
部活を「言い訳」ではなく「強み」に変えた先輩のリアルな工夫を、時系列でお届けします。
「部活が忙しくて、医学部CBTの勉強時間が取れない」
医学部の部活動は、想像以上に時間と体力を消費します。
練習、大会、遠征、引退試合。これらと医学部CBT対策を両立できるのか、不安に感じる学生は少なくありません。
しかし、部活を続けながら医学部CBTに合格した先輩は数多く存在します。
重要なのは、部活を「学習の妨げ」と捉えるのではなく、両立の工夫と部活で培った強みを活かすことです。
この記事では、部活と両立しながら医学部CBT合格をつかんだ先輩の秘訣を、詳しく紹介します。
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先輩体験談1:医学部CBT一発合格者が「4月にやっておいてよかった」と語ること
先輩体験談2:「成績底辺から4ヶ月で医学部CBT合格」した先輩の勉強法
先輩体験談4:「実習・演習と医学部CBT勉強の両立」に成功した先輩の時間術
先輩体験談5:「独学で医学部CBT合格」した先輩が使った教材と勉強法
この記事で学べること
部活と医学部CBT対策を両立した先輩のリアルな時間の使い方
部活で培った強み(集中力・体力・チームワーク)を学習に活かす方法
部活と両立する人が陥りやすい失敗と、それを回避する具体的な工夫
著者:原田
所属:株式会社リーフェホールディングス 経営企画室 部長
資格・経歴:
法学部卒|政治学研究科 修士・博士|政治学者、政治学教員、学生指導歴20年以上
医学生に特化した個別指導塾「医学生道場」のファウンダー
自己紹介:
幼少期より病気がちで、こんにち無事に生活できているのは、医療とそれに関わる人たちのお陰です。将来の医療者として、社会に貢献できる医療系学生の方を積極的にサポートしていきます。
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はじめに
医学部CBT対策において、部活動との両立は、多くの学生が直面する課題です。
医学部の部活は、東医体(東日本医科学生総合体育大会)や西医体(西日本医科学生総合体育大会)といった大会に向けて、本格的に活動するものも多く、時間的・体力的な負担は決して小さくありません。
しかし、部活を続けながら医学部CBTに合格することは、十分に可能です。
むしろ、部活で培った集中力・体力・時間管理能力は、医学部CBT対策においても大きな強みになります。
重要なのは、部活を「学習を妨げるもの」と捉えるのではなく、両立の工夫を凝らし、部活で得た力を学習に活かすことです。
この記事で紹介する先輩Hさんは、部活動を続けながら医学部CBT合格をつかんだ実在する一例です。
Hさんの体験談には、忙しい部活生活の中で時間を捻出し、部活の強みを学習に転用した具体的な秘訣が詰まっています。
部活との両立に悩んでいる方にこそ、この記事を読んでほしいと願っています。
本論
先輩Hさんのプロフィールと両立の課題
Hさんは国立医学部の3年生でした。
運動部に所属し、週4〜5日の練習に加え、大会前は休日も練習や遠征がありました。
部活の中では中心的な役割も担っており、時間的な負担は大きいものでした。
Hさんが直面していた課題
週4〜5日の練習で、平日の夜の時間が限られる
大会前は休日も練習・遠征でつぶれる
練習後は疲労が大きく、長時間の学習が難しい
「部活を言い訳にしたくない」という葛藤
Hさんは当初、「部活が終わってから本格的に勉強しよう」と考えていました。
しかし、部活の引退は医学部CBT本番に近い時期であり、引退を待っていては間に合わないことに気づきました。
転機となった気づき
Hさんが両立に向けて動き出すきっかけになったのは、「部活を続けながらでも、やり方次第で合格できる」という気づきでした。
「部活を辞めるか、勉強を諦めるか、という二択で考えていた時期もありました。でも、両立している先輩を見て、『工夫すればできる』と思えました。そこから、限られた時間をどう使うかを真剣に考えるようになりました」
この発想の転換が、Hさんの両立の出発点になりました。
秘訣①:部活の時間を「固定の枠」として計画に組み込む
Hさんの両立の第一の秘訣は、「部活の時間を固定の枠として計画に組み込む」ことでした。
部活の時間を「動かせない前提」にする
Hさんは、部活の練習時間を「動かせない固定の枠」として、最初から学習計画に組み込みました。
部活の時間を削ろうとするのではなく、「部活はこの時間にある」という前提で、残りの時間をどう使うかを計画したのです。
「部活の時間を削ろうとすると、部活にも勉強にも身が入らない。だから、部活はやり切ると決めて、その上で勉強の時間を組み立てました」
残りの時間を可視化する
部活の時間を固定したうえで、Hさんは1週間の中で学習に使える時間を可視化しました。
平日:練習後の夜2〜3時間、すきま時間
部活のない日:まとまった学習時間
休日(大会・遠征がない日):集中学習
これにより、「いつ・どれだけ勉強できるか」が明確になり、限られた時間を計画的に使えるようになりました。
「部活があるから勉強できない」を手放す
Hさんが重視したのは、「部活があるから勉強できない」という発想を手放すことでした。
部活を固定の前提として受け入れ、残りの時間で最大限の学習をする。この発想の転換が、両立の土台になりました。
秘訣②:部活のオフ時間を最大限に活用する
Hさんの第二の秘訣は、「部活のオフ時間を最大限に活用する」ことでした。
すきま時間をQB演習に充てる
Hさんは、部活の合間や移動時間などのすきま時間を、QB Onlineの演習に充てました。
第19回の先輩Fさんと同様、すきま時間の活用が、忙しい中での学習量を支えました。
👇 第19回の記事はこちらからです
練習前後の待ち時間
遠征の移動時間(バス・電車)
練習の合間の休憩時間
「遠征の移動時間は、絶好の勉強時間でした。バスの中でQBを解くのが習慣になっていました」
部活のない日を「貯金」の日にする
部活のない日は、まとまった学習時間が取れる貴重な機会です。
Hさんは、この日を「学習の貯金日」と位置づけ、集中的に学習を進めました。
「部活がある日は最低限、部活がない日にまとめて進める。このメリハリで、トータルの学習量を確保しました」
疲れている日の最低ライン
練習で疲れ切った日は、無理をせず最低ラインの学習に留めました。
「疲れた日でもQBを5問は解く」という最低ラインを設定し、学習リズムを途切れさせないようにしました。
秘訣③:部活で培った集中力を学習に転用する
Hさんの第三の秘訣は、「部活で培った集中力を学習に転用する」ことでした。
短時間集中の習慣を活かす
部活では、限られた練習時間で成果を出すために、短時間で集中する習慣が身につきます。
Hさんは、この集中力を学習に転用しました。
「部活で『短い時間に集中する』ことに慣れていたので、勉強でも30分集中して一気に進めるのが得意でした。だらだら長時間やるより、短時間集中のほうが性に合っていました」
時間が限られているからこそ集中できる
Hさんは、時間が限られていることを、むしろ集中力を高める要因として活かしました。
「時間が無限にあると、逆に集中できなかったりします。部活で時間が限られているからこそ、『この30分でやり切る』という集中力が生まれました」
部活の目標達成の経験を活かす
部活では、目標を立てて達成に向けて努力する経験を積みます。
Hさんは、この経験を学習にも活かしました。
大会に向けて計画的に練習を積むように、医学部CBT本番に向けて計画的に学習を積む、
部活で培った目標達成のプロセスが、学習にも応用できたのです。
秘訣④:引退後の時間を見据えて逆算する
Hさんの第四の秘訣は、「引退後の時間を見据えて逆算する」ことでした。
引退時期から逆算する
Hさんは、部活の引退時期と医学部CBT本番の時期を見据えて、学習計画を逆算しました。
「引退するまでは、部活と両立しながら基礎を固める。引退後は、まとまった時間で一気に仕上げる。この見通しを立てたことで、焦らずに進められました」
引退前にやるべきことを明確にする
引退前の期間は、まとまった時間が取りにくいため、「すきま時間でできること」に絞りました。
引退前:QBの問題演習、暗記事項の確認(すきま時間中心)
引退後:弱点補強、模試の復習、本番形式の演習(まとまった時間)
時期ごとにやるべきことを明確にすることで、限られた時間を効率的に使えました。
引退後の追い込みを計算に入れる
Hさんは、引退後に学習時間が大きく増えることを計算に入れていました。
引退前に基礎を固めておけば、引退後の追い込みで一気に伸ばせる。
この見通しが、引退前の焦りを抑えました。
「引退前に完璧を目指さなくていい。引退後に伸ばせる、という見通しがあったから、部活も勉強も両方やり切れました」
秘訣⑤:部活仲間を学習の支えにする
Hさんの第五の秘訣は、「部活仲間を学習の支えにする」ことでした。
同じ立場の仲間と励まし合う
部活の仲間も、同じように両立に悩んでいます。
Hさんは、部活仲間と学習の悩みや進捗を共有することで、互いに励まし合いました。
「部活の仲間も同じように勉強と両立してる。『お互い頑張ろう』と言い合える存在がいたのは、大きな支えでした」
部活の先輩から両立のコツを学ぶ
Hさんは、すでに医学部CBTに合格した部活の先輩から、両立のコツを積極的に学びました。
同じ部活で両立を経験した先輩のアドバイスは、非常に実践的で参考になりました。
「部活の先輩は、同じ忙しさを経験している。だからアドバイスがリアルで役立ちました。『この時期はこう乗り切った』という具体的な話が、何より参考になりました」
仲間との学習がモチベーションになる
部活の仲間と一緒に勉強することで、モチベーションを保ちました。
第16回のモチベーション管理の記事でも解説したとおり、他者とのつながりは学習の継続を支えます。
部活という強いつながりが、学習のモチベーションにもなったのです。
👇 第16回の記事はこちらからです
部活と両立できる人とできない人の違い
医学生道場の指導現場では、部活と両立して合格する学生と、両立がうまくいかない学生の両方が観察されています。
両者を分ける違いは、Hさんの体験談からも見えてきます。
違い①:部活の時間を「前提」にできるかどうか
両立できる人は、部活の時間を固定の前提として受け入れ、残りの時間を最大限に使います。
両立できない人は、部活の時間を削ろうとして、部活にも勉強にも身が入らなくなります。
違い②:すきま時間を活用できるかどうか
両立できる人は、移動時間や練習の合間などのすきま時間を学習に活用します。
両立できない人は、まとまった時間がないことを理由に、すきま時間を活かせません。
違い③:引退後を見据えて逆算できるかどうか
両立できる人は、引退後の時間を計算に入れ、引退前は基礎固めに専念します。
両立できない人は、目の前の忙しさだけを見て、焦りに支配されます。
これらの違いは、才能や環境ではなく、「両立に向けた発想と工夫」の違いです。
結論&むすびに代えて
部活と両立しながら医学部CBT合格をつかんだ先輩Hさんの秘訣を振り返ります。
①部活の時間を「固定の枠」として計画に組み込む
②部活のオフ時間(すきま時間・部活のない日)を最大限に活用する
③部活で培った集中力を学習に転用する
④引退後の時間を見据えて逆算する
⑤部活仲間を学習の支えにする
Hさんの両立成功に共通するのは、「部活を言い訳にせず、むしろ強みに変えた」ことです。
部活で培った集中力・時間管理能力・目標達成の経験は、医学部CBT対策においても大きな武器になります。部活との両立は、決して不利な条件ではありません。
部活と医学部CBT対策の両立に悩んでいる方へ。
部活を辞める必要も、勉強を諦める必要もありません。
部活の時間を固定の前提として受け入れ、すきま時間を活用し、引退後を見据えて逆算する。
この工夫によって、部活をやり切りながら合格をつかむことができます。
部活で頑張ってきたあなたには、すでに両立に必要な力が備わっています。その力を学習に活かし、部活も勉強も両方やり切ってください。
次回の記事では「CBT放射線科・麻酔科の勉強法:効率よく得点源にする方法」をお届けします。
引き続き、リーフェ医学情報の医学部CBTシリーズをご活用ください。
👇 その他の記事はこちらから、医学部CBTのマガジン、50講です
FAQ
Q1. 部活が忙しく、平日はほとんど勉強時間が取れません。それでも合格できますか?
十分に可能です。
重要なのは、平日にまとまった時間が取れなくても、すきま時間を活用して「学習に触れ続ける」ことです。
移動時間や練習の合間にQBを数問でも解くことで、学習リズムを保てます。そして、部活のない日や引退後にまとまった時間で一気に仕上げる、というメリハリをつけることが鍵です。
平日ゼロにせず、少量でも毎日触れておくことで、部活のない日の学習効率も高まります。
Hさんのように、部活の時間を固定の前提として受け入れ、残りの時間を最大限に使う工夫をすれば、部活を続けながらでも合格は狙えます。
Q2. 部活の引退が医学部CBT本番に近く、引退後の時間だけでは不安です。どうすればよいですか?
引退前から「すきま時間でできること」を積み重ねておくことが大切です。
引退後にまとまった時間が取れるとしても、引退前に基礎をある程度固めておかないと、引退後の追い込みだけでは間に合わないリスクがあります。
引退前は、QBの問題演習や暗記事項の確認など、すきま時間でできることを継続してください。
引退後に弱点補強や本番形式の演習に集中できるよう、引退前に土台を作っておくイメージです。
引退時期と本番の時期を見据えて逆算し、引退前後でやるべきことを分けて計画することで、不安を軽減できます。
Q3. 部活で疲れて、勉強する気力が湧きません。どうすればよいですか?
疲れている日は、無理をせず「最低ライン」だけを守ってください。
「どんなに疲れていてもQBを5問だけ解く」という最低ラインを設定し、学習リズムを途切れさせないことが重要です。
5問なら数分で終わるため、疲れていても取り組めます。そして、部活のない日や体力に余裕がある日に、まとまった学習を進めるメリハリをつけましょう。
また、部活で培った「短時間集中」の習慣を活かし、疲れている日は短時間で集中して終わらせるのも有効です。
完璧を目指さず、疲れた日は最低ライン、元気な日に集中、というメリハリが、部活との両立を持続させる鍵です。
参考文献・出典
公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)公式サイト:医学系CBTの実施概要
株式会社メディックメディア「QB Online クエスチョン・バンク・オンライン」公式情報
文部科学省「医学教育モデル・コア・カリキュラム」
リーフェ医学情報・医学生道場 指導現場での観察事例
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