雨の日に体が痛くなるのはなぜ?原因と対策をわかりやすく解説
こんにちは。夢あかりです。
私が施術や鑑定をしている中で、特に多くの方から聞く悩みがあります。
「雨が近づくと体が痛くなる」
「なんだか気分も落ち込んでくる」
「これって気のせいじゃないの?」
そう感じている人は、決して少数派ではありません。
実際、天気が崩れる前や雨の日になると、膝や腰、肩などの痛みが増したり、頭痛がひどくなる人が多くいます。
「天気痛調査2020」によると、天気痛は平均週2日発症、5人に1人が生活への支障あり とあります。
その結果によると
・日本人の約6割が天気痛の自覚あり、女性は約8割が天気痛持ち
・症状第1位は頭痛。天気痛持ちの半数以上、女性は約6割が頭痛の症状あり
・発生頻度は平均週2日、約3割は週に3日以上症状あり
とあり、特別な人の話ではなく、ごく普通に起こりうる症状だということがわかります。
この記事では、なぜ雨の日に体が痛くなるのか、その原因を医学的な視点から分かりやすく解説しながら、今日からできる対策を紹介します。
雨の日に体が痛くなるのは「気圧の変化」が原因
私がまずお伝えしたいのは、雨の日の痛みは「気のせい」ではないということです。
天気の変化の中で、最も体に影響を与えるのが「気圧」です。天気が崩れる前、
空気が重く感じるのは、実際に気圧が低くなっている証拠です。
この気圧の変化によって、体の中の神経や血管、筋肉が反応してしまい、痛みを感じやすくなるという仕組みがあります。
気圧が下がると、体はストレスを感じ、自律神経が乱れやすくなります。その結果、血流が悪くなったり、筋肉がこわばったりして、痛みが生まれるのです。

特に影響を受けやすい人の特徴
私のもとを訪れる方の中で、雨の前日に痛みが強くなるという人に共通する傾向があります。
もともと関節に不安がある人(変形性関節症、リウマチなど)
交通事故やけがの後遺症が残っている人
自律神経が乱れやすい人(更年期、慢性的なストレスなど)
気象に敏感な体質を持つ人
このような人たちは、気圧の変化に体が過剰に反応しやすく、天気によって体調が左右されるのです。
医学でも認められている「天気痛」という現象
私が紹介したいのは、「天気痛(てんきつう)」という言葉です。
これは医学的にも注目されていて、最近では「気象病」と呼ばれることもあります。ペインクリニックなどでも、雨の日の前に来院する患者が増えるというデータがあるほどです。
とくに気圧が急に下がったときに、「交感神経」が過敏に反応し、血管を収縮させて血流が悪くなり、酸素不足になって痛みが強くなります。
また、気圧の低下によって、関節の内部にたまっていた水分やガスが膨張し、腫れを起こしてしまう可能性があるようです。
関節という場所は、ただでさえ血流の滞りやすい場所ですので、痛みも起こりやすいのですね。
古傷や手術跡がうずくのは本当だった
私が長年、訪問マッサージや鍼灸で関わってきた患者さんの中には、「昔のケガの場所だけが痛む」と話す方がよくいます。
たとえば、10年前に骨折した足首、出産後に痛みが残った腰、スポーツで痛めた肩など。
これらは医学的に見ても、「完治したように見えても、内部の組織が完全に回復していない」可能性があります。
組織がダメージを受けた部分は、血流が悪くなりやすく、気圧や気温の変化に対して敏感に反応します。
雨の日になると、そうした弱い部分が反応しやすく、痛みとして感じられるのです。
雨の前日、当日に痛みや不調を感じたときの対策
ここからは、私が実際にお客様にお伝えしている「雨の日の痛みをやわらげるセルフケア」を紹介します。
1. 湯船に浸かって体を温める
シャワーだけで済ませている方は、ぜひ湯船に浸かってください。お湯は38〜40℃くらいが最適で、10〜15分ゆっくり浸かるだけで血流が改善します。
特に雨の日は体が冷えやすく、筋肉がこわばって痛みが出やすいので、お風呂でじんわり温めることがとても効果的です。
2. 軽いストレッチと有酸素運動
ウォーキングやラジオ体操など、負担がかからない運動で、関節や筋肉の動きを保ちましょう。
痛い時に突然始める というよりは、常日頃から、血液の流れをスムーズにしておくことを目指します。
ストレッチは、20〜30秒を目安に、呼吸を止めずに行います。痛む場所を無理に伸ばす必要はありません。気持ち良いと感じる範囲で十分です。
3. 眠りの質を整える
私が大事にしているのは、「自律神経を整える時間を持つこと」です。
カフェインを夕方以降は控える、ゆったりとした音楽を聴くなど、心が静かになる時間を作ってください。
眠る前に、深呼吸などの呼吸法も良いです。吐くことからスタートです。
眠りが深くなると、交感神経の過剰な働きが鎮まり、痛みも和らぎます。
4. 鍼灸やマッサージで深部から整える
私が施術している中で、特に効果が高いと感じるのが「鍼灸マッサージ」です。
鍼には、痛みを感じている部分だけでなく、自律神経全体のバランスを整える力があります。マッサージも筋肉の緊張をほぐし、血行を良くする効果があります。
慢性的な痛みや、天気によって悪化する痛みには、こうした東洋医学の力がとても有効です。急性期の痛みにも、とっても良いですけどね。
「鍼灸マッサージに来なさい」とおっしゃる先生は多いと思いますが、
私の場合、「熱すぎないお灸を自分でやろう!!!」と言います。
慢性の痛みなら、なおさら、自分で自分の体をいたわるスキルを身につけると良いのです。
心地よい、やけどにならないお灸。 最近は、アロマ灸なるものも存在します。
セルフケアを教えることも、今後していく予定です。よろしければ、ご登録してくださると、今後のご案内を受け取りやすくなりますよ!
5. 患部の保温・加温の工夫
痛みが発生しやすくなるのは、十分な気や血がその場所に巡っていないことが多いため、まずは保温を意識してみる。
足なら、レッグウオーマー、肘にも、レッグウオーマーを代用できます。
首肩なら、スカーフやタオルスカーフ、マフラーを巻く、腰なら腹巻きをするなどの工夫。
それでも痛みがあるようなら、人にもよりますが、カイロを貼るという工夫も。ただし、夜間寝ている時や、糖尿病の方は、低温やけどの心配があるので、ご注意ください。
痛みが強い時は、患部のみを温めるので、夏でも痛みのある患部に使用することがあります。(天気痛に限らず 私の場合)
6. 雨が続く時は、体の中の水分のための食事に気をつける
東洋医学(中医学)では、食べ物による影響を考えます。例えば、甘いもの+油を含むもの、辛いもの、油物、酒類のアルコールの過剰摂取は、痰湿(たんしつ)を体内に生じさせます。
痰湿とは、体にとって必要以上の水分がたまってしまっている状態で、東洋医学独自の考え方です。
体に湿熱が増えると、口の中の舌の上に、苔(こけ)=白いもの が増えるので、
鏡で自分でもチェックできます。
湿熱が溜まると、体が重だるくなったりします。
お酒を多く飲んだ翌日に、鏡の前で、ご自分の舌の色の状態をチェックしてみるのもいいですね。コケが多くなりがちです。
もしくは、舌のサイズが大きくなって、歯形がついて、舌のふちが、ナミナミの形になる人もいます。
気分の落ち込みも「気象のせい」だった?
雨が続くと、なんとなく気分が沈んでしまう。人と話す気にならなかったり、やる気が起きなかったり。
私もそんな日があります。でもそれは「心が弱いから」ではありません。
気圧の低下は、体だけでなく「心」にも影響を与えます。脳内のホルモンバランスが崩れ、セロトニンが不足しやすくなるため、憂うつな気分になりやすいのです。
だからこそ、雨の日は「無理に元気になろう」とせず、「今日はゆっくりでいいんだ」と受け入れることが大切です。
気分が塞ぎがちな時は、エッセンシャルオイル(天然100%のアロマオイル)で、
気分を明るくするのも1つの方法です。柑橘類の香りは、気分を明るくさせやすいです。
痛みは「体からのサイン」
私が大切にしている考え方があります。
それは、「痛みは悪いものではなく、体からのサイン」ということです。
痛みがあるということは、「今の生活に負担がかかっているよ」「少し休んでね」と体が教えてくれているのです。
雨の日の痛みや不調も、あなたの体が何かを伝えようとしているサインかもしれません。
痛みが強く続くと、気分も落ち込みがちになるので、痛みのコントロールと
心のコントロールにチャレンジしてみてください。
え?漢方薬?
先日、こんなのを見つけました。 買ってもないし服用したことはないです。
頭痛・だるさ・めまい・むくみなどの、低気圧などによる複数の不調を改善する漢方薬です。ネーミングも素敵で、テイラック。
ビャクジュツを用いた五苓散(ごれいさん)ー水分バランスの調整をするお薬
お薬なので、詳しくは薬剤師にお尋ねください。
漢方薬は、本来は症状で処方ではなく、体質を見て処方されるものなのです。
でも、こんな商品名で売り出すほどの需要があるのだと、改めて思いました!!!
まとめ|天気と痛みの関係を知って、心も体も整える
雨の日の痛みは「気圧」「気温」「湿度」が影響しています。
気圧の低下で交感神経が乱れ、血流が悪くなり痛みが生じます。
古傷や関節が痛むのは、組織の回復が不完全なためです。
湯船、運動、睡眠、鍼灸、保温加温、食事の質、セルフケアなどで整えることで、痛みを和らげることができます。
雨の日の気分の落ち込みには、天然のアロマと深呼吸がおすすめです。
今日の天気に、体が反応しているだけです。自分の体の声を聞いて、少しでも心地よく過ごせるように整えていきましょう。私はそのお手伝いを続けていきます。
長文お読みいただきまして誠にありがとうございます🌸
(参考文献)
1)「天気痛調査2020」
全国1.6万人と実施した「天気痛調査」の結果を公開天気痛は平均週2日発症、
5人に1人が生活への支障あり~症状緩和策にかける費用は佐賀県がトップ、
痛くても我慢する県トップは青森県~
2)気象関連性疼痛のメカニズムと治療戦略:臨床の現場では
伊達 久/山城 晃/渡邉 秀和
仙台ペインクリニック
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