【予備試験】令和8年予備試験短答式お疲れ様でした!~自己採点から論文対策までの過ごし方~
7月19日、本日、令和8年予備試験短答式試験を受験された皆さん、本当にお疲れ様でした。(投稿タイミングではまだ予備試験は終わっていませんが…)
司法試験の方も長丁場お疲れ様でした。本記事では予備試験対策について書きます。司法試験の方向けには別途再現答案に関する記事を明日公開予定です!
朝から夕方までの長丁場、しかも7科目+一般教養。まずは自分をねぎらってください。今日はもう勉強しなくて大丈夫です。この記事では、短答式が終わった今日からの過ごし方を、点数帯別にまとめます。
第1 まずは解答速報に入力を
各予備校が解答速報を出しますので、なるべく早く自己採点をしてください。主な解答速報は以下のとおりです。
1 LEC
2 アガルート
(本日17:30~公開予定。法律科目のみで、一般教養は法務省の公式発表待ちです)
3 伊藤塾
(無料の自動採点サービスに参加すると解答速報を閲覧できる方式です)
4 辰已法律研究所
※公開前ですが、リンク張っています。
「怖いから見たくない」という気持ちはよくわかります。
ただ、短答式の合格発表は8月6日(木)です。そして論文式試験の本番は9月12日(土)・13日(日)。
発表を待ってから論文対策を始めたのでは間に合いません。自己採点の結果次第で、今後の動き方が変わるので、ここは早めにやってしまいましょう。
なお、解答速報は各社で割れることがあり、確定までに多少変動します。今日の点数は「暫定値」と割り切ってください。そのため、変動を考慮して3社程度入力することをおすすめしています。
第2 まずは今日・明日はしっかり休む
明日は月曜日ですが海の日の祝日のため休みです。
これまで、短答式に向けて緊張状態が続いていたはずです。ですのでまずは休みを入れましょう。ここで一度リセットしないと、論文までの約2か月が持ちません。むしろ、このタイミングで休んでおかないと本番まで休みはそうそう取れません。夏の長丁場ですのでここで少しリフレッシュは大事です。
択一がだめだったとしても早期のスタートダッシュのためには今軽く休んでおいた方がいいと思います。
もっとも、「合格している前提で一日でも早く動きたい」という方は勉強再開でもOKです。軽く論文の勉強を再開しましょう。
ロー生の方は定期試験対策もあるでしょうから、そちらを優先してください。来年司法試験を受験できるようにすることが次の目標です。
第3 自己採点の目安(270点満点)
1 172点以上
過去の短答式の合格点の最高は170点(平成25年~27年)です。つまり自己採点の結果が172点以上なら、解答速報に大きな変動がなければ、合格と考えて動いて問題ありません。
早速論文モードに切り替えましょう(→第5へ)。
※くり返しになりますが、今日明日くらいは休みましょう。
2 160点以上
直近の合格点は令和7年が159点、その前も150点台後半~160点台で推移しています。160点以上あれば合格の可能性は十分ありますので、論文対策を視野に入れて動いてください(→第5へ)。
3 160点に届かなそうな方
結果をみると今年は厳しかったかもしれません。158点くらいだと回答がずれて合格する可能性もありますが、低いでしょう。
そのため、来年に向けて今やるべきことを考え決めていきましょう(→第6へ)。
第4 今年の問題の復習は「1週間後に軽く」でOK
見落としがちなのが、今年の択一問題の復習を忘れることです。自分が受験した年の問題は復習しない人が多い。
実際に解いて間違えている以上、問題の読み間違いや知識の不正確や不足があったことは間違えありません。同じ知識が2か月後の論文で出題されてミスをする…というような事態は避けたいので、復習しましょう。
もっとも正確な回答は短答の合格発表後なので現時点で参考にできるものは解答速報のみです。そして、解答速報は変動もあり、ある程度固まるのは1週間くらい先です。また、信用できる解説も当然まだない。
ですので、復習するといっても深入りせずに、軽く間違えた問題を確認する程度でOkです。
ここでの復習は「知識を確認する程度」で構いません。勘違いしている判例や知らない知識があれば吸収しましょう。
問題文は必ず捨てないでしっかり分析しましょう。捨てるとわからなくなるので要注意です。
第5 合格していそうな方へ~論文対策の方向性
詳細は別記事で書く予定ですが、要点だけ。
なお、以下はあくまで一般論で、優先順位は個別事情によって変わります。何から手をつけるべきか迷う方、ターゲットを明確にしたい方は相談してください。
1 まず書き始める
過去に論文式を受験したことがある方は、昨年までの反省点を確認しつつ、とにかくまず1通書いてください。「知識を入れ直してから書く」ではなく「書きながら知識を入れ直す」が正解です。走りながら思い出していきましょう。
書く素材は司法試験や予備試験の過去問でOKです。
過去問をやってこなかった方は、この機会に必ずやりましょう。どの問題から手をつけるか迷う方は、こちらのシリーズを参考にしてください。
そして書いた答案は、必ず誰かに読んでもらってください。答案は読み手がいて初めて完成します(私も指導します!後述)。
また、書くときは当然CBT対策として、環境を整えてPCで書きましょう。
2 選択科目・実務基礎が遠のいていた方はそこから
短答対策で基本7科目に集中していた分、選択科目や法律実務基礎科目から離れていた方も多いはずです。この2つは短答にない分だけ後回しになりがちですが、論文では確実に出ます。遠のいていた自覚がある方は、まずここから再開してください。
3 CBT対策と情報収集
令和8年の予備試験は、論文式からCBT方式(パソコンでの受験)になります。すでに同時で行われていた令和8年司法試験がCBTで実施されていますので、受験された方の感想や体験談をネットで収集しつつ、受験方法の対策をしておきましょう。
私もできる限り教え子から情報を集めて記事にする予定ですが、速報性が大事です。X(旧Twitter)などで確認してみましょう。
4 予備校の模試や答練について
予備校の模試や答練は必須ではありません。これまでの過去問を書いて添削を受けるほうが優先です。
もし受けるなら、会場に注意してください。模試や答練によってはCBTセンターではなく、自分のPCを持ち込む会場のものがあります(そちらの方が多数かも?)。
その場合は本番環境の再現度が落ちるので、CBTセンターかそれに類する施設で受けられる模試を探すことをお勧めします。
予備校の答練や模試を受ける前にまずは過去問や自身でやってきた問題集などをやりましょう。
5 できれば今年(令和8年)の司法試験の問題をやる
直近の司法試験の問題は、出題傾向を知る上で最良の素材です。
特に172点以上で合格がほぼ確実な方は、今年の司法試験の問題を軽くやりつつ論文対策に入るのがお勧めです。
ネタバレを見る前に論点を発見できるか?条文を発見できるか?というレベルくらいはやっておいて損はありません。来年司法試験を受ける方なら、今のレベルを把握するうえでも最上に素材です。
このあたりの考え方の詳細は以前こちらの記事に書きました。
タイトルだけだと分かりにくいので補足すると、「直近の司法試験の問題ははやめに解いておこう」という趣旨の記事です。
今年の問題が公開されたら、解答速報やX(旧Twitter)上の議論でのネタバレを見る前に、まず自分で書いてみてください。
第6 今回は厳しそうだと思う方へ
1 ここで立ち止まらない
まずはお疲れ様です。絶対論文に行くぞという思いで受けた方は非常に悔しいと思います。来年以後の最終合格を目標にやり続けるほかありません。
一番ダメなのは、ここで勉強がストップしてしまい、停滞することです。休むのはOKです。ただ、「いつから再開するか」だけは決めておいてください。
「来年7月だからまだある。」と思っているとあっという間です。来年に向けてスタートダッシュを決めていきましょう。
怖い話をすると、ここで継続できないと、受験期間が長くなる可能性もあります。以下の内容で考えつつ、何をやるか決めていきましょう。
2 インプットをまず終わらせる
今回の短答試験までに、試験範囲がまだ終わっていない科目、今回解けなかった分野があれば、それを終わらせることが最優先です。
特に1回目の受験だった方は、インプットが一周終わっていないケースが多いはずです。早期にインプットを終わらせる意識を持ってください。早期にインプット→択一論文のアウトプットという流れを作りましょう。来年は択一と合わせ論文も必ず合格する。そのための論文対策としても、まずはインプットの早期完了です。
また、基本7科目以外の選択科目・実務基礎も同様で、早期にインプットを終えておくのがよいです。
逆に時間のある夏の間に手付かずであれば着手して完了させるくらいの認識で取り組みましょう。
3 ロー入試が控えている方
今年ロースクールの既修者を受ける方は、残念ながら休みはそこそこにして、すぐにロー入試対策に切り替えてください。
やることは過去問です。ロースクールに進学できれば司法試験受験の確度は上がります。その選択肢を育てるためにも、予備試験論文受験と同じだと思ってやり切りましょう。
第7 直前個別指導、やります
論文式までの直前期、個別指導を募集します。
・対象:3名程度(今年の予備試験論文受験予定の方)
・期間:9月末までの2か月分
・料金:8.8万円
・答案通数:応相談(「何をすべきか?」の相談からでOKです)
指導はLINEでのオンライン通話が基本です。答案はワードファイルでGoogleフォルダ上に提出してもらいます。
日々の疑問やスケジュールの相談何をするべきか?等の質問はLINEでいつでも可能です。直前期の不安を少しでも解消していけるようにサポートします。
なお、受講される方には論文式試験終了後、再現答案の提出(ワード記載のもの)をお願いしています。合否の可能性判定と今後の指導方針の検討のために必須ですので、ご了承ください。
ご興味のある方は、以下のリンク先から受講相談をお願いします。
TwitterやnoteのDMでもOKです。
第8 おわりに
繰り返しになりますが、まずは今日までお疲れ様でした。明日はゆっくり休んで、火曜日からまた一緒に頑張りましょう。
PS
この記事の投稿後に、都内の択一試験の会場にいきます!久々に受験の雰囲気を、もしかすると最後になるかもしれない雰囲気を見ていこうと思います。Twitterなどで詳細書きますのでよければお会いしましょう。
昨年も同様の記事を書いたのですが、使っている画像がまさかの同じでした笑
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします!いただいた費用は新規の基本書の購入,子供のものを買う,奨学金返済などなどに回していこうと思います!