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妻にNGを出され続けた懸垂台、こうして手に入れた

置き場所問題を、筋トレ問題ごと解決した話

我が家には、自転車置き場兼懸垂台がある。
この二つが同じ場所に存在しているのには、理由がある。

きっかけは、公園の鉄棒だった。
数年前、ある理由からトレーニングを始めた。
最初は腕立て伏せ、スクワット、腹筋。家でできることを淡々と続けていた。でも、体は慣れる。続けるほどに、もっと強い刺激が欲しくなってくる。
そんな時に出会ったのが、懸垂だった。
近所の公園の高めの鉄棒にぶら下がり、試しにやってみた。
——2回が限界。
たった2回。でも、腕も背中も腹筋も、全部が悲鳴を上げた。負荷の次元が違った。
「これ、自宅でできたら最高じゃないか」
そう思った私は、すぐに妻に相談した。
「懸垂台、買っていい?」

返事は早かった。
却下。
「そんなスペース、うちにはない」
確かにその通りだった。室内に置けば邪魔。庭に置いても存在感が強すぎる。しかも懸垂台は意外と高い。
でも、引き下がるわけにはいかない。

自転車が入りきらない問題が、突破口になった
子どもが3人になると、乗り物も増える。
子ども用自転車、キックボード、ストライダー。大人用もある。
倉庫に全部入らない。無理やり詰め込めば出し入れが面倒になる。雨ざらしにすれば傷む。
でも、その時ふと思った。
これはチャンスかもしれない。
我が家の裏庭には、使っていない畑スペースがある。

裏庭の畑

そこに単管パイプで自転車置き場を作れば、全部解決する。
私はすぐに妻にプレゼンした。
• 自転車置き場として使えること
• 倉庫がスッキリすること
• 外注なら十数万円
• DIYなら6万円前後
返事は、意外なほど早かった。
即決。
「それなら、いいんじゃない?」

ここまでは、完全に自転車置き場の話だった。
でも、私の頭の中には、別の計画もあった。
どうせ単管で柱を立てるなら。どうせ横にバーを渡すなら。どうせなら——懸垂できるようにしたい。
ただ、それを正直に言うと話がこじれる気がした。
だから私は、材料を少しだけ多めに見積もった。
そして、余った単管とクランプで、こっそり懸垂バーを追加することにした。

DIYスタート
用意した材料
• 単管パイプ
• 直交クランプ・自在クランプ
• 屋根下地材(ツーバイフォー)
• 屋根材(オンデュリン)
• セメント、砂
• 塗料、刷毛
• 砂利

まず最初にやったのは、単管のカット+塗装。そして柱を立てる位置決め。
ここがズレると、後から全部ズレる。
地面を掘り、単管を固定していく。最後にコンクリートで根固め。

掘削、柱位置決め

トロ箱4杯分のコンクリートを撹拌して打ち込む。
普段やっているトレーニングより、遥かにきつかった。
(筋肉痛が3日続きました)

柱根固め、地盤改良
骨組み完成!

柱が立つと、一気にそれっぽくなる。自転車置き場というより、ちょっとした秘密基地のような佇まいが出てきた。

次に屋根の下地を加工して設置。

屋根下地設置
完成!
完成!反対側から

屋根を取り付け、砂利を敷き詰めて完成。
そして最後の最後に、私は自然な顔をして懸垂バーを追加した。ついでにディップスバーも。

完成したものを見た妻は、すぐに気づいた。
「……これ、懸垂するやつだよね?」
私はごまかさなかった。というか、もうごまかせなかった。
「うん」
少し呆れた顔をしていたけど、最後は笑っていた。

「ついで」が、DIYを強くする
懸垂台だけなら、きっと今も却下されたままだったと思う。
でも、自転車置き場という**家族に必要なものの”ついで”**にしたことで、実現できた。
DIYって、こういう「ついで」が強い。
収納を作るついでに、便利にする。庭を整えるついでに、遊び場を作る。必要なものに、自分の楽しみを少し混ぜる。
それだけで、暮らしはちょっと面白くなる。

もちろん、今もやってます


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