氷河期世代の私が、20年遠回りして辿り着いた『最強の家庭教育』
正直、パチンコや競馬より、インデックス投資の方がよほど「地味」です。
当たった外れたの興奮もない。
周りと盛り上がることもない。
毎日結果が見えるわけでもない。
だから、若い頃の自分がそっちに流れたのもわかります。
仕事終わりにパチンコ。
休みの日は競馬。
酒、タバコ、麻雀。
周りもみんなそうだった。
自分だけ違う選択をするなんて、考えもしなかった。
でも今振り返ると、あの頃の自分は「お金を失うこと」に鈍感だったのに、「お金を増やすこと」には妙に慎重でした。
パチンコで数万円負ける。
競馬で外す。
飲み会で消える。
それは簡単に受け入れられるのに、毎月1万円を積立投資に回すことには、不安ばかり感じていた。
不思議に思えるけど、実はそれが人間の本能なのかもしれない。
パチンコの負けは「娯楽費」として脳が処理する。でも投資の損は「失敗」として刻まれる。だから怖い。
私はいわゆる氷河期世代です。
就職難、リーマンショック、新型コロナ。
世代間格差も含めて、何度も時代の波をまともに受けてきました。
それでも当時は、「仕事を頑張れば、そのうち報われる」と本気で思っていました。
苦しいなら、もっと働く。
給料が少ないなら、残業する。
将来が不安なら、我慢する。
そうやって、ずっと自分をすり減らしていました。
私は30歳頃までに800万円の貯金をしました。
でも、それは「貯めただけ」です。
お金を眠らせるのは、時間を捨てることだと
気づいたのは随分あとからです。
もし、その半分でも運用に回していたら。
もし、20代の頃に積立投資という考え方を知っていたら。
考えても仕方ないとわかっていても、考えてしまいます。
もちろん、当時と今では環境が違います。
今のようにスマホ1つで証券口座を作り、優良なインデックスファンドを買える時代ではありませんでした。
でも、やはり大きかったのは「知っていたか、知らなかったか」です。
知識があれば、選択肢が増える。
知らなければ、目の前の消費と、なんとなくの貯金だけで終わってしまう。
私は結婚して、子どもが生まれて、家を建てて。
そこではじめて、本気でお金について考え、ようやく投資に辿り着きました。
20年の遠回りです。
でも、だからこそ思います。
なぜ、お金の知識は、ここまで自分で必死に調べないと辿り着けないのか。
なぜ、学校では教えてくれないのか。
なぜ、家庭でも話題にならないのか。
私は結局、1つの結論に辿り着きました。
これからの時代、本当に子どもに必要なのは、「いい大学」や「安定した会社」だけではない。
お金との向き合い方を、家庭で自然に学べること。
それこそが、現代における『最強の家庭教育』なのではないでしょうか。
あなたは、自分の子どもに「投資は危ない」と教えますか。
それとも、「知らないことの方が危ない」と教えますか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事の出来事は過去の話ですが、振り返るたびに当時の景色や感情がよみがえります。
同じような経験をした方がいたら、とてもうれしいです。
▼過去記事はこちらにまとめています
現場監督時代の話、家族の話、お金の話など、実体験をもとに綴っています。
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