私が“人間”じゃなくなった日 🔥5 🔴
⚠️子どもへの強い言葉による
脅し、パニック状態の描写、心身の反応の
具体的な記述あり
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その日、私ははっきりと理解した。
自分が“人間として扱われていない”ということを。
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小学生の私にとって、
家はいつも緊張と恐怖に満ちていた。
父も母も怒鳴り続け、
泣いても叫んでも、その怒りは止まらなかった。
この日、私の何が親を怒らせたのか、
その理由は曖昧だ。
いつもの「勉強しない」といったような理由だったように思う。
私はいつものように母に小言を言われていた。
ただ、ふとした瞬間――
母が突然立ち上がり、私を引きずり倒した。
父に引きずられることはあったけれど、母にそれをされるのは初めてだった。
私は、心のどこかで”お母さんは私の味方“
だと信じていた。
けれどその瞬間に、うっすらとしたその感覚は、
一気に弾け飛び、砕け散った。
うつ伏せになった私のお尻を、
母は何十回も叩き続けた。
母は、叩きながらなにか言っていた。
「こうしないと分からない」「あんたはなんでこんな·····」
一定のリズムで繰り返される痛み。
私は大声で「やめて!やだ!」と叫んだ。
逃げようとして暴れたけれど、
母は私の体を強く掴んだまま叩き続けた。
何回も、何回も、何十回も。
その最中、足音が聞こえた。
目を閉じていてもわかる。
全身がゾワッと逆立つ――父の足音だった。
母の手が緩んだ瞬間、私は逃げようとした。
でも父が追いかけてきて、
仏壇の前に私を引きずり倒した。
「お前みたいな奴はこうしないとわからない。
犬や猫と一緒だ。」
父のその言葉が耳に刺さる。
目の前が真っ白になった。
何が起こっているのか理解できなかった。
逃げたいのに、体が動かない。
抑えつけられたまま見上げた先で、父が仏壇の線香を取り出す。
シュッ
父が持っていたライターに火が灯り、
線香が赤く光る。
その瞬間、その火がまるで地獄への鍵みたいに恐ろしく見えた。
線香に火をつけるということは、このあと何が起こるのか――。
考えたくないけれど、最悪の想像ばかりが頭をよぎる。
「こうしないとわからないんだ。」
父は赤くなった線香を私の体へ近づけた。
私はむき出しの足を必死にばたつかせ、
声にならない悲鳴を何度もあげた。
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その時、線香を押し当てられたのか、押し当てられなかったのか――。
詳しいことは覚えていない。
痛みを感じたのかどうかすら曖昧だ。
ただ一つだけ、強烈に覚えているのは、
目の前に迫る赤い火、
足に向かって近づく線香。
そして馬乗りになって私に迫る、父の姿。
一緒に私の体を押さえつける母の顔。
なぜ怒られたのかよりも、
何が悪かったのかよりも――
線香の赤い火と、
押し当てられた時の恐怖。
それだけが、まるで爆発物のように
私の頭の中に今でも残り続けている。
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🫧この形の私

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