【独自】「緊急性ない」「捜査中を勘案」 小平市教諭逮捕の緊急質問、非公開を求めた各会派の“言い分”判明
入手した「緊急質問」の通告書
性的姿態等撮影未遂の疑いで小平市立中学校の40代男性教諭が逮捕された事件を巡り、伊藤央・小平市議(一人会派と維新の会)が提出した市側への「緊急質問」の通告書を、ローカルメディア「ミエルカイ首都圏」は入手した。
緊急質問の内容は、以下の通り。
1・報道によれば、市立学校に勤務する教員が性的姿態等撮影未遂の疑いで逮捕されたとされている。本件について、市が把握している事実関係を伺う。
2・市教育委員会は本件を把握して以降、どのような調査及び事実確認を行ったのか伺う。
3・児童・生徒が被害者となっている可能性について、どのような確認を行ったのか伺う。
4・保護者及び市民に対する情報提供について、市及び教育委員会の考えを伺う。
5・今後の再発防止及び服務規律の徹底について、市長及び教育委員会の見解を伺う。

6月26日、議会運営委員会での協議
緊急質問の提出を受け、本会議での質問を許可するか否かについて、小平市議会は6月26日に議会運営委員会を開き協議を行った。その際の各会派による協議の発言内容について取材で明らかになった。
緊急質問が提出された前日の25日には、白倉克彦小平市教委教育部長が全議員宛てに送付した文書の中で「SNSによる情報発信等は控えていただきますようお願い申し上げます」と記載し、事実上の“かん口令”を敷いていたことも判明している。
共産は支持も、自公など多数派の反対で「否決」
日本共産党が「再発防止の観点から緊急性がある」と公開での追及を支持した一方で、自民・公明をはじめとする他会派は「捜査中」「緊急性はない」と軒並み後ろ向きな姿勢を示し、結果として本会議での緊急質問は否決(不許可)となった。
当日の主な発言内容は以下の通り(発言者順)
■ 緊急質問に「反対・慎重」の立場をとった会派の主な発言
深谷 幸信 議員(自民党小平政和会) 「あえて、ここで公開の緊急質問という形でなくてもよい。捜査中で答弁が得られにくいところも勘案すると、公開の緊急質問という形でなくてもいいのではないか」
橋本 孝二 議員(市議会公明党) 「逮捕事案であり、議会としての緊急性はないものと思う」
川里 富美 議員(フォーラム小平) 「刑事事件となっている。それを議会でするというのは、緊急性が高いかというと、そうではないと判断する」
柴尾 ひろみ 議員(生活者ネットワーク) 「緊急性はないと考える。まだ捜査中ということで、議会として緊急質問の必要はない」
■ 緊急質問に「賛成」の立場をとった会派の主な発言
鈴木 だいち 議員(日本共産党小平市議団) 「再発防止の観点から緊急性があると判断する。本件関係者のプライバシーには最大限配慮する上で、必要があるのではないか」
■ 提出会派からの主な発言
石津 はるか 議員(一人会派と維新の会) 「すでに報道が出ている。保護者や市民からも不安の声が出ている。逮捕から2週間近くが経過している点からも、市民が安心して生活を送る上で状況の報告の必要もある」
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